第だい801回かい：【ボルボEX30やめました】5カ月かげつの付つき合あいにピリオド　サブスクの費用ひようや電でん費ひなどを総括そうかつする 【エディターから一言ひとこと】

あっという間あいだの5カ月かげつ

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「ボルボEX30」のサブスクリプション（以下いか、サブスク）を始はじめてから5カ月かげつ目めになる7月がつ下旬げじゅん、サブスクを中途ちゅうと解約かいやくし、車両しゃりょうを返却へんきゃくしました。知人ちじんからは「もう返かえすの？」という反応はんのうもありましたが、もともと短期たんき集中しゅうちゅうでEX30を使つかい、その出来栄できばえを見極みきわめるつもりだったので、5カ月かげつで解約かいやくというのは予定よていどおりです。

今回こんかいのサブスクは3カ月かげつ前まえに連絡れんらくすれば違約いやく金きんなしで中途ちゅうと解約かいやくができるので、4月がつにカスタマーセンターにその旨むねを伝つたえ、5月に担当たんとうのボルボ・カー江戸川えどがわに中途ちゅうと解約かいやくに必要ひつような書類しょるいを提出ていしゅつ。その後ご、車両しゃりょうを返却へんきゃくする日ひを決きめ、返却へんきゃく当日とうじつは車両しゃりょう状態じょうたいを確認かくにんするために日本にっぽん自動車じどうしゃ鑑定かんてい協会きょうかいによる査定さていを行おこなうというのが返却へんきゃくまでの流ながれでした。

前述ぜんじゅつのとおり、サブスクの中途ちゅうと解約かいやく自体じたいには違約いやく金きんはかかりませんが、EX30のサブスクでは月間げっかん走行そうこう距離きょりが1000kmまでと定さだめられており、これを超こえた場合ばあいは1kmあたり33円えん（税込ぜいこみ）を追加ついかで支払しはらいます。返却へんきゃく時じの走行そうこう距離きょりは5645kmで、つまり645kmの超過ちょうか。そのため、33円えん×645km＝2万まん1285円えんの精算せいさん金きんが必要ひつようになります。

また、車両しゃりょうにキズなどがあると1点てんにつき7700円えんの精算せいさん金きんが発生はっせいします。バンパーや窓まどガラスに細こまかい飛とび石いしの痕あとがあったり、シートやダッシュボードに小ちいさいスレやキズがあったりしましたが、いずれも精算せいさん金きんが必要ひつようなレベルではなく、取とりあえずホッとしました。

ということで、追加ついかの精算せいさん金きんは2万まん1285円えんで、これに5カ月かげつ分ぶんのサブスク料金りょうきん47万まん5000円えん（＝9万まん5000円えん×5カ月かげつ）を加くわえて、締しめて49万まん6285円えんというのがかかった費用ひようでした。約やく50万まん円えんという数字すうじだけ見みると高こうそうにも思おもえますが、車両しゃりょう本体ほんたい価格かかく559万まん円えんの最新さいしんモデルを新車しんしゃで5カ月かげつ堪能たんのうしてこの費用ひようなら、十分じゅうぶん納得なっとくです。

サブスク契約けいやくを中途ちゅうと解約かいやくし、2024年ねん7月がつ下旬げじゅんに返却へんきゃくした「ボルボEX30」。筆者ひっしゃの元もとにやってきたのは3月がつ11日にちのことだった。

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日本にっぽん自動車じどうしゃ鑑定かんてい協会きょうかいによる査定さてい中ちゅう。飛とび石いしの痕あとなどがあったものの、いずれも清算せいさん金きんが必要ひつようなレベルではなかったのでひと安心あんしん。

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走行そうこう距離きょりの超過ちょうかによって2万まん1285円えんを支払しはらうことに。本当ほんとうは返却へんきゃく前まえに長距離ちょうきょりの取材しゅざいもプランしていたのだが、距離きょりの超過ちょうかに気きがついて断念だんねんしたのだった。

