不動産ふどうさん会社かいしゃ元もと幹部かんぶに有罪ゆうざい　明あきら浄きよし学院がくいんの21億おく円えん横領おうりょう事件じけん

大阪おおさか観光かんこう大だいなどを運営うんえいする学校がっこう法人ほうじん明あきら浄きよし学院がくいん（大阪おおさか府ふ熊取くまとり町まち）の資金しきん21億おく円えんを横領おうりょうしたとして、業務ぎょうむ上じょう横領おうりょう罪ざいに問とわれた東証とうしょう1部ぶ上場じょうじょうの不動産ふどうさん会社かいしゃ「プレサンスコーポレーション」（大阪おおさか市し）の元もと執行しっこう役員やくいん、小林こばやし佳樹よしき被告ひこく（56）に大阪おおさか地裁ちさい（坂口さかぐち裕ひろし俊しゅん裁判さいばん長ちょう）は25日にち、懲役ちょうえき2年ねん、執行しっこう猶予ゆうよ4年ねん（求刑きゅうけい懲役ちょうえき2年ねん）の判決はんけつをい渡いわたした。

判決はんけつによると、元もと法人ほうじん理事りじ長ちょうの大橋おおはし美枝子みえこ被告ひこく（63）=一いち審しん懲役ちょうえき5年ねん6月がつ=やプレサンス社しゃの前ぜん社長しゃちょう、山岸やまぎし忍しのぶ被告ひこく（58）らと共謀きょうぼう。2017年ねん7月がつごろ、法人ほうじんが運営うんえいする明あかり浄きよし学院がくいん高だか（大阪おおさか市し阿倍野あべの区く）の土地とちの一部いちぶを別べつの不動産ふどうさん会社かいしゃに30億おく円えん余あまりで売却ばいきゃくする契約けいやくを結むすび、手付金てつけきん21億おく円えんを複数ふくすうの口座こうざを経へて別べつの会社かいしゃに入金にゅうきんした。

坂口さかぐち裁判さいばん長ちょうは判決はんけつ理由りゆうで、金主きんしゅから資金しきんを借かりて学院がくいんの経営けいえい権けんを取得しゅとくし、土地とち売却ばいきゃくの手付金てつけきんで返済へんさいする大橋おおはし被告ひこく考案こうあんの事件じけんの枠組わくぐみを、他たの被告ひこくに伝つたえるなど「ある程度ていど主体しゅたい的てきに行動こうどうし、重要じゅうような役割やくわりを果はたした」と指摘してき。一方いっぽう、事件じけんで得えた利益りえきがないことなどを考慮こうりょし執行しっこう猶予ゆうよを付つけた。

事件じけんでは大橋おおはし被告ひこくら計けい6人にんが起訴きそされた。〔共同きょうどう〕