馬術ばじゅつ

　五輪ごりんで実施じっしされるのは3種目しゅもく。それぞれ個人こじん、団体だんたいで争あらそう。

　▽障害しょうがい飛越とびこし=競技きょうぎエリア内ないに設置せっちされたさまざまな形状けいじょうの障害しょうがい物ぶつを決きめられた順番じゅんばんに飛とび、走行そうこうする。障害しょうがい物ぶつの落下らっかや馬うまが止とまったり障害しょうがい物ぶつを避さけたりするなどのミスは減点げんてんの対象たいしょう。減点げんてんの少すくなさを競きそい、同点どうてんの場合ばあいはゴールまでのタイムの速はやい人馬じんばが上位じょうい。

　▽馬場ばば馬術ばじゅつ=20メートル×60メートルの細長ほそながいアリーナ内ないで、ステップなど馬うまの動うごきの正確せいかくさや美うつくしさを採点さいてんして競きそう。決きめられた内容ないようで競きそう規定きてい演技えんぎと、必須ひっす要素ようそを入いれて演技えんぎを構成こうせいし、音楽おんがくに合あわせて演えんじる自由じゆう演技えんぎを行おこなう。

　▽総合そうごう馬術ばじゅつ=上記じょうきの二ふたつに、水みず濠ほりや竹たけ柵しがらみが設置せっちされたコースを疾走しっそうする耐久たいきゅう（クロスカントリー）を加くわえた3種目しゅもくの総合そうごう成績せいせきで争あらそう。馬場ばば馬術ばじゅつ、耐久たいきゅう、障害しょうがい飛越とびこしの順じゅんに行おこない、減点げんてんの少すくなさを競きそう。

　・団体だんたいはこれまで1チーム4人にん馬ばが出場しゅつじょうして上位じょうい3人にん馬ばの成績せいせきが採用さいようされていたが、東京とうきょう大会たいかいからは参加さんか国こくの増加ぞうかを見込みこんで3人馬じんば出場しゅつじょうで全員ぜんいんの成績せいせきが反映はんえいされる形式けいしきに変更へんこう。1人ひとりのミスが成績せいせきを左右さゆうするスリリングな展開てんかいとなる。