【パリ・パラリンピック】女子じょし走はしり幅跳はばとびで高桑たかくわ早生わせが5位い　第一人者だいいちにんしゃ・中西なかにし麻耶まやは最後さいごのパラ出場しゅつじょうで7位い

[ 2024年ねん8月がつ31日にち 20:24 ]

パリ・パラリンピック第だい4日にち　陸上りくじょう（ 2024年ねん8月がつ31日にちフランス競技きょうぎ場じょう）

女子じょし走はしり幅跳はばとび（義足ぎそく・機能きのう障害しょうがいT64）　高桑たかくわ早生わせの2回かい目め＝パリ郊外こうがい（共同きょうどう）
Photo By 共同きょうどう

　陸上りくじょうの女子じょし走はしり幅跳はばとび（義足ぎそく・機能きのう障害しょうがいT64）でパラリンピック4度目どめ出場しゅつじょうの高桑たかくわ早生わせ（32＝NTT東日本ひがしにっぽん）が今季こんき自己じこベストの5メートル04をマークし、5位いに入はいった。5度目どめの出場しゅつじょうとなった中西なかにし麻耶まや（39＝鶴つる学園がくえんク）は4メートル91で7位いにとどまった。

　女子じょし100メートルにも出場しゅつじょうする高桑たかくわは2回かい目めに4メートル89、5回かい目めに4メートル90と今季こんき自己じこベストを更新こうしん。最終さいしゅう6回かい目めに5メートルを超こえる跳躍ちょうやくを見みせ、16年ねんリオデジャネイロ大会たいかいに並ならぶ5位いに入賞にゅうしょうした。一方いっぽう、中西なかにしは1回かい目めの跳躍ちょうやくで4メートル91を跳とんだが、その後ごは5回かいの試技しぎで4回かいがファウルに終おわり記録きろくを伸のばせなかった

　中西なかにしは最後さいごのパラリンピックと位置付いちづけてパリ大会たいかいに臨のぞんでいた。21歳さいのときに仕事しごと中ちゅうの事故じこで右足みぎあしの膝ひざから下したを切断せつだん。大分おおいた・明豊めいほう高だか時代じだいにはインターハイにも出場しゅつじょうしたソフトテニスを断念だんねんして陸上りくじょうに転向てんこうし、第一人者だいいちにんしゃの地位ちいに上のぼり詰つめた。当時とうじは珍めずらしかった海外かいがい拠点きょてんでの練習れんしゅうや、活動かつどう費ひを捻出ねんしゅつするためのセミヌードカレンダーなどで批判ひはんを浴あびながらも結果けっかを更新こうしんし続つづけ、20年ねんにはアジア記録きろくを5メートル70まで伸のばした。だが、金きんメダルを期待きたいされた21年ねん東京とうきょうパラリンピックは6位いに終おわった。

　コーチとの契約けいやくを解消かいしょうし、24年ねんで競技きょうぎ生活せいかつに区切くぎりをつけると決きめてプロ活動かつどう終了しゅうりょうも宣言せんげん。今年ことしから東広島ひがしひろしま市しに拠点きょてんを移うつし、生花せいか店てんでアルバイトをしながら友人ゆうじんをパートナーに練習れんしゅうを続つづけてきた。パリでは夢ゆめの6メートル台だいとメダルを目標もくひょうに掲かかげ、「やりきりましたと言いえるようにしたい」と完全かんぜん燃焼ねんしょうを誓ちかったが、パラリンピックでは表彰台ひょうしょうだいに届とどかなかった。