落語らくごかい女性じょせい活躍かつやくいちじるしい。2ねんまえ真打しんうちに昇進しょうしんしたちょうはなろうももはなは7がつ1にちから池袋いけぶくろ演芸えんげいじょうで「ももはなさんじゅういち」を開催かいさいする。よるせきわったのち午後ごご9開演かいえんで、31にち連続れんぞく公演こうえんおこなう。それだけでも「快挙かいきょ」だけれど、ももはなは2せきのうち1せきは「ネタおろし」でいどむという。前代未聞ぜんだいみもんのチャレンジだが、ももはなは「自分じぶん負荷ふかをかけたかった」と意図いとかす。いまはネタをあたま毎日まいにちだそうだが、それは「さんじゅういち」がはじまったのちつづいていくだろう。ただえるのは、こういうチャレンジをやりげたのちももはな高座こうざ注目ちゅうもくです。

また、今年ことしはるばってきで真打しんうちに昇進しょうしんした林家はやしやつるが、おなばってき真打しんうちのさんゆうていわんたけとともに上野うえの鈴本すずもと演芸えんげいじょうの7がつ上席じょうせきでトリをつとめることになった。つるよる、わんたけひるで、真打しんうち昇進しょうしん披露ひろう興行こうぎょう初日しょにち(3がつ21にち)から3カ月かげつ10日とおかで、定席じょうせきのトリとなるのは、落語らくご協会きょうかいでは最速さいそくという。これまでのももはなの「昇進しょうしんから4カ月かげつ」の記録きろくえることになる。つるは「真打しんう昇進しょうしんまったときよりもうれしい」。

上方かみがた落語らくごかつらようは2021ねんのNHK新人しんじん落語らくご大賞たいしょう受賞じゅしょうした実力じつりょく。CMに出演しゅつえんしたり、ひるのバラエティー番組ばんぐみ「ぽかぽか」にレギュラー出演しゅつえんするなど、知名度ちめいど全国ぜんこくになっている。7月は関東かんとう川崎かわさき高崎たかさきでも落語らくごかいおこなうという。

このように女性じょせい落語らくご活躍かつやくする一方いっぽうで、落語らくご協会きょうかいで25にんいる前座ぜんざ女性じょせいがいないのがちょっとになる。今週こんしゅう落語らくご協会きょうかい総会そうかいがあり、あたらしい会長かいちょうまる予定よていしん体制たいせいのもとで女性じょせい落語らくごえるような環境かんきょうづくりにちかられることを期待きたいしています。【はやし尚之なおゆき】(ニッカンスポーツ・コム/芸能げいのうコラム「舞台ぶたい雑話ざつわ」)

インタビューで笑顔を見せる蝶花楼桃花
インタビューで笑顔えがおせるちょうはなろうももはな