浦和うらわDF酒井さかい宏樹ひろき「目標もくひょうと挑戦ちょうせんのためには必要ひつような決断けつだん」海外かいがい移籍いせき前提ぜんていにチーム離脱りだつ　オークランドFC決定的けっていてき

[ 2024年ねん6月がつ24日にち 13:29 ]

　浦和うらわは24日にち、元もと日本にっぽん代表だいひょうDF酒井さかい宏樹ひろきが海外かいがいクラブへの移籍いせきを前提ぜんていとした手続てつづきと準備じゅんびのため、チームを離脱りだつすることになったと発表はっぴょうした。今後こんごは正式せいしきに決定けってい次第しだい、改あらためて伝つたえるという。関係かんけい者しゃによると、オーストラリア1部ぶ（Aリーグ）のオークランドFC（ニュージーランド）へ移籍いせきすることが決定的けっていてきとなっている。

　酒井さかいは昨季さくきに続つづき、今季こんきも主将しゅしょうを務つとめている。右みぎ膝ひざの骨ほね挫傷ざしょうで離脱りだつしていたが、5月15日にちの京都きょうと戦せんで復帰ふっき。今季こんきのリーグ戦せんは、ここまで10試合しあいに出場しゅつじょうし、1得点とくてん2アシストをマークしているが、最近さいきんは途中とちゅう出場しゅつじょうが続つづいている。これまでドイツ1部ぶハノーバーやフランス1部ぶマルセイユなどで活躍かつやく。21年ねん夏なつから浦和うらわでプレーしている。

　日本にっぽん代表だいひょうでは74試合しあいに出場しゅつじょう。W杯はいは14年ねんブラジル大会たいかい、18年ねんロシア大会たいかい、22年ねんカタール大会たいかいと3大会たいかい連続れんぞくでメンバー入いりした。五輪ごりんは12年ねんロンドン大会たいかいに続つづき、21年ねん東京とうきょう大会たいかいではオーバーエージ枠わくで躍動やくどうした。

　浦和うらわを通つうじて以下いかのコメントを発表はっぴょうした。

　「このたび、海外かいがいクラブへの移籍いせきに向むけた準備じゅんびのため、チームを離はなれることになりました。2021年ねん6月がつにマルセイユから浦和うらわレッズに加入かにゅうして以来いらい今日きょうまで、伝統でんとうある偉大いだいなクラブの一員いちいんとして、一ひとつでも多おおくのタイトルをファン・サポーターのみなさんと共ともに獲得かくとくしたいというおもいで、1試合しあい1試合しあい全力ぜんりょくで闘たたかってきました。その中なかでも自分じぶんが浦和うらわに移籍いせきしてきた最大さいだいの目標もくひょう、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）2022での優勝ゆうしょうは自分じぶんにとって、とても特別とくべつなものになりました。ACL決勝けっしょう第だい1戦せんで大だいアウェイの中なか、サウジアラビアまで足あしを運はこんでくれたファン・サポーター約やく700人にんの姿すがた。あの光景こうけいと後押あとおしは今いまでも鮮明せんめいに、脳裏のうりに焼やき付ついています。みなさんの熱あついおもいと一緒いっしょに獲えったACLのタイトルは、今後こんご自分じぶんがどのようなキャリアを進すすむとしても、絶対ぜったいに忘わすれることはありません。こうした時期じきにチームを離はなれることは非常ひじょうに難むずかしい決断けつだんでしたが、マルセイユから浦和うらわレッズへの移籍いせきを決きめたときと同様どうように、自分じぶんの新あらたなる目標もくひょうと挑戦ちょうせんのためには必要ひつような決断けつだんでした。必かならずまたこの挑戦ちょうせんを成功せいこうさせ、素晴すばらしいキャリアと生活せいかつを得えられるよう頑張がんばります。最後さいごに、自分じぶんのおもいを理解りかいし尊重そんちょうしてくれたクラブに感謝かんしゃしています。そして何なによりもこの3年間ねんかん、自分じぶんに愛情あいじょうを注そそいでくれた浦和うらわレッズに関かかわる全すべてのみなさんには感謝かんしゃしかありません。本当ほんとうにありがとうございました。酒井さかい宏樹ひろき」

　◇酒井さかい　宏樹ひろき（さかい・ひろき）1990年ねん（平たいら2）4月がつ12日にち生うまれ、千葉ちば県けん出身しゅっしんの34歳さい。柏かしわの下部かぶ組織そしきから09年ねんにトップチーム昇格しょうかく。12年ねんからドイツ1部ぶハノーバー、16年ねんからフランス1部ぶマルセイユで活躍かつやく。21年ねんの夏なつから浦和うらわでプレーしている。1メートル85、78キロ。利きき足あしは右みぎ。主戦しゅせん場じょうは右みぎSB。