奈良市で2日、市消防局に所属する60歳代の男性消防士長が野焼きをしていたところ、近くの倉庫に燃え移り、全焼させていたことが、市消防局への取材で分かった。けが人はなかった。奈良県警奈良署は、失火の疑いで調べている。
奈良署の発表では、2日午後、奈良市横井の男性(62)宅の木造平屋の倉庫75平方メートルと倉庫内の乗用車が全焼し、倉庫前に駐車してあった軽トラックが半焼した。
市消防局などによると、消防士長は隣接する畑で野焼きをしており、「刈り取った草を燃やしていたところ、燃え広がってしまった」と話しているという。