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- 笑顔で写真に納まる高橋藍(撮影・勝部晃多)
バレーボール男子日本代表の高橋藍(22)が17日、今年3月に卒業した日体大(東京・世田谷区)で学位記及び理事長賞授与式に出席した。
3月の卒業式はイタリアリーグ・セリエA1部モンツァでの活動のため欠席。この日1人で学位記などを受け取り、「この4年、海外生活、授業、いろいろな経験ができた。この経験を社会の貢献、バレーボール、スポーツの普及につなげていきたい」とすがすがしい表情で話した。
同大体育学部在学中の21年に東京オリンピック(五輪)出場。その後イタリアリーグに挑戦し、3季目の23-24年シーズンは加藤陽一以来19季ぶりとなる決勝に進出を果たした。現在はパリ五輪でのメダル獲得を見据え、前哨戦となるネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第2週福岡大会(6月4~9日、北九州市・西日本国際展示場)からの出場をめどにB代表で調整中。「イタリアから帰ってきて数日程度休みをもらいながら、代表合流して練習をしている。今は徐々に上げている」と万全を強調した。
パリ五輪切符獲得を目指す女子日本代表は14日にトルコ・アンタルヤで男子に先駆けて開幕したVNLで、世界ランキング1位のトルコ、同20位のブルガリアから連勝。高橋は「自分自身も注目して見ている」と明かし、「トルコのホームであれだけのパフォーマンスをして勝つというところに、自分自身もすごく刺激を受けた」と、引き締めていた。【勝部晃多】