東京五輪・パラリンピック公式マスコットのミライトワとソメイティが、残暑を吹き飛ばすパフォーマンスでファンを湧かせた。
24日はパラ1周年イベントが東京・有明アリーナで行われ、車いすバスケットボール女子日本代表がスペインとエキシビションマッチで激突。日本は47―60で敗れたが、会場は観客の温かい拍手に包まれた。1年前の無観客とは異なる光景に北田千尋(33=LINE)は「感染リスクがある中、今日こうやって見に来ていただいて本当にありがとうございます。すごく気持ちよくバスケができました」と感謝を述べた。
そうした中、イベントに花を添えたのが「ミラソメ」だった。試合後、ボーカルグループ「Little Glee Monster」(リトグリ)が登場し、人気曲「世界はあなたに笑いかけている」に合わせて障害を持つダンサーとともに会場を盛り上げた。
さらに曲の披露が終わると、リトグリ、ダンサーらとコートを囲む客席4面に向かって写真撮影に応じた。
都と国際オリンピック委員会(IOC)などが結んだ開催都市契約では、大会マスコットを含む知的財産の使用権が昨年末で終了。しかし、IOCなどとの調整で〝復活〟した。〝ミラソメ〟は先月23日に国立競技場で行われた「TOKYO FORWARD」にも出演している。
SNS上では「#ミラソメ存続希望」とハッシュタグ付きの投稿が多く、都の担当者も「期待していただいている方々がたくさんいるのは認識している」と話していたほど。まだまだ需要はありそうだ。