怪力かいりきスラッガー、ひじりのぞむ学園がくえん埼玉さいたま)の中村なかむらアラシュ外野がいやしゅ(3ねん)が、同校どうこう2ねんぶりとなるなつ甲子園こうしえん出場しゅつじょうみちびく。

分厚ぶあつけそうな胸板むないた丸太まるたのような上腕じょうわん。ユニホームがけそうなほどきたげられた肉体にくたいがSNSで話題わだいになった。

その肉体にくたい秘訣ひけつ(ひけつ)はふゆすじトレだ。チームでフィジカル強化きょうか重点じゅうてんき、中村なかむら肉体にくたい改造かいぞうんだ。「ウエートの重量じゅうりょうきそったり、更新こうしんしたりするのがたのしかった」と「かっこいいからだ」を目指めざしてきたえた。みるみるうちに筋肉きんにくがつき、83キロだった体重たいじゅうはるには103キロまで増加ぞうかした。

ふゆえ、打球だきゅう劇的げきてきわった。打撃だげき練習れんしゅうでは両翼りょうよく95メートルのグラウンドの外野がいやフェンスを軽々かるがるえる。あまりにびすぎるため、現在げんざい打撃だげき練習れんしゅうにグラウンド周辺しゅうへん道路どうろ警笛けいてきがかり配置はいちしている。昨年さくねん時点じてんで22ほんだった通算つうさん本塁打ほんるいだすう現在げんざい33ほんまでげ、しん基準きじゅんバットもものともしない。「スイングに力強ちからづよさがまれて、打球だきゅう精度せいどがった」と成長せいちょう実感じっかんし「すじトレの成果せいかています」とわらった。

1年生ねんせいだった22ねんは、先輩せんぱいたちの応援おうえんでスタンドから聖地せいち甲子園こうしえん体験たいけんした。「試合しあい歓声かんせいもわくわくした。いつかここでプレーしたいとおもった」と魅了みりょうされた。しかし昨夏さくなつ初戦しょせん敗退はいたい今夏こんかもノーシードでみちけわしいが、けるおもいはつよい。「チームの勝利しょうり一番いちばんですけど、なつ本塁打ほんるいだちたい」と意気込いきごむ。きたげた筋肉きんにくみがげたフルスイングで、豪快ごうかいな1はつはなち、埼玉さいたま頂点ちょうてん目指めざす。【野見山のみやまたくじゅ

中村なかむらアラシュ(なかむら・あらしゅ)2006ねんたいら18)5がつ14にち埼玉さいたまけん所沢ところざわまれ。椿つばきほう少年しょうねん野球やきゅう野球やきゅうはじめ、中学ちゅうがく時代じだい所沢ところざわみなみシニアでプレーした。あこがれの選手せんしゅはドジャース大谷おおやしょうたいら。187センチ、103キロ。みぎみぎち。

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