答弁とうべん本文ほんぶん情報じょうほう

平成へいせい十じゅう五ご年ねん八はち月がつ五ご日にち受領じゅりょう
答弁とうべん第だい一いち一いち六ろく号ごう

　　内閣ないかく衆しゅ質しつ一いち五ご六ろく第だい一いち一いち六ろく号ごう
　　平成へいせい十じゅう五ご年ねん八はち月がつ五ご日にち

　　　　　　　衆議院しゅうぎいん議長ぎちょう　綿貫わたぬき民輔たみすけ　殿しんがり

衆議院しゅうぎいん議員ぎいん長ちょう妻つま昭あきら君くん提出ていしゅつ特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようが公募こうぼでない理由りゆうに関かんする質問しつもんに対たいし、別紙べっし答弁とうべん書しょを送付そうふする。

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衆議院しゅうぎいん議員ぎいん長ちょう妻つま昭あきら君くん提出ていしゅつ特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようが公募こうぼでない理由りゆうに関かんする質問しつもんに対たいする答弁とうべん書しょ



一いちについて

　平成へいせい五ご年度ねんどから平成へいせい十じゅう四よん年度ねんどまでの各かく年度ねんどに部外ぶがい者しゃ（特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうに採用さいようされる前まえに旧きゅう郵政省ゆうせいしょう又または総務そうむ省しょう（郵政ゆうせい事業じぎょうに関かんする事務じむを所掌しょしょうする部局ぶきょく又または機関きかんに限かぎる。）若もしくは旧きゅう郵政ゆうせい事業じぎょう庁ちょうの職員しょくいんであった者もの以外いがいの者ものをいう。以下いか同おなじ。）から特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうに採用さいようされた者ものの数かずは、別表べっぴょう第だい一いちのとおりである。
　特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようは、国家こっか公務員こうむいん法ほう（昭和しょうわ二に十じゅう二に年ねん法律ほうりつ第だい百ひゃく二に十じゅう号ごう）第だい三さん十じゅう六ろく条じょう第だい一いち項こうただし書しょに規定きていする選考せんこうにより行いっている。当該とうがい選考せんこうは、特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの欠員けついんの状況じょうきょう等とうを勘案かんあんしつつ随時ずいじこれを行おこなっており、特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうとして採用さいようされることを希望きぼうする者もの（以下いか「採用さいよう希望きぼう者しゃ」という。）に対たいし、経歴けいれき評定ひょうじょうを行おこない、その結果けっか、特定とくてい郵便ゆうびん局きょくを運営うんえいする管理かんり者しゃとしての経営けいえい管理かんり能力のうりょくを有ゆうするとともに地域ちいきの信望しんぼうを担にない得える者ものとは認みとめられないと判断はんだんされた者もの以外いがいの者ものについて筆記ひっき試験しけん及および人物じんぶつ試験しけんを行おこない、これらの試験しけんの結果けっかに基もとづき合格ごうかく者しゃを決定けっていしているところである。平成へいせい九きゅう年度ねんどから平成へいせい十じゅう四よん年度ねんどまでの各かく年度ねんどに旧きゅう郵政省ゆうせいしょう又または旧きゅう郵政ゆうせい事業じぎょう庁ちょうが実施じっしした特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようのための選考せんこうに係かかる筆記ひっき試験しけん及および人物じんぶつ試験しけんの受験じゅけん者しゃ数すう、合格者数ごうかくしゃすう及および当該とうがい受験じゅけん者しゃ数すうに対たいする合格者数ごうかくしゃすうの比率ひりつは、別表べっぴょう第だい二にのとおりである。
　なお、経歴けいれき評定ひょうじょうを受うけた者ものの数かずについては、逐一ちくいち網羅もうら的てきな把握はあくは行おこなっておらず、また、平成へいせい五ご年度ねんどから平成へいせい八はち年度ねんどまでの各かく年度ねんどの筆記ひっき試験しけん及および人物じんぶつ試験しけんの受験じゅけん者しゃ数すう、合格者数ごうかくしゃすう及および当該とうがい受験じゅけん者しゃ数すうに対たいする合格者数ごうかくしゃすうの比率ひりつについては、資料しりょうが現存げんそんしないため、お答こたえすることができない。

二に、三さん及および六ろくについて

　特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようのための選考せんこうについては、年齢ねんれいが二に十じゅう五ご歳さい以上いじょうであること等とう一定いっていの形式けいしき的てきな要件ようけんを満みたす者ものは誰だれでも当該とうがい選考せんこうの対象たいしょうとなり、また、推薦すいせんは当該とうがい選考せんこうを受うけるための要件ようけんとはされていない。このことは、日本にっぽん郵政ゆうせい公社こうしゃの設立せつりつ後ごにおいても同様どうようであると承知しょうちしている。
　また、採用さいよう希望きぼう者しゃの日本にっぽん郵政ゆうせい公社こうしゃへの連絡れんらく先さきは、別表べっぴょう第だい三さんのとおりである。
　なお、採用さいよう希望きぼう者しゃが提出ていしゅつする願書がんしょについては、特段とくだんの様式ようしきは定さだめられていない。

四よんについて

　旧きゅう郵政ゆうせい事業じぎょう庁ちょうが平成へいせい十じゅう四よん年度ねんどに部外ぶがい者しゃから特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうに採用さいようした者ものの前まえ職しょくは、別表べっぴょう第だい四よんのとおりであり、このうち採用さいよう前まえの住居じゅうきょと採用さいよう後ごに配属はいぞくされた特定とくてい郵便ゆうびん局きょくが同おなじ敷地しきち内ないに所在しょざいする者ものは三さん十じゅう一いち人にんである。

五ごについて

　特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようは世襲せしゅうを前提ぜんていとするものではなく、また、国家こっか公務員こうむいんとして採用さいようされることを希望きぼうする者ものに対たいし、その者ものの親族しんぞくが従事じゅうじし、又または従事じゅうじしていた職業しょくぎょうの調査ちょうさを行おこなうことは、国家こっか公務員こうむいん法ほう第だい二に十じゅう七なな条じょうに規定きていする平等びょうどう取扱とりあつかいの原則げんそく及および同どう法ほう第だい三さん十じゅう三さん条じょう第だい一いち項こうが規定きていする「その者ものの受験じゅけん成績せいせき、勤務きんむ成績せいせき又またはその他たの能力のうりょくの実証じっしょうに基もとづいて」任用にんようを行おこなうとの原則げんそくに照てらして適当てきとうではないと考かんがえられるところ、旧きゅう郵政省ゆうせいしょう及および旧きゅう郵政ゆうせい事業じぎょう庁ちょう並ならびに日本にっぽん郵政ゆうせい公社こうしゃは当該とうがい調査ちょうさを行おこなっていないため、お答こたえすることができない。

七ななについて

　特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようについては、特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの欠員けついんの状況じょうきょう等とうを勘案かんあんしつつ、随時ずいじ、欠員けついんが生しょうじた個別こべつの特定とくてい郵便ゆうびん局きょくごとに、当該とうがい特定とくてい郵便ゆうびん局きょくを運営うんえいする管理かんり者しゃとしての経営けいえい管理かんり能力のうりょくを有ゆうするとともに当該とうがい特定とくてい郵便ゆうびん局きょくが所在しょざいする地域ちいきの住民じゅうみんの信望しんぼうを担にない得えると判断はんだんされる者ものを選考せんこうすることが必要ひつようとなるのであって、郵便ゆうびん局きょくの一般いっぱんの職員しょくいんを一括いっかつして採用さいようする場合ばあい等とうとは事情じじょうが異ことなるため、日本にっぽん郵政ゆうせい公社こうしゃにおいては、広ひろく一般いっぱんへの募集ぼしゅうは行おこなっていない。しかし、二に、三さん及および六ろくについてで述のべたとおり、年齢ねんれいが二に十じゅう五ご歳さい以上いじょうであること等とう一定いっていの形式けいしき的てきな要件ようけんを満みたす者ものは誰だれでも日本にっぽん郵政ゆうせい公社こうしゃによる選考せんこうの対象たいしょうとなり、かつ、日本にっぽん郵政ゆうせい公社こうしゃは採用さいよう希望きぼう者しゃからの申込もうしこみを受うけ付つけることとしていると承知しょうちしており、このような採用さいようの在あり方かたには特段とくだんの問題もんだいはないものと考かんがえている。
　また、御ご指摘してきの「国家こっか公務員こうむいん法ほうにある「民主みんしゅ的てきな方法ほうほうで選択せんたく」」は、国家こっか公務員こうむいん法ほう第だい一いち条じょうに規定きていされている国家こっか公務員こうむいんたる職員しょくいんが「民主みんしゅ的てきな方法ほうほうで、選択せんたくされ」るべきことを指さしていると考かんがえられるところ、この選択せんたくすなわち任用にんようの方法ほうほうについては、具体ぐたい的てきには同どう法ほう第だい三さん十じゅう三さん条じょう第だい一いち項こうにおいて「その者ものの受験じゅけん成績せいせき、勤務きんむ成績せいせき又またはその他たの能力のうりょくの実証じっしょうに基もとづいて」行おこなうこととして規定きていされ、さらに、同どう項こうの「能力のうりょくの実証じっしょう」の方法ほうほうの一ひとつとして同どう法ほう第だい三さん十じゅう六ろく条じょう第だい一いち項こうただし書しょにおいて選考せんこうの方法ほうほうが定さだめられており、特定とくてい郵便ゆうびん局長きょくちょうの採用さいようについては、この選考せんこうの方法ほうほうによって採用さいよう希望きぼう者しゃの能力のうりょくの実証じっしょうが行おこなわれているのであるから、同どう法ほうに反はんするものではないと考かんがえている。

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