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蹴りつけるなど元恋人に暴行を加える瞬間をとらえた監視カメラ映像が公開されて物議を醸しているヒップホップ界の大物ディディこと、ショーン・コムズ(54)が、今度は元モデルのクリスタル・マッキニーさんから2023年にパーティーでオーラルセックスを強要されたとして告発された。報道によると、マッキーさんは22歳だった当時、マンハッタンのディナーでコムズと出会い、「モデルとしてのキャリアを助ける」と約束され、性行為を強要されたと主張している。
訴状によると、マッキーさんはコムズの音楽スタジオに招かれ、そこで大麻とアルコールを摂取するよう要求された後、バスルームに連れて行かれ、性的被害を受けたという。「宙に浮いているように感じた」とマッキーさんは振り返り、その時に摂取した大麻には、別の薬物が混入していた可能性もあると述べている。スタジオに連れ戻された後、意識を失ったというマッキーさんは、気がついた時にはタクシーの中にいて暴行されたことを理解した話しているという。
現時点でコムズからはこの件で、コメントは出されていない。
コムズは昨年後半から今年にかけて、複数の女性から性的暴行や身体的虐待などで次々と訴えられており、今年3月に連邦当局が人身売買の疑いでロサンゼルスとマイアミの自宅を家宅捜索していた。
コムズは16年に米ロサンゼルスのホテルの廊下で当時の恋人だった歌手キャシー・ベンチュラに暴行する映像が米CNNで報じられたことを受け、19日にインスタグラムで「い訳はしない」「自分の行動は許しがたいもので、全責任は私にある」と暴行を認めた上で謝罪するコメントを発表した。ベンチュラは昨年11月にコムズから性的暴行を受けたとして提訴し、当初は暴行を否定していたコムズと和解している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)