ソフトバンクは残念ざんねんながら5ねんぶりの交流こうりゅうせん優勝ゆうしょうのがしたが、12しょう6はいの2着実ちゃくじつ貯金ちょきんやした。ペナントレースは首位しゅい独走どくそう。2ロッテとは9ゲーム交流こうりゅう戦前せんぜんは2日本にほんハムと4・5だった。柳田やなぎだ負傷ふしょう離脱りだつがあったにもかかわらず、盤石ばんじゃくたたかいぶりとっていい。

リーグせん再開さいかいにも、おおきな不安ふあん要素ようそ見当みあたらない。になるのは、先発せんぱつじんのイニングすうすくなさか。現時点げんじてん規定きてい投球とうきゅうかいたしているのは有原ありはら(76かい2/3)とモイネロ(76かい)の2人ふたりだけ。開幕かいまくから6連戦れんせんがほとんどなく、きびしい日程にっていではなかった。2人ふたりくわえ、先発せんぱつローテーションを東浜ひがしはま、スチュワート、大津おおつ大関おおぜき和田わだ石川いしかわの8にんまわしてきた。コンディション管理かんりなどいろんな要素ようそはあったのかもしれないが、ちゅう6にち以上いじょう間隔かんかくいた登板とうばんおおかっただけに、かく投手とうしゅがあと1イニングでもおおげてくれれば、というもどかしさがあった。正念場しょうねんば夏場なつばむかえるだけに、今後こんご救援きゅうえんじん登板とうばん過多かた禁物きんもつ。その意味いみでは、先発せんぱつじんすこしでもおおくのイニングをかせいでもらいたい。

打線だせんは1ばん周東しゅうとう、3ばん栗原くりはら存在そんざいがさらにおおきくなりそうだ。開幕かいまくから低空ていくう飛行ひこうだった栗原くりはらは、5月から復調ふくちょう好調こうちょうだった周東しゅうとうは5月に打撃だげき不振ふしんおちいったが、6がつはいって上昇じょうしょう気配けはい。リードオフマンとして周東しゅうとう定着ていちゃくし、3ばん栗原くりはらからつづ山川やまかわ近藤こんどうの「しんクリーンアップ」が機能きのうすれば得点とくてんりょくちることはないだろう。投打とうだともにおおきな「死角しかく」は、ない。(日刊にっかんスポーツ評論ひょうろん