迦濕彌わたる羅ら國こく

迦濕彌わたる羅ら國こく（梵語ぼんご：काश्मीर，कश्मीर，IAST：Kāśmīra，Kaśmīra）是これ北きた印度いんど古代こだい國家こっか，即今そっこん天てん的てき克かつ什米爾なんじ。《大だい唐から西域せいいき记》引“迦濕彌わたる羅ら國こく志こころざし”稱しょう佛陀ぶっだ入滅にゅうめつ後ご第だい五ご十じゅう年ねん由ゆかり末田すえだ底そこ迦來らい此建國けんこく，此前為ため無人むじん湖みずうみ區く。

歷史れきし記載きさい

《大だい唐から西域せいいき記き》卷まき三有对迦濕彌羅國的記載：

“ 从此（乌剌尸しかばね国こく）东南，登山とざん履くつ险，度ど鐵橋てっきょう，行ぎょう千せん餘あまり里さと，至いたり迦濕彌わたる羅ら國こく（舊きゅう曰罽賓，訛なまり也。北きた印度いんど境さかい）。迦濕彌わたる羅ら國こく，周しゅう七なな千せん餘あまり里さと。四よん境さかい負ふ山やま，山やま極ごく陗峻，雖有門もん徑みち，而復隘狹，自じ古こ鄰敵無能むのう攻おさむ伐き。國大こくだい都と城西じょうさい臨大河たいが，南北なんぼく十じゅう二に三さん里り，東西とうざい四よん五ご里さと。宜むべ稼穡，多た花はな果はて，出で龍りゅう種馬たねうま及鬱金香うっこんこう、火ひ珠たま、藥草やくそう。氣き序じょ寒かん勁，多た雪ゆき少しょう風かぜ。服ふく毛げ褐，衣ころも白しろ氎。土俗どぞく輕けい僄，人にん多おお怯懦きょうだ。國くに為ため龍りゅう護まもる，遂とげ雄お鄰境。容貌ようぼう妍美，情じょう性せい詭詐。好學こうがく多聞たもん，邪よこしま正ただし兼けん信しん。伽藍がらん百ひゃく餘所よそ，僧徒そうと五ご千せん餘人よにん。有ゆう四よん窣堵波は，並無ならびな憂う王おう建けん也，各かく有ゆう如來にょらい舍利しゃり斗と餘あまり。 ”