20代だいと40代だいでジュリア・ロバーツはどう着きた？ 映画えいがで花嫁はなよめを一いち度ど以上いじょう演えんじたセレブのウエディング衣装いしょうを徹底てってい比較ひかく

ジュリア・ロバーツ　20年ねんの時ときを経へて、可憐かれんな花嫁はなよめから孤高ここうの女王じょおうへ

22歳さい　糖尿とうにょう病びょうを患わずらいながら命いのちをかけて出産しゅっさんを決断けつだんするシェルビーを演えんじた『マグノリアの花はなたち』では80年代ねんだいらしい、衣装いしょうデザイナーのジュリー・ワイスによるフェミニンなペールピンクのドレスを着用ちゃくよう。オフショルダースタイルのデコルテ部分ぶぶんにはロマンティックなバラの装飾そうしょくが。

45歳さい　マイルス・デイビスやビョークなど、世界せかい的てきアーティストたちからの指名しめいが常つねに絶たえなかったアートディレクターの石岡いしおか瑛子えいこによるハンドメイドのウエディングドレスは、ジュリア・ロバーツ史上しじょう最大さいだいのボリュームと言いっても過言かごんではない。“ハリウッド・リポーター”によれば、この衣装いしょうは「周囲しゅうい5フィート8インチから6フィート、25ヤードから35ヤードの生地きじで手作てづくりされ、下したには巨大きょだいなワイヤーケージとコルセットがつけられていた」とのことだ。

キルスティン・ダンスト　片かたや保守ほしゅ的てき、片かたや憂鬱ゆううつ。両りょう極端きょくたんな花嫁はなよめの内面ないめんをドレスが映うつし出だす

21歳さい　1953年ねん、米国べいこくの名門めいもんウェルズリー大学だいがくを舞台ぶたいにジュリア・ロバーツ演えんじるリベラルな美術びじゅつ史し教授きょうじゅと、その学生がくせいたちを描えがいた映画えいが『モナリザ・スマイル』。したたかな優等生ゆうとうせいベティを演えんじたキルスティン・ダンストが着用ちゃくようしたウエディングドレスは、50年代ねんだい特有とくゆうのスウィートハートネックに繊細せんさいなレースのロングスリーブを合あわせたコンサバティブなスタイル。二に連れんのパールネックレスとの相性あいしょうも抜群ばつぐんだ。

29歳さい　カンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいでキルスティン・ダンストが最優秀さいゆうしゅう女優じょゆう賞しょうを受賞じゅしょうしたデンマークの鬼才きさいラース・フォン・トリアー監督かんとくによる『メランコリア』では、ゴルフ場ばまで有ゆうする豪邸ごうていで催もよおされた結婚式けっこんしきのシーンが見みどころだ。本ほん作さくで彼女かのじょが着用ちゃくようしているストラップレスドレスは、衣装いしょうデザイナーのマノン・ラスムッセンによるデザイン。しかしこのドレスについてダンストは、「お気きに入いりではないドレスだったからこそ、役やくになりきるのに役立やくだったわ」と説明せつめいし、衣装いしょうのテイストが好このみではなかったことを後ごのインタビューで暴露ばくろ。自身じしんと演えんじる役やくを別べつ人格じんかくと捉とらえ、同おなじスタイルにならないようにしていると持論じろんを語かたっている。

レイトン・ミースター　欧州おうしゅうvsアメリカ、それぞれの解釈かいしゃくによる“ロイヤル”なオートクチュール

25歳さい　「ゴシップ・ガール」シーズン5ではレイトン・ミースター演えんじるブレア・ウォルドーフとモナコ公こうルイ王子おうじがゴールイン！このシーンでは、ブライズメイドのドレスとともに、ウエディングドレスもヴェラ・ウォン(VERA WANG )がオリジナルで製作せいさくした。プリンセスライクなフルスカートのウエストにはさりげなくリボンのディテールが。繊細せんさいのアイボリーのレースがモナコ公おおやけ妃ひらしいロイヤルな雰囲気ふんいきを醸かもし出だしている。

26歳さい　紆余曲折うよきょくせつの末すえ、シーズン最終さいしゅう章しょうでチャック・バスと結むすばれたブレア。セントラルパークでの結婚式けっこんしきでは、エリー サーブ(ELIE SAAB)の2012年ねん春はる夏なつクチュールコレクションから水色みずいろのレースのドレスをチョイス。衣装いしょうデザイナーのエリック・ダマンはこのドレスについて「古ふるき良よき時代じだいの魅力みりょくと現代げんだいのハイファッションが融合ゆうごうしたような感かんじ。ウォリス・シンプソンがウィンザー公爵こうしゃくとの結婚式けっこんしきで着きていたウエディングドレスを思おもい出ださせる」と語かたっている。

ブレイク・ライブリー　20年代ねんだい＆80年代ねんだいのどこか懐なつかしいムード漂ただよう二に着ちゃく

22歳さい　戯曲ぎきょく家かアーサー・ミラーの娘むすめレベッカ・ミラーが、自みずから書かき下おろした小説しょうせつを映画えいが化かした『50歳さいの恋愛れんあい白書はくしょ』で、若わかき日ひの主人公しゅじんこうを演えんじたブレイク・ライブリー。30歳さい年上としうえのベストセラー作家さっかとの結婚式けっこんしきのシーンでは、若々わかわかしさあふれるガーリーなミニドレスを着用ちゃくよう。身頃みごろにシャーリングが施ほどこされ、胸むなもとにはリボンがあしらわれたドロップウエストのドレスは80年代ねんだいのプロムルックを取とり入いれたスタイルだ。

26歳さい　『アデライン、100年ねん目めの恋こい』では1920年代ねんだい後半こうはんという時代じだい設定せっていらしく、オールドハリウッドのグラマーなスタイルを披露ひろうした。見頃みごろ部分ぶぶんにレースがあしらわれたサテン素材そざいのドレスは、肌はだ馴染なじみの良よいオフホワイトが特徴とくちょう。シルバーのシューズと赤あかいリップでヴィンテージな装よそおいにポップなタッチを加くわえた。

Text: Makiko Yoshida

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