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- デスペラードを倒してIWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠したDOUKI(右)(写真提供・新日本プロレス)
<新日本プロレス:東京武道館大会>◇5日◇東京・東京武道館(足立区)
メインイベント(第7試合)でIWGPジュニアヘビー級王座戦が行われ、挑戦者のDOUKIが21分14秒、スープレックス・デ・ラ・ルナ(背後から相手の腰を持って抱え上げ、腕をフルネルソンにして相手を後ろに投げてフォールする技)で王者エル・デスペラードから3カウントを奪い、初戴冠を果たした。
試合後、メディアに向かって「お前ら、何で俺がこの最高峰のベルトを取れたと思う?」と逆質問。そして自ら「答えは簡単だ。俺はまわりに何を言われても、俺だけは俺のことをずっと信じてたんだよ。俺には身長も体格もない。でもな、俺には俺の良さがある。周りに決められたキャラクターじゃない、俺にしかない良さがある。俺は誰にも負けない、そういう気持ちがずっとあったから、ここまで来れたんだ」と胸を張った。
DOUKIは4月の鹿児島でSHO(当時)のIWGPジュニア王座(当時)に初挑戦するも、ハウス・オブ・トーチャー(HOT)の介入もあってベルト奪取はならなかった。
その後、デスペラードが6月の札幌でSHOを倒してジュニアのベルトを奪回。その試合後、DOUKIに向かって「お前の初挑戦があれで、負けて、それでまた当分待ってろって、次の挑戦いつなんだ?」と、自分への挑戦を促し、この日の王座戦が決まっていた。
挑戦権を与えてもらって勝った形のDOUKIは「本当の意味で、あんた(デスペラード)に勝ったとは思っていない。今回、挑戦権をもらって、それについて一切後ろめたい気持ちはない。ただ俺はまたあんたに俺の前に立ってきてもらいたい。その時までに、何回も何十回も防衛して、最強のチャンピオンとしてあんたの前立ってやる」と決意を示した。