AI第一人者だいいちにんしゃの松尾まつお豊ゆたか教授きょうじゅ、ディープラーニングの未来みらいを語かたる

日経にっけいクロステック／日経にっけいコンピュータ

2020.09.29

全ぜん600文字もじ

　人工じんこう知能ちのう（AI）技術ぎじゅつ、特とくにディープラーニング（深層しんそう学習がくしゅう）の進化しんかはとどまるところを知しらない。医療いりょう分野ぶんやでは、胸部きょうぶのコンピューター断層だんそう撮影さつえい装置そうち（CT）画像がぞうから新型しんがたコロナウイルスによる肺炎はいえんの特徴とくちょうを見みいだす技術ぎじゅつの実用じつよう化かが進すすむ。米べいオープンAIが開発かいはつしたニューラルネットワーク「GPT-3」は、人間にんげんにも「AIが書かいた」と見分みわけがつかないほど自然しぜんな文章ぶんしょうを生成せいせいできる。

　一方いっぽう、こうした最先端さいせんたんのAIを産業さんぎょうや社会しゃかいに実装じっそうするのは、そう簡単かんたんではない。多おおくの企業きぎょうは学習がくしゅうデータの不足ふそくなどの課題かだいを抱かかえ、PoC（概念がいねん実証じっしょう）から先さきへ進すすめていない。

　日経にっけいクロステック EXPO 2020では、日本にっぽんにおけるAI研究けんきゅうと産業さんぎょう応用おうようの第一人者だいいちにんしゃである東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん工学こうがく系けい研究けんきゅう科かの松尾まつお豊ゆたか教授きょうじゅに、AIが産業さんぎょうにもたらすインパクトについて語かたってもらう。ディープラーニングの最近さいきんの動向どうこうや今後こんごの進展しんてんを俯瞰ふかん（ふかん）するとともに、それが産業さんぎょうや社会しゃかいに与あたえる影響えいきょうについて解説かいせつする。

　AIを社会しゃかい実装じっそうするうえでキープレーヤーになるのがスタートアップ企業きぎょうだ。AIを事業じぎょうに生いかしたい大だい企業きぎょうはスタートアップ企業きぎょうとどのような形かたちで連携れんけいがすべきか、同氏どうしが講演こうえんで明あきらかにする。「PoC疲つかれ」を乗のり越こえたい多おおくの企業きぎょうにとって参考さんこうになるはずだ。