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- 映画「SOUND of LOVE」の舞台あいさつに出席した染谷有香
モデルで女優の染谷有香(32)と俳優樫尾篤紀(28)が28日、都内でダブル主演映画「SOUND of LOVE」(吉川鮎太監督)の舞台あいさつに出席した。
YouTubeやTikTokなどの配信で人気の、聴覚や視覚に訴えるASMR動画。染谷演じる明葉は、顔を隠して声、食べる音、物を触る音を動画で配信していた。樫尾演じる清掃の仕事についている守屋は、この配信にハマっていた。ある日、明葉がハイヒールを履いて公衆トイレを歩く音をライブ配信。その公衆トイレは守屋がいつも清掃している場所だった。音でつながる見知らぬ男女の世界を描く。和田聡宏(47)が、明葉が脳波を使った音楽を作っている、通うクラブのオーナー三上を演じている。
染谷は「試写で何度も見ました。その度に、不思議な映画だな。他に類を見ない魅力のある映画だと思った。今はすごくソワソワ、ドキドキしています」。樫尾は「ちょうど1年前に撮影して、ようやく上映できる。撮影中は、どうなるののかなと思っていたけど、いざ完成したら吉川監督のワールドが広がっている」と話した。
和田は「結構マニアックな作品なので、なかなか受け入れてもらえないのだろうなと言うのが正直な感想でした。若い吉川監督が“攻めている”のがうれしい、ASMR、自律感覚絶頂反応でしょう」と話した。
染谷は「音に特化したASMRの作品。吉川監督は10年前からASMRに注目して、8年前に企画を出したけど早いと言われたらしいんです。最近は配信者に対して恋心を抱くのは、ないことではないと思うようになりましたが。見どころは、三上さん(和田)と私が怪しく、パンをこねることころ。足の指でこねています。官能的なシーンがいきすぎたところで、監督は笑っちゃってほしいっていってました」と振り返った。
樫尾は「初めて三上さんと会うシーンはカフェなんですが、三上さんが暴れ散らかす。和田さんはテストから、僕の顔面をベロ~ンとなめたんですよ。和田さんのパワーと吉川監督のワールドが結び付いた感じですね」。和田は「吉川監督からは、映画『野獣死すべし』の松田優作になってくれと言われました」と振り返った。