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- サタポーンを7回TKO撃破し、メインを締めくくった日本フェザー級7位中野幹士(中央)
<プロボクシング:WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT&G.O.A.T MATCH VOL3大会>
日本フェザー級7位中野幹士(28=帝拳)が5連続KOで日中タイ友好親善試合のメインを締めくくった。サタポーン・サアット(20=タイ)との128ポンド(約58・06キロ)契約体重10回戦に臨み、7回1分32秒、TKO勝利を収めた。上下に左ストレートを打ち分け、右フックも的確に当てて主導権を握ると7回、左ボディーでダウンを奪取。立ち上がってきたサタポーンをロープ際に追い込み、連打を続けてレフェリーストップに追い込んだ。
これで5連続KO勝利となった中野はタフなサタポーンを倒しきり「(連続KOは)意識していなかったが、今日はうれしかった。初めて人をこれだけ殴りました。本当にタフな相手だと思いました。タフすぎてどうやったら止まるかばかりを考えていた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。ただ10カウントでのKO勝利ではなかったことを課題に挙げ「(TKO勝ちは)うれしいのですけれど、もっとスカッと勝てるように頑張りたい」と自身に注文をつけていた。