ファミリーレストランの定番メニュー・ハンバーグ。しかし、中には「ファミレスでは絶対にハンバーグを頼まない」と主張する人もいるという。いったいどういうわけだろうか?
都内に住む30代の男性会社員・Aさんは、1週間に少なくとも2~3回はファミレスを利用するヘビーユーザー。自宅近所に3つの異なるファミレスチェーン店があり、その3店舗をローテーションしている。
「ちょうど最寄り駅から自宅に帰る途中に3店舗あるので、いつも仕事帰りに寄って夕食を摂っています。どのファミレスもメニューの最初の方にハンバーグが載っていて、“ハンバーグ推し”なのは分かるんですが、まず注文することはありません。私が注文するのは、パスタ、カレー、オムライスのどれかです」(Aさん)
Aさんがハンバーグを頼まないのは、なぜなのか。
「簡単に言えば、ファミレスのハンバーグメニューには、ライスやパンなどの炭水化物がついてこないから。ファミレスのハンバーグって、実はそんなに安いメニューではないのに、さらにライスセットなんかをつけると、ちょっと高く思えてしまうんです。そういう意味では、ハンバーグだけでなく、ステーキや鶏肉のグリルなんかも炭水化物がついていないので、注文しません」(Aさん)
本当にハンバーグは割高なのだろうか? ファミレスチェーン『デニーズ』のメニューを見てみると、もっとも安いハンバーグは『和風ハンバーグ』で686円(税別、以下同)。単品のライスは199円なので、合わせると885円となる。
一方、パスタで一番安い『All Beef のミートスパゲッティ』は単品で686円、オムライスで一番安い『とろ~り卵とチーズのオムライス』は784円となっている。また、カレーメニューでは『スパイス香るデリーチキンカレー』と『十六穀米のベジタブルカレー』がいずれも799円だ。