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平均へいきん電でん費ひは5.3km/kWh

この5カ月かげつの走行そうこうデータをチェックすると、普通ふつう、急速きゅうそく合あわせて充電じゅうでん回数かいすうは43回かいで、総そう充電じゅうでん量りょうは1059.8kWhでした。充電じゅうでんを記録きろくした走行そうこう距離きょり5580kmをこれで割わると、平均へいきん電でん費ひは5.3km/kWhになります。カタログの電でん費ひが7.0km/kWh（WLTCモード値ちの143Wh/kmを換算かんさん）ですので、残念ざんねんながらそれには届とどきませんでした。高速こうそく道路どうろの移動いどうが多おおかったのが一因いちいんかもしれません。

一方いっぽう、電でん費ひ計測けいそくのために何なん度どか走はしらせたことがあり、アダプティブクルーズコントロール（ACC）を使つかって高速こうそく道路どうろを100km/hで巡航じゅんこうしたときの電でん費ひが5.4km/kWh（冬季とうき）～6.4km/kWh（夏季かき）、比較的ひかくてき空あいた一般いっぱん道どうでは6.9km/kWh（冬季とうき）～8.2km/kWh（夏季かき）という数字すうじでした。一般いっぱん道どうを走はしる比率ひりつが高たかければ、カタログ値ちに近ちかづきそうです。

電でん費ひの話はなしはさておき、5カ月かげつの間あいだこのクルマと付つき合あって感かんじたのは、実じつに魅力みりょく的てきな電気でんき自動車じどうしゃ（BEV）だということ。都会とかい的てきで洗練せんれんされたエクステリアと、シンプルでありながら温あたたかみと上質じょうしつさにあふれるインテリアは見みてのとおりですが、急速きゅうそく充電じゅうでんに頼たよる私わたしの場合ばあい、充電じゅうでんのスピードが高たかく、また、気温きおんの影響えいきょうを受うけにくいのが、とにかく気きに入いっています。

インフォテインメントシステムにGoogleを採用さいようするEX30は、エアコンなどの操作そうさを音声おんせいコマンドで実行じっこうできたり、ナビゲーションの目的もくてき地ち検索けんさくに音声おんせい認識にんしきが使つかえたりと、何なにかと便利べんり。PCで検索けんさくした地点ちてんをEX30で共有きょうゆうできたり、比較的ひかくてき正確せいかくに目的もくてき地ち到着とうちゃく時じのバッテリー残ざん量りょうを予測よそくしてくれたりするのも助たすかっています。

ほとんどの操作そうさをタッチパネルで行おこなうことは、慣なれるとそれほど面倒めんどうではありませんが、車両しゃりょう設定せっていの一部いちぶがスタートのたびにリセットされてしまうのはぜひ改善かいぜんしてほしいところ。個人こじん的てきに残念ざんねんだったのが、予定よていされていた「ワイヤレスCarPlay」の追加ついかが間まに合あわなかったこと。このあたりは今後こんごの車両しゃりょうソフトウエアのバージョンアップを期待きたいしましょう。

そういった細こまかい不満ふまんはありますが、全体ぜんたいとしては、とても高たかいレベルの仕上しあがりを見みせたEX30。559万まん円えんという価格かかくも含ふくめてお薦すすめのBEVであることは確たしかで、私わたしとしても手放てばなすのが惜おしい一いち台だいです。最新さいしんの技術ぎじゅつに触ふれながら、楽たのしい時間じかんを過すごせた5カ月かげつは、私わたしにとって貴重きちょうな体験たいけんになりました。

（文ぶんと写真しゃしん＝生方うぶかた 聡さとし／編集へんしゅう＝藤沢ふじさわ 勝まさる）

最終さいしゅう的てきな平均へいきん電でん費ひは5.3km/kWh。カタログ値ちには届とどかなかったが、一般いっぱん道どう中心ちゅうしんの使つかい方かたであればもう少すこし改善かいぜんするはずだ。

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シンプルでありながら温あたたかみと上質じょうしつさにあふれたインテリアはお気きに入いりポイントのひとつ。Googleのインフォテインメントシステムも便利べんりだった。

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