User:春はる去さ無む蹤

花落はなおち水流すいりゅう，春はる去さ無む蹤。

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詩し詞し賞しょう析

		春はる有ゆう百ひゃく花はな秋あき有ゆう月がつ，夏なつ有ゆう涼風すずかぜ冬ふゆ有ゆう雪せつ。 若わか無む閒あいだ事ごと掛かけ心頭しんとう，便びん是ぜ人間にんげん好こう時節じせつ。 ——宋そう・無む門かど慧とし開ひらく《無む門もん關せき》			勸すすむ君くん莫惜金きん縷衣，勸すすむ君くん惜取少年しょうねん時じ。 花はな開ひらけ堪こらえ折おり直ちょく須折，莫待無む花はな空そら折おり枝えだ。 ——唐とう・杜もり秋あき娘むすめ《金きむ縷衣》			去年きょねん今日きょう此門中ちゅう，人面じんめん桃もも花はな相しょう映うつ紅べに。 人面じんめん不知ふち何處どこ去さ，桃もも花はな依よ舊きゅう笑わらい春風しゅんぷう。 ——唐とう・崔ちぇ護まもる《題だい都城みやこのじょう南莊なんそう》
		人ひと有ゆう悲歡離合りごう，月がつ有ゆう陰晴いんせい圓えん缺かけ，此事古いにしえ難なん全ぜん。 但ただし願人がんにん長久ちょうきゅう，千里せんり共きょう嬋娟せんけん。 ——宋そう・蘇そ軾《水みず調ちょう歌か頭あたま》			滄海そうかい月明げつめい珠たま有ゆう淚なみだ，藍田あいだ日にち暖だん玉生たまにゅう煙けむり。 此情可か待まち成なり追憶ついおく，只ただ是ぜ當時とうじ已やめ惘然ぼうぜん。 ——唐とう・李り商しょう隱かくれ《錦にしき瑟》			閒あいだ雲くも潭影日び悠悠ゆうゆう，物もの換かわ星ほし移うつり幾度いくど秋あき。 閣かく中ちゅう帝みかど子こ今いま何なん在ざい？檻おり外がい長江ちょうこう空自くうじ流りゅう。 ——唐とう・王おう勃《滕王閣かく序じょ》