豊田通商は、ケニアでバッテリーの再利用事業を手がける英国の新興企業に出資したと発表した。出資額は非公表。豊通のアフリカでのネットワークを活用し、ケニア以外の国にも事業展開していく予定という。
出資するのは、2016年に設立された「アクセロン リミテッド」。21年からケニアに進出し、主に小型太陽光発電機の廃棄電池から調達したセルから、再利用バッテリーなどを製造している。豊通は、子会社の仏商社「CFAO」と共同で設立した投資会社を通じ、第三者割当増資を引き受けた。
アフリカでは、小型の太陽光パネルや電動バイクの普及に伴い、バッテリー市場の成長が予想されているが、バッテリーの処分方法がまだ整備されていない。
再利用したバッテリーが広がれば、それを使った良品廉価な製品の導入も期待されているという。