【デンバー(べいコロラドしゅう20日はつか日本にっぽん時間じかん21にち)=斎藤さいとういさおひろし】ドジャース大谷おおやしょうひら投手とうしゅ(29)が、本塁打ほんるいだすうでリーグ単独たんどくトップにった。

ロッキーズせんに「1ばんDH」で出場しゅつじょうし、21ごう先頭せんとう打者だしゃアーチで打線だせんいきおいづけた。直近ちょっきん5試合しあいで4はつならんでいたブレーブスのオズナをき、一時期いちじきは3わり5りんまでちた打率だりつも3わり1ふん8りんまでげて、1のパドレスのプロファーまで3りんとした。シリーズ4連戦れんせんしに貢献こうけんし、21にちどう22にち)からの古巣ふるすエンゼルスとの2連戦れんせんまえはずみをつけた。

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大谷おおやが、またった。左腕さわんブラックの4きゅうあまたまのがさなかった。2にちまえのデジャブかのようにセンター方向ほうこう一直線いっちょくせん。スタジアムをぷたつに放物線ほうぶつせんえがいた。人工じんこうかわながれる森林しんりんゾーンへ、自身じしん7度目どめ先頭せんとう打者だしゃアーチ。半信半疑はんしんはんぎはしりながらフェンスえを確認かくにんすると、右手みぎてひとさしゆびめポーズをつくった。ロバーツ監督かんとくは「ショウヘイはホットな状態じょうたい絶好調ぜっこうちょう)がつづいている。序盤じょばん得点とくてんは、おおきかった」とほそめた。

試合しあい開始かいし気温きおん33。デーゲームで日差ひざしがつようえに、てきデンバーのクアーズフィールドは高地こうち空気くうきうすいとされる。9かい全力ぜんりょく疾走しっそう内野ないや安打あんだはなち、しんどい様子ようすせていたフリーマンは「酸素さんそ使つかたしてしまった。4連戦れんせんあつもあった。でも、大丈夫だいじょうぶ」と苦笑にがわらい。野手のて以上いじょうにスタミナをようする先発せんぱつ投手とうしゅにはとくきびしい環境かんきょうだった。二刀流にとうりゅうで、その過酷かこくさも大谷おおや。8しょうげた2ねん右腕うわんストーンを、先制せんせいだん援護えんごした。

ゆうげん実行じっこうの1はつでもあった。21にちからは古巣ふるすエンゼルスと2連戦れんせん大谷おおや自身じしん心待こころまちにしていたが、まずはシリーズしがさい優先ゆうせん。この試合しあいまえ、ロバーツ監督かんとくも「明日あしたれば、かれはアナハイム(エンゼルスの本拠地ほんきょち)でごした時間じかんや、ファンへ感謝かんしゃ気持きもちをかんじるだろうけど、まずは、ドジャースのちに貢献こうけんしたいとおもっているはずだ」と代弁だいべん言葉ことばどおりに、5打席だせきで1安打あんだ2四球しきゅう敬遠けいえんふくむ)と3出塁しゅつるいした大谷おおや打線だせんをけんいんし、シリーズ4連戦れんせんを3しょう1はいしにみちびいた。

ほん調子ちょうしではなかった5がつ中旬ちゅうじゅんから6がつ上旬じょうじゅんえ、本塁打ほんるいだすうでリーグ単独たんどくトップにった。左手ひだりて骨折こっせつしたベッツにわり、1ばん定着ていちゃくしてから打率だりつ4わり4ふん4りん。トップバッター起用きようについて、ロバーツ監督かんとくからは「デフォルトで(自動的じどうてきに)。にいない。完璧かんぺきなデフォルト。かれには経験けいけんもあるし、以前いぜんよりスイングがくなっている」と信頼しんらいせられる。「ミスター・ジューン」として月間げっかん通算つうさん最多さいたの50ほん到達とうたつ。アーチ量産りょうさん態勢たいせいはいったいきおいは、まりそうにない。

大谷おおやしょうひらめ、21ごう先頭せんとう打者だしゃだんでリーグ単独たんどくトップ バックスクリーンへ2試合しあいぶりいちはつ詳細しょうさい