長谷部はせべ誠まこと　現役げんえき最終さいしゅう戦せんで子供こども抱だきしめ感極かんきわまる「家族かぞくはとても大おおきな存在そんざいだったので…」

[ 2024年ねん5月がつ20日はつか 03:00 ]

ドイツ1部ぶ Eフランクフルト2－2ライプチヒ（ 2024年ねん5月がつ18日にち）

ライプチヒ戦せん終了しゅうりょう後ご、娘むすめ（左ひだり）と息子むすこを抱いだき寄よせるEフランクフルトの長谷部はせべ＝18日にち、フランクフルト（共同きょうどう）
Photo By 共同きょうどう

　ドイツ1部ぶリーグは最終さいしゅう節ぶしが18日にちに行おこなわれ、Eフランクフルトの元もと日本にっぽん代表だいひょうMF長谷部はせべ誠まことは現役げんえき最終さいしゅう戦せんとなったライプチヒ戦せんで終了しゅうりょう間際まぎわに出場しゅつじょう。2―2で引ひき分わけたチームは6位いで欧州おうしゅうリーグ出場しゅつじょう権けんを確保かくほした。優勝ゆうしょうを決きめていたレーバークーゼンは28勝しょう6分わけでリーグ初はつのシーズン不敗ふはい。FW浅野あさの拓磨たくまが後半こうはん途中とちゅうから出場しゅつじょうしたボーフムはブレーメンに1―4で敗やぶれ16位い。MF田中たなか碧あおいが所属しょぞくする2部ぶ3位いデュッセルドルフとの入いれ替かえ戦せんに回まわった。

　現役げんえき最後さいごの試合しあいで出場しゅつじょう時間じかんはわずか3分ふん。ボールに触ふれる機会きかいもなかった。それでもホームの大だい観衆かんしゅう5万まん7500人にんから温あたたかい拍手はくしゅを送おくられ、長谷部はせべは「お別わかれの雰囲気ふんいきをつくってくれてありがたかった」と感謝かんしゃした。

　40歳さい121日にちでの出場しゅつじょうはリーグ史上しじょう年長ねんちょう9位い、384試合しあい出場しゅつじょうは外国がいこく人じんではポーランド代表だいひょうFWレバンドフスキと並ならんで同どう歴代れきだい2位い。「誇ほこりに思おもえるのは最後さいごまで自分じぶんのやるべきことをやってきた」と4月がつの引退いんたい表明ひょうめい後ごも変かわらず調整ちょうせいを続つづけた。「実感じっかんがない。明日あしたも練習れんしゅうがあるくらいの気分きぶん」と振ふり返かえったが、試合しあい後ごのピッチでは駆かけ寄よってきた子供こども2人にんを抱だきしめ、涙なみだを浮うかべた。「さすがに感極かんきわまった。家族かぞくはとても大おおきな存在そんざいだったので…」。22年ねんに及およんだプロ生活せいかつに区切くぎりをつけ、この時ときばかりは父親ちちおやの顔かおを見みせた。