飲いん馬ば長城ちょうじょう窟くつ行ぎょう

《飲いん馬ば長城ちょうじょう窟くつ行ぎょう》，簡称《飲いん馬ば行ぎょう》（「飲いん」，音おと「yìn」），是ぜ中国ちゅうごく漢かん朝ちょう期間きかん的てき一いち個こ樂らく