大阪・関西万博(4~10月)の会場に直結する大阪メトロ中央線の地下鉄新駅「
夢洲
駅」(大阪市此花区)が19日開業し、同日午前5時2分、同駅から一番列車が出発した。
開業した大阪メトロ中央線「夢洲駅」から出発する一番列車に乗り込む人たち(19日午前4時58分、大阪市此花区で)=渡辺恭晃撮影 一番列車は、近鉄・学研奈良登美ヶ丘駅(奈良市)行きで、先頭と最後尾には「夢洲 2025」と書いた記念のヘッドマークが掲げられた。大阪メトロの河井英明社長ら約20人が出席してテープカットなどが行われ、「出発進行!」の合図で見送った。
開業した大阪メトロ中央線「夢洲駅」で一番初めに購入された切符(19日午前4時35分、大阪市此花区で)=渡辺恭晃撮影 一番列車に乗るため、18日午後7時30分から同駅で並んでいたという兵庫県三田市の会社員男性(23)は「いよいよ万博が近づいてきたという実感が湧いてきた。これから何度も訪れたい」と話し、大阪市の小学4年の男児(10)は「夢洲に初めて来たので、建設中の会場も外から見てみたい」と目を輝かせていた。
新駅は人工島・夢洲の中心部にあり、隣の「コスモスクエア駅」(大阪市住之江区)から3・2キロ延伸して建設された。開幕までは、主に工事関係者らの利用が想定されている。