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- 11日、ナイジェリアでバレーボールの試合に出席するヘンリー王子(ロイター)
英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻のナイジェリア訪問が、「まるでロイヤルツアーのようだった」と批判を浴びる中、英王室のチャールズ国王とウィリアム皇太子が2人に激怒していると王室専門家が語っている。夫妻は民間人として訪問したにも関わらず、現地では熱烈な歓迎を受け、まるで公式のロイヤルツアーであるかのように見えたと欧米メディアは伝えている。
王室専門の伝記作家トム・クイン氏は、「王子夫妻は、もう現役の王室メンバーでないことを受け入れることを拒否する大胆な行動」とコメント。「非公式のロイヤルツアー」と呼ぶ人もいたほど、2人のふるまいは目に余るものがあり、ナイジェリアの人々が王子夫妻を王室の公式訪問のように扱ったことに国王と皇太子は動揺した語っている。国王と皇太子はそんな2人に頭を悩ませており、「皇太子は今後同じような事態が起きないよう、阻止する方法を見つけようと決意した」と語っている。また、国王もこれまで見たこともないほど怒っているという。
王子が立ち上げた負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームのプロモーションの一環で10日から3日間の日程で同国を訪問した夫妻は、軍関係者との会談や学校や軍病院の訪問、歓迎レセプション、慈善団体の訪問など多忙を極めた。妃は、訪問の先々でまるでファッションショーのように衣装を着替え、ダイアナ元妃の形見のネックレスを身に付けたり、肌を露出するドレスも披露するなど「ファーストレディーのようだ」と皮肉るメディアもあった。
また、夫妻は訪問中に現地の人々から多くの贈り物も受け取っており、その行為も「王室のルールに反する」と英紙が報じるなど批判が止みそうにない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)