俳優はいゆう横浜よこはま流星りゅうせい（27）が21日にち、松竹しょうちく京都きょうと撮影さつえい所しょで、主演しゅえんを務つとめる25年ねん放送ほうそうのNHK大河たいがドラマ「べらぼう～蔦つた重しげる栄華えいが乃夢噺ばなし（つたじゅうえいがのゆめばなし）～」（来年らいねん1月がつ5日にち開始かいし）の京都きょうとロケ取材しゅざい会かいに出席しゅっせきした。

ドラマなど映像えいぞう作品さくひんで時代じだい劇げきに出演しゅつえんするのは今いま作さくが初はじめて。りりしいちょんまげ姿すがたを初はつ披露ひろうした。

これまで舞台ぶたい「巌流島がんりゅうじま」の宮本みやもと武蔵むさし役やくでざんばら髪かみのちょんまげの経験けいけんがあるが、ドラマの時代じだい劇げきでは“初はつちょんまげ”で「すべてが新鮮しんせん。しぐさ一ひとつ取とっても今いまと違ちがって興味深きょうみぶかい。知しらないことを知しれるのは、すごく楽たのしい」と笑顔えがおを見みせた。

1700年代ねんだいの江戸えどを舞台ぶたいに、「江戸えどのメディア王おう」と呼よばれ、浮世絵うきよえ師しの喜多川きたがわ歌麿うたまろや東洲斎写楽とうしゅうさいしゃらくらを世よに出だした「蔦つた重しげる」こと蔦つた屋や重三郎しげさぶろうの生涯しょうがいを描えがく。この日ひは、江戸えどの町並まちなみを再現さいげんしたセットで、重三郎しげさぶろうが、少年しょうねん、唐丸とうまる（渡邉わたなべ斗と翔しょう）と江戸えど市し中ちゅうを歩あるく第だい1話わのシーンなどが撮影さつえいされた。5月27日にちに関東かんとう近郊きんこうで収録しゅうろくが始はじまり、横浜よこはまは、京都きょうとで15日にちにクランクインした。

役者やくしゃとして1つの目標もくひょうだった大河たいがドラマの初はつ出演しゅつえんにして初はつ主演しゅえん。「これから（撮影さつえい期間きかんの）1年ねん半はん、『蔦つた重しげる』とともに成長せいちょうしていけたら」と抱負ほうふを語かたった。

タイトルに掛かけ、約やく1週間しゅうかんの撮影さつえいで「べらぼうな出来事できごと」について質問しつもんされると、1話わ冒頭ぼうとう、江戸えどの3大だい大火たいかの1つ「明和めいわの大火たいか」のシーンと即答そくとう。「この暑あつい中なかで火事かじ。メチャクチャ“べらぼう”だなって思おもいましたけど、そのおかげで、必死ひっしさが無意識むいしきに出でたので助たすかりました」。全力ぜんりょくで、熱あつく、役やくに向むき合あう。【松浦まつうら隆司たかし】