大相撲おおずもう夏場所なつばしょ東京とうきょう両国りょうこく国技こくぎかん)が26にち千秋楽せんしゅうらくむかえる。14にちえてしん小結こむすびだいさとしょせき)が3はい単独たんどく首位しゅいち、大関おおぜきゆたか昇龍しょうりゅう立浪たつなみ)、大関おおぜきことさくら佐渡さどだけ)、関脇せきわけおもねえん(錣山)、幕内まくうち大栄おおえしょう追手おってふう)の4にんが4はい展開てんかいとなった。

 だいさとほんわりおもねほのおやぶれば、その時点じてん優勝ゆうしょう決定けっていぎゃくけた場合ばあいは、最大さいだいにんによる決定けっていせんとなる。なかでも議論ぎろん対象たいしょうとなりそうなのが、豊昇ほうしょうりゅうきんさくら大関おおぜきじん優勝ゆうしょうするケースだ。横綱よこづな昇進しょうしん条件じょうけんは「大関おおぜきで2場所ばしょ連続れんぞく優勝ゆうしょう」。ただし、11しょうでの優勝ゆうしょうは〝ていレベル〟とされている。

 昨年さくねん秋場所あきばしょ大関おおぜきたか景勝けいしょう常盤山ときわやま)が11しょう優勝ゆうしょうしたさいには、審判しんぱんから次場すばしょつなとりに否定ひていてき意見いけんれいもある。

 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい八角はっかく理事りじちょうもと横綱よこづな北勝海ほくとうみ)は14にちに10しょうげたゆたか昇龍しょうりゅうについて「千秋楽せんしゅうらくまで優勝ゆうしょうあらそいにくわわっているわけだから。大関おおぜき役割やくわりたしている」と一定いってい評価ひょうかくだ一方いっぽうで「(ほしが)もうひとつ、ふたつだよね。最初さいしょの2連敗れんぱいしい。そういうのがおおいよね。うえ横綱よこづな)にがるためには(格下かくしたに)とさないことが必要ひつよう」と注文ちゅうもんをつけた。

 かつて審判しんぱん所属しょぞくしていた西にしがん親方おやかたもと関脇せきわけわかさと)も「(優勝ゆうしょうは)4はいにはなってほしくない。やっぱり11しょうはいというのは、優勝ゆうしょう数字すうじではないですよね。優勝ゆうしょうというのは、12しょうのラインはってほしくない」と私見しけんべている。

 大関おおぜきじん逆転ぎゃくてん優勝ゆうしょうたしたとしても、次場すばしょつなとりには全勝ぜんしょうVなどのたかいハードルがもとめられることになりそうだ。