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- 矢吹正道(2023年1月28日撮影)
ボクシングのIBFは同団体の世界ライトフライ級王者シベナティ・ノンティンガ(25=南アフリカ)に対し、同級2位で元WBC王者の矢吹正道(31=LUSH緑)との対戦指令を出した。王者陣営の英プロモート大手マッチルームと矢吹のLUSH緑ジムに、7月19日までに交渉をまとめるよう指示している。
矢吹は昨年1月28日にIBF世界同級挑戦者決定戦に勝利した後、5月に左アキレス腱(けん)断裂の重傷を負った。今年3月16日に名古屋でケビン・ビバス(ニカラグア)と対戦。413日ぶりの復帰戦を4回TKOで飾った。試合後に「目標はもう1度世界王者。世界一の男になります」と誓っていた。一方で減量苦から階級を上げる可能性も示唆している。矢吹の戦績は16勝(15KO)4敗。
王者ノンティンガは13勝(10KO)1敗。22年9月に同王座を奪取し、1度防衛。その後に初黒星を喫して陥落も今年2月、エイドリアン・クリエル(メキシコ)とのダイレクトリマッチに10回TKOで勝利し王座を奪還した。
ともにKO率が高いハードパンチャー。「世界王者対決」ともなり、交渉がまとまれば注目の一戦は間違いない。