【日本にっぽん株かぶ週間しゅうかん見通みとおし】「高市たかいちトレード」は一旦いったん巻まき戻もどし　石破いしば氏しの政策せいさくを見極みきわめる展開てんかいに

　今週こんしゅうは、米べい雇用こよう統計とうけいなども重要じゅうようだが、やはり石破いしば氏しによる党とう人事じんじや政権せいけん構想こうそうなどが注目ちゅうもくとなろう。石破いしば氏しは総裁そうさい選せん中ちゅう、2026年度ねんど中ちゅうの「防災ぼうさい庁ちょう」構想こうそうのほか、地方ちほう創そう生せいを掲かかげ、東京とうきょう一いち極きょく集中しゅうちゅうの是正ぜせいのため地方ちほうへの企業きぎょう進出しんしゅつを促うながす制度せいどを唱となえていたことから、災害さいがい関連かんれん銘柄めいがらや地方ちほう創そう生せい関連かんれん銘柄めいがらに物色ぶっしょくが向むかいそうだ。さほど物色ぶっしょくされていなかったセクターのため中小ちゅうしょう型がた株かぶから大型おおがた株かぶまで幅広はばひろく関心かんしんが向むかう可能かのう性せいはある。

　一方いっぽう、市場いちばが警戒けいかいするのは、一部いちぶ企業きぎょうへの法人ほうじん増税ぞうぜいや金融きんゆう所得しょとく課税かぜいの強化きょうかだ。新あたらしいNISA（少額しょうがく投資とうし非課税ひかぜい制度せいど）やiDeCo（個人こじん型がた確定かくてい拠出きょしゅつ年金ねんきん）はそのままの方針ほうしんを打うち出だしていることで、岸田きしだ政権せいけんが掲かかげた「資産しさん運用うんよう立国りっこく」の大枠おおわくは変かえないとの見通みとおしだが、金融きんゆう所得しょとく課税かぜいの強化きょうかに対たいする市場いちばのアレルギーは大おおきい。225ナイトの急落きゅうらくもこの辺あたりを織おり込こんでいると推測すいそくする。

　今後こんご、石破いしば政権せいけんが発足ほっそくし、どのような政策せいさくを掲かかげるのか見極みきわめが必要ひつような状況じょうきょうだ。関連かんれん銘柄めいがらへの個人こじん投資とうし家かを中心ちゅうしんとした買かいは向むかいそうだが、海外かいがい投資とうし家かによる腰こしの据すわった投資とうし資金しきんの流入りゅうにゅうはいったん手控てびかえられよう。

　今週こんしゅうにかけては、国内こくないでは9月30日にちに8月がつ小売こうり業ぎょう販売はんばい額がく、百貨店ひゃっかてん・スーパー販売はんばい額がく、鉱工業こうこうぎょう生産せいさん（速報そくほう値ち）、住宅じゅうたく着工ちゃっこう件数けんすう、10月1日にちに8月がつ雇用こよう統計とうけい、第だい3四半期しはんき日銀短観にちぎんたんかん、2日にちに9月がつマネタリーベース、消費しょうひ者しゃ態度たいど指数しすうなどが予定よていされている。

　海外かいがいでは、9月30日にちに中なか・9月製造せいぞう業ぎょうPMI、サービス業ぎょうPMI、財ざい新しんサービス業ぎょうPMI、財ざい新しんコンポジットPMI、独どく・8月小売こうり売上うりあげ高だか、英えい・第だい2四半期しはんき実質じっしつGDP（確報かくほう値ち）、経常けいじょう収支しゅうし、9月ネーションワイド住宅じゅうたく価格かかく指数しすう、8月消費しょうひ者しゃ信用しんよう残高ざんだか、マネーサプライ、独どく・9月消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすう（速報そくほう）、米べい・9月シカゴ購買こうばい部ぶ協会きょうかい景気けいき指数しすう（PMI）。

　10月1日にちに豪ごう・8月小売こうり売上うりあげ高だか、トルコ・9月製造せいぞう業ぎょうPMI、欧おう・9月消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすう（概算がいさん値ち速報そくほう）、米べい・9月製造せいぞう業ぎょうPMI、8月がつJOLTS求人きゅうじん件数けんすう、9月がつISM製造せいぞう業ぎょう景気けいき指数しすう、2日にちに欧おう・8月雇用こよう統計とうけい、米べい・9月がつADP雇用こよう者しゃ数すう、週しゅう次じ原油げんゆ在庫ざいこ、3日にちに豪ごう・8月貿易ぼうえき収支しゅうし、米べい・週しゅう次じ新規しんき失業しつぎょう保険ほけん申請しんせい件数けんすう、9月コンポジットPMI（確報かくほう値ち）、サービス業ぎょうPMI、8月製造せいぞう業ぎょう新規しんき受注じゅちゅう、耐久たいきゅう財ざい受注じゅちゅう（確報かくほう値ち）、9月がつISM非ひ製造せいぞう業ぎょう景気けいき指数しすう、4日にちに米べい・9月雇用こよう統計とうけいなどが予定よていされている。