宇野うの昌あきら磨すり　晴はれやか引退いんたい会見かいけん「自分じぶんを褒ほめたい」「未練みれんない」　羽生はぶ結ゆい弦つるさんへの思おもいも吐露とろ

[ 2024年ねん5月がつ15日にち 04:00 ]

＜宇野うの昌あきら磨すり競技きょうぎ生活せいかつからの引退いんたい報告ほうこく＞引退いんたいを報告ほうこくする宇野うの昌あきら磨すり（撮影さつえい・西尾にしお　大助おおすけ）
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　フィギュアスケート男子だんしの18年ねん平たいら昌あきら、22年ねん北京ぺきん両りょう冬季とうき五輪ごりんメダリストで、日本にっぽん男子だんし初はつの世界せかい選手権せんしゅけん2連覇れんぱを果はたした宇野うの昌あきら磨すり（26＝トヨタ自動車とよたじどうしゃ）が14日にち、都内とないで引退いんたい会見かいけんを行おこなった。生なま配信はいしんされた1時じ間あいだは、飾かざらぬ発言はつげんと笑顔えがおにあふれた宇野うのらしい会見かいけん。「今日きょうこの日ひまでフィギュアスケートに全力ぜんりょくで取とり組くんできた自分じぶんを褒ほめたい」と語かたった。

　引退いんたいに至いたった経緯けいいも初はじめて明あかした。22年ねんに世界せかい選手権せんしゅけんで初はつ優勝ゆうしょうした一方いっぽうで、羽生はぶ結ゆい弦つるさんがプロ転向てんこうし、ネーサン・チェン（米国べいこく）も休養きゅうように入はいった。背中せなかを追おいかけた五輪ごりん王者おうじゃ2人にんが競技きょうぎ会かいを去さり「凄すごく寂さびしい気持きもちと取とり残のこされてしまったという気持きもちがあった」と吐露とろ。それでも、2シーズンは第一人者だいいちにんしゃとして君臨くんりんし続つづけた。

　2年ねん後ごにはミラノ・コルティナダンペッツォ五輪ごりんがあるが「未練みれんは全まったくない」ときっぱり言いう。今後こんごはプロスケーターとして活動かつどう。「心しんから踊おどるようなスケートをしたい」と前向まえむきで「今後こんごとも楽たのしく応援おうえんしてもらえれば」。世界せかい連覇れんぱを経験けいけんした宇野うのにしかできない表現ひょうげんを模索もさくしていく。

【宇野うのと一いち問もん一いち答とう】
　――プロとして表現ひょうげんしていくもの？
　「競技きょうぎから離はなれるので自由じゆうにできるかな。ジャンプ、スピン、何なにをやるにしても自分じぶんで選えらべる。自分じぶんの生いき方かたにもマッチしている」

　――身長しんちょう1メートル58の体格たいかくで、ここまでの成績せいせきを残のこせたことは？
　「不利ふりに思おもったことがない。偶然ぐうぜん、フィギュアスケートを始はじめて本当ほんとうに恵めぐまれている。他たで輝かがやけるスポーツはない」

　――自身じしんに憧あこがれてスポーツを始はじめようとする子供こどもへメッセージは？
　「自分じぶんがこの立場たちばになるなんて…。逆ぎゃくに聞ききたい。僕ぼくの一体いったいどこの部分ぶぶんに憧あこがれてくれたんですか？（笑わらい）」

　――セカンドキャリアについては？
　「視野しやを広ひろげて、いろんな経験けいけんをしていきたい。スケートの競技きょうぎを離はなれた分ぶん、ゲームに費ついやす時間じかんが増ふえるかなと思おもいます（笑わらい）」