EVのGHG排出はいしゅつ、PHVより多おおい地域ちいきも エネ研けん50年ねん分析ぶんせき
2050年ねん時点じてんで温暖おんだん化かガス(GHG)排出はいしゅつ量りょうが最もっとも少すくない自動車じどうしゃの種類しゅるいは何なにか。電気でんき自動車じどうしゃ(EV)を挙あげるのが一般いっぱん的てきななか、日本にっぽんエネルギー経済けいざい研究所けんきゅうじょはこのほど、地域ちいきによってはプラグインハイブリッド車しゃ(PHV)が優位ゆういになるとの分析ぶんせきをまとめた。アジアなどでは50年ねん段階だんかいでも化石かせき燃料ねんりょうを使つかう発電はつでん所しょが一いち定量ていりょう残のこる可能かのう性せいがあり、EVはバッテリー製造せいぞう段階だんかいの排出はいしゅつ量りょうが高こう止とまりするとみている。 電力でんりょく脱だつ炭素たんその進捗しんちょくで2種類しゅるいの前提ぜんてい
ソニーのTV梱包こんぽう、米まい中ちゅうは頑丈がんじょう・日本にっぽんは簡素かんそ 輸送ゆそう環境かんきょうを分析ぶんせき
ソニーがプラスチックの削減さくげんに向むけ、薄型うすがたテレビの梱包こんぽうを見直みなおしている。今年ことし発売はつばいした旗艦きかん機種きしゅでは6年ねん前まえのモデルと比くらべてプラスチックを最大さいだい5割わり削減さくげんした。国こくごとに運送うんそう時間じかんや揺ゆれなどを分析ぶんせきし、運送うんそう環境かんきょうに合あわせて梱包こんぽう材ざいの量りょうを変かえた。荷物にもつの取とり扱あつかいが丁寧ていねいな日本にっぽんでは、85インチ型がたの梱包こんぽう使用しよう量りょうが中国ちゅうごくに比くらべて2割わり少すくない。サプライチェーン(調達ちょうたつ網もう)の温暖おんだん化かガス(GHG)排出はいしゅつ量りょう「スコープ3」も削減さくげんする。 側面そくめんはむき出だし
VAIO、水田すいでんクレジット地ち産地さんち消けし 発育はついく不良ふりょうで創出そうしゅつ量りょう下か振ふれ
パソコン製造せいぞうのVAIO(長野ながの県けん安曇あずみ野市のいち)は地元じもとの農家のうかと協力きょうりょくし、稲作いなさくの工夫くふうで温暖おんだん化かガス(GHG)の排出はいしゅつ量りょうを減へらし「水田すいでんクレジット」を創出そうしゅつしている。VAIOはパソコンにクレジットを付つけて販売はんばいしたり、自社じしゃの排出はいしゅつ量りょうを相殺そうさいしたりする。水田すいでんクレジットは天候てんこうによって創出そうしゅつ量りょうが左右さゆうされるなどの課題かだいも見みえてきた。 23年ねんからJ-クレジットに 水田すいでんに水みずを張はった状態じょうたいでは、土壌どじょうに含ふくまれる有機物ゆうきぶつからGHGの一種いっしゅであるメタン
太陽たいよう電池でんち、25年ねんも安値やすねの様相ようそう 中国ちゅうごくに過剰かじょう設備せつび・米まい印しるしは増産ぞうさん
太陽たいよう電池でんちの価格かかく下落げらくが続つづいている。モジュールの国際こくさい的てきなスポット価格かかくは足元あしもとで1ワットあたり9セント(約やく13円えん)前後ぜんこうと、2022年ねん平均へいきんから約やく6割わり下落げらくした。中国ちゅうごくでは増産ぞうさん投資とうしが鈍にぶっているものの、米国べいこくやインドなどで生産せいさん拡大かくだいが見込みこまれ、少すくなくとも25年ねん末まつまでは安値やすねが継続けいぞくする可能かのう性せいが高たかい。発電はつでん事業じぎょう者しゃにとっては初期しょき投資とうしを抑おさえられる効果こうかがあり、太陽光たいようこう発電はつでんのコスト競争きょうそう力りょくが一層いっそう高たかまっている。 NIKKEI GXでは専門せんもん家か
現金げんきん決済けっさいのCO2、キャッシュレスの2倍ばい ATMが7割わり
JCBは決済けっさい手段しゅだんごとの二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)排出はいしゅつ量りょうを算出さんしゅつした。紙幣しへいやATM、カードなどの製造せいぞう・運用うんよう・廃棄はいきに伴ともなう排出はいしゅつ量りょうを割わり出だし合算がっさんしたところ、現金げんきん決済けっさいはカード決済けっさいやモバイルタッチ決済けっさいの約やく2倍ばいだと判明はんめいした。ATMが現金げんきん決済けっさいの約やく7割わりを占しめる。ルミネ新宿しんじゅく(東京とうきょう・新宿しんじゅく)で算出さんしゅつ結果けっかなどを利用りようした実証じっしょう実験じっけんも実施じっしし、排出はいしゅつ量りょうが分わかるとブランドへの好感こうかん度どが上あがることを確認かくにんした。 JCB、カナダ新興しんこうと協力きょうりょく 経済けいざい産業さんぎょう省しょう
京都きょうとの寺社じしゃも脱だつ炭素たんそ 僧侶そうりょが電力でんりょく会社かいしゃ、市しは太陽光たいようこう補助ほじょ金きん
京都きょうとの寺社じしゃが再生さいせい可能かのうエネルギーを導入どうにゅうし、二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)削減さくげんに取とり組くんでいる。僧侶そうりょらが経営けいえいする電力でんりょく会社かいしゃが再生さいせいエネを供給きょうきゅうし、太陽光たいようこう発電はつでん設備せつびを設置せっちする。京都きょうと市しは寺社じしゃに太陽光たいようこう発電はつでんや蓄電池ちくでんちの設置せっち費用ひようの3分ぶんの2を補助ほじょする。本山ほんざん・本社ほんしゃの多おおい京都きょうとで成功せいこうすれば全国ぜんこくの寺社じしゃに波及はきゅうするとにらみ、2030年度ねんどまでに寺社じしゃ100カ所かしょで太陽光たいようこうや省しょうエネ機器ききの導入どうにゅうを目指めざす。 信者しんじゃの不安ふあん解消かいしょう 京都きょうと市し伏見ふしみ区くの閑静かんせいな住宅じゅうたく街がいにたたず
東急とうきゅう、環境かんきょう施策しさく30年ねんまで100件けん 住民じゅうみんのSDGs浸透しんとう率りつに目標もくひょう
東急とうきゅうが2030年ねんまでに環境かんきょう負荷ふかを低減ていげんする取とり組くみを100件けん以上いじょう実施じっしする目標もくひょうを掲かかげ、矢継やつぎ早ばやに施策しさくを打うち出だしている。自社じしゃで再生さいせい可能かのうエネルギーを導入どうにゅうするだけでなく、沿線えんせん住民じゅうみんの節電せつでんを促うながすサービスなども提供ていきょうし、SDGs(持続じぞく可能かのうな開発かいはつ目標もくひょう)を意識いしきして行動こうどうする人ひとを3割わり増ふやす方針ほうしん。地域ちいき全体ぜんたいで脱だつ炭素たんそ・循環じゅんかん型がた社会しゃかいを実現じつげんし、沿線えんせん価値かちの向上こうじょうを狙ねらう。 商業しょうぎょう施設しせつに行いって節電せつでん、ポイント付与ふよ 夏なつは家いえの電気でんきを消けし、商業しょうぎょう施設しせつに
パリ「環境かんきょう五輪ごりん」開幕かいまく アシックスはCO2削減さくげん+クレジット
このほど開幕かいまくしたパリ五輪ごりんは二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)排出はいしゅつ半減はんげんなど環境かんきょう面めんで意欲いよく的てきな目標もくひょうを掲かかげている。日本にっぽんとオーストラリアの選手せんしゅ団だんにウエアなどを提供ていきょうしたアシックスはこの方針ほうしんに賛同さんどう。ウエアに由来ゆらいするCO2の削減さくげんに加くわえ、カーボンクレジットを購入こうにゅうした。ただ、クレジットはCO2の相殺そうさいには使つかわず、あくまで環境かんきょうへの貢献こうけんと位置いちづけたのが特徴とくちょうだ。 ロンドン・リオの半分はんぶんが目標もくひょう 「パリ2024は、近代きんだい史上しじょう最もっとも炭素たんそ排出はいしゅつ量りょうの少すくな
パワーX、蓄電ちくでん所しょに投資とうしマネー 開発かいはつ後ごに売却ばいきゃく・運用うんよう受託じゅたく
蓄電池ちくでんちスタートアップのパワーエックス(東京とうきょう・港みなと)は自社じしゃで開発かいはつした蓄電ちくでん所しょを金融きんゆう機関きかんなどに販売はんばいする。売却ばいきゃく後ごも運用うんようや保守ほしゅはパワーエックスが担にない、利益りえきの一部いちぶを投資とうし家かに還元かんげんする。これまでは蓄電ちくでん所しょを開発かいはつした事業じぎょう者しゃが保有ほゆう・運用うんようまで一貫いっかんするケースが多おおかった。開発かいはつや運営うんえいのノウハウがない事業じぎょう者しゃも蓄電ちくでん所しょを保有ほゆうできるようになり、蓄電ちくでん所しょの整備せいびを後押あとおししそうだ。 開発かいはつコスト5億おく〜6億おく円えん パワーエックスはZOZOで最高さいこう執行しっこう責せめ
ユニ・チャーム、再生さいせいおむつを初はつの市販しはん スコープ3削減さくげん
ユニ・チャームは使用しよう済ずみ紙かみおむつを回収かいしゅうし、紙かみおむつに再生さいせいする「水平すいへいリサイクル」の仕組しくみを構築こうちくした。液体えきたいを吸収きゅうしゅうするパルプをオゾンで殺菌さっきん処理しょりすることで、使用しよう前まえと同等どうとうの品質ひんしつにする。水平すいへいリサイクルの紙かみおむつを市販しはんするのは世界せかい初はつという。高齢こうれい化かの影響えいきょうで紙かみおむつの廃棄はいき量りょうは増加ぞうか傾向けいこうにある。ユニ・チャームはゴミを抑制よくせいするとともに、調達ちょうたつや廃棄はいきに伴ともなう二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)排出はいしゅつ量りょう「スコープ3」の削減さくげんにつなげる。 裁断さいだん後ごに