吳ご子こ光こう（1817年ねん—1883年ねん），號ごう芸げい閣かく，別べつ署しょ雲くも壑，晚ばん號ごう鐵てつ梅うめ老人ろうじん。清朝せいちょう時とき福建ふっけん省しょう臺灣たいわん府ふ淡水たんすい廳ちょう(今いま中華民國ちゅうかみんこく臺灣たいわん省しょう苗なえ栗くり縣けん)客きゃく家人かじん，原籍げんせき廣東かんとん布ぬの政せい使し司し嘉よしみ應おう州しゅう（今いま梅うめ州しゅう）。
吳ご子こ光こう因いん屢試不ふ第だい，於清朝あさ道みち光こう十じゅう七なな年ねん（1837）來らい台だい，居きょ於淡水たんすい廳ちょう苗なえ栗ぐり堡銅鑼どら灣わん樟くすのき樹林じゅりん莊そう之の雙そう峰山みねやま（在ざい今いま苗なえ栗くり縣けん銅鑼どら鄉きょう）建けん雙そう峰みね草堂そうどう開ひらき班はん授課，道みち光こう28年ねん(1848年ねん)補ほ臺灣たいわん府ふ學がく廩生[1]。吳ご氏原うじはら頗具才ざい學がく，詩文しぶん俱佳，頗得臺灣たいわん道どう徐じょ宗そう幹みき之これ賞しょう識。同どう治ち四よん年ねん（1865）中ちゅう舉，十じゅう一いち年ねん（1868）應おう淡水たんすい廳ちょう同どう知ち陳ひね培つちかえ桂かつら之これ聘參與さんよ《淡水たんすい廳ちょう志こころざし》之の修おさむ纂。後こう應おう臺だい中ちゅう神岡かみおか望もち族ぞく呂りょ家か之の邀，館たて於筱雲山莊さんそう筱雲軒のき。光ひかり緒いとぐち三さん年ねん（1877）在ざい岸きし裡うら社しゃ文ぶん昌あきら祠ほこら創そう文ぶん英えい社しゃ，呂りょ家か三さん兄弟きょうだい皆みな從したがえ遊ゆう。吳ご氏し以三傳さんでん之これ學がく見長みなが，[2]頗有乾いぬい嘉よしみ考證こうしょう餘あまり風ふう。
著しる有ゆう《經けい餘あまり雜錄ざつろく》、《芸げい閣かく山人さんじん集しゅう》、《小しょう草くさ拾遺しゅうい》、《三さん長ちょう贅ぜい筆ひつ》與あずか《一いち肚皮集しゅう》等とう書しょ，然しか皆みな稿本こうほん行ぎょう世よ。其手稿こう後ご藏くら神岡かみおか呂りょ家か，後ご為ため陳ひね炎えん正ただし所得しょとく，陳ちん氏し後ご贈おく「臺灣たいわん史蹟しせき中心ちゅうしん」。該中心ちゅうしん曾影印しるし併陳氏し所しょ撰せん《年譜ねんぷ》編へん為ため《吳ご子こ光こう全書ぜんしょ》三さん冊さつ。而早年ねん編へん印しるし《臺灣たいわん文獻ぶんけん叢くさむら刊かん》時じ，也曾從したがえ其《一いち肚皮集しゅう》中ちゅう輯錄有ゆう關せき台灣たいわん資料しりょう，編へん為ため《臺灣たいわん紀き事ごと》。
