鄧荀

鄧荀
東ひがし吳くれ 官員かんいん
死し	263年ねん 交趾
活躍かつやく時期じき	262年ねん～263年ねん
遞啲名めい
其他名めい	鄧句、鄧詢

鄧荀（粵拼：dang6 seon1；？—263年ねん；「鄧荀」係がかり《晉すすむ書しょ》記法きほう），《三國志さんごくし》記名きめい爲ため鄧句（dang6 geoi3），《大越おおごえ史記しき全書ぜんしょ》記名きめい爲ため鄧詢（dang6 seon1），係かかり三さん國こく時とき東ひがし吳くれ嘅官員いん，佢同交廣戰役せんえき有ゆう關せき。

永安えいあん五ご年ねん（262年ねん），吳くれ主ぬし孫まご休きゅう派は察戰鄧荀去交趾（而家越えつ南みなみ北部ほくぶ一帶いったい）徵ちょう調ちょう孔雀くじゃく、野の豬。交趾太守たいしゅ孫まご諝之これ前まえ派は郡ぐん度ど上じょう千せん人にん去さ建けん業ぎょう（而家南京なんきん）服ふく徭役，當地とうち人じん睇鄧荀來咗，以爲又また要よう徵ちょう人じん徭役，於是郡ぐん吏呂りょ興きょう趁機煽動せんどう起おこり啲人，招攬周圍しゅうい嘅越人じん，係かかり遞年（263年ねん）農のう曆れき五ご月がつ起おこり兵へい，殺ころせ孫まご諝同鄧荀，是ぜ爲ため交趾之の亂みだれ嘅起始はじめ。

史書ししょ中有ちゅうう另一いち種しゅ講こう法話ほうわ，孫まご諝做官かん貪むさぼ暴，當地とうち人じん好こう怨佢，察戰鄧荀來らい到いた交趾，又また擅自徵ちょう調ちょう三さん十じゅう隻せき孔雀くじゃく（《大越おおごえ史記しき全書ぜんしょ》嘅數字すうじ，《晉すすむ書しょ》記き爲ため三さん千せん隻せき），仲なか要かなめ啲人送おく批孔雀くじゃく去さ建けん業ぎょう，啲人都と唔想服役ふくえき，於是諗住造反ぞうはん，呂りょ興きょう帶たい頭あたま起おこり事ごと，殺ころせ咗孫諝同鄧荀。

參まいり攷資料しりょう

• 吳ご士し連れん。〈外そと紀きの卷まき之の四よん：屬ぞく吳ご晉すすむ宋そう齊ひとし梁りょう紀おさむ〉. 《《大だい越えつ史記しき全書ぜんしょ》》。｢癸みずのと未み〈漢かん炎えん興きょう元年がんねん，吳ご永ひさし安やす十じゅう六ろく年ねん〉春はる三さん月がつ。初はつ，吳ご以孫諝為交州太守たいしゅ。諝貪暴，為ため百姓ひゃくしょう患。至いたり是ぜ吳くれ主ぬし遣や鄧詢至いたり郡ぐん。詢又擅調孔雀くじゃく三さん十じゅう隻せき，送おく建けん業ぎょう。民みん憚はばか遠とお役やく，因いん謀はかりごと作さく亂らん。夏なつ四よん月がつ，郡ぐん吏呂興きょう殺ころせ諝及詢，而請太守たいしゅ及兵于晉。〈按《綱目こうもく》云うん：請吏于魏。明年みょうねん魏ぎ禪ぜん位い於晉，則のり魏ぎ亦また晉すすむ也。〉九きゅう真しん、日南にちなん皆みな應おう之の。｣
• 陳ちん壽ひさし。〈魏たかし書しょ：三さん少しょう帝みかど紀き — 陳ひね留とめ王おう紀おさむ〉. 《《三さん國くに志こころざし》》。｢辛からし未み……孫まご休きゅう遣や使つかい鄧句，敕交阯太守たいしゅ鎖くさり送おく其民，發はつ以為兵へい。吳ご將すすむ呂りょ興きょう因いん民心みんしん憤怒ふんぬ，又また承うけたまわ王師おうし平定へいてい巴ともえ蜀しょく，即そく糾合きゅうごう豪傑ごうけつ，誅除句く等とう，驅逐くちく太守たいしゅ長ちょう吏，撫なで和わ吏民，以待國こく命いのち。九きゅう真しん、日南にちなん郡ぐん聞興去さ逆ぎゃく即そく順じゅん，亦また齊ひとし心こころ響ひびき應おう，與あずか興きょう協同きょうどう。｣
• 陳ちん壽ひさし。〈吳ご書しょ：三さん嗣主傳でん — 孫まご休きゅう傳でん〉. 《《三さん國くに志こころざし》》。｢（永安えいあん）六ろく年ねん……五月ごがつ，交阯郡ぐん吏呂興きょう等とう反はん，殺ころせ太守たいしゅ孫まご諝。諝先是ぜ科か郡上こおりかみ手工しゅこう千餘人送建業，而察戰せん至いたり，恐おそれ復ふく見取みとり，故こ興きょう等とう因いん此扇動せんどう兵へい民みん，招誘諸しょ夷えびす也。｣
• 房ぼう玄げん齡よわい。〈列れつ傳つて第だい二に十じゅう七なな — 陶すえ璜傳〉. 《《晉すすむ書しょ》》。｢孫まご皓あきら時じ，交阯太守たいしゅ孫まご諝貪暴，為ため百姓ひゃくしょう所しょ患。會かい察戰鄧荀至いたり，擅調孔雀くじゃく三さん千せん頭とう，遣や送おく秣まぐさ陵りょう，既すんで苦く遠とお役やく，咸思為ため亂らん。郡ぐん吏呂興きょう殺ころせ諝及荀，以郡內附。｣