今田耕司が「ギャラ中抜き被害」経験告白　元吉本社員から「後でと言われ、全然振り込まれない」

タレント今田いまだ耕司こうじ（58）は、23日にちに放送ほうそうされたフジテレビ系けい「ワイドナショー」（日曜にちよう午前ごぜん10時じ）に出演しゅつえんし、自身じしんが所属しょぞくする吉本興業よしもとこうぎょうの元もと社員しゃいんからかつて、「ギャラ中ちゅう抜ぬき」をされた経験けいけんがあるとして、経験けいけん談だんを生々なまなましく語かたった。

番組ばんぐみではこの日ひ、シンガー・ソングライターaiko（48）の事務所じむしょに約やく1億おく円えんの損害そんがいを与あたえたとして、会社かいしゃ法ほう違反いはん（特別とくべつ背任はいにん）の罪つみに問とわれた、元もと取締役とりしまりやく千葉ちば篤史あつし被告ひこく（58）の、16日にちの東京とうきょう地裁ちさいでの公判こうはんにaiko自身じしんが証人しょうにん出廷しゅっていしたニュースを取とり上あげた。千葉ちば被告ひこくは2016～19年ねん、ツアーの販売はんばいグッズを本来ほんらいより高たかい代金だいきんで知人ちじん側がわから仕入しいれたとして起訴きそされた。検察けんさつ側がわによると、水増みずまし分ぶんを自分じぶんの口座こうざに入金にゅうきんし、ブランド品ひんの購入こうにゅうなどに充あてたとされる。同どう被告ひこくは無罪むざいを主張しゅちょう。一方いっぽう、aikoは法廷ほうていで「（元もと取締役とりしまりやくに）洗脳せんのうされていた。逆さからえば音楽おんがく制作せいさくが止とまってしまう恐怖きょうふがあった」などと語かたった。

この話題わだいの流ながれから、今田いまだが吉本よしもとの「ギャラ中ちゅう抜ぬき」に言及げんきゅう。番組ばんぐみMCのタレント東野とうの幸治こうじ（56）が「ちいちゃい話はなし。昔むかしの吉本よしもとは…もしかしたら、今田いまださんがよく言いうんですが、花火はなび大会たいかい（の営業えいぎょうの仕事しごと）を吉本よしもとの社員しゃいんがギャラをよこさへんとか…」とフォロー。すると今田いまだは「有名ゆうめいだったんです。そのマネジャーさんが、営業えいぎょうで全部ぜんぶお金かねを持もって行いくのは。主催しゅさい者しゃの人ひとが『今田いまださんの今回こんかいのギャラは…』と言いったら、マネジャーさんが『ああ～』と言いって、ベタに封筒ふうとうをこうやって（胸むねポケットの中なかに）入いれはった」と述のべた。

他たの出演しゅつえん者しゃが騒然そうぜんとする中なかで、今田いまだは「（ギャラは）後ごで入いれるからと言いわれたが、全然ぜんぜん振ふり込こまれない。顔かおを合あわせるたびに言いったが『もうすぐ、もうすぐ』と」とした上うえで「ある時ときに吉本よしもと本社ほんしゃの1階かいのエレベーターの前まえにおったので、じっくりエレベーターの中なかで話はなしたろと思おもって『〇〇さん』と声こえをかけたら、ぱっと気付きづいて、めっちゃ（ボタンを押おす）右手みぎてが動うごいていた。エレベーターを閉しめて上うえに行いかれた」と、その時ときは逃にげられたことも振ふり返かえった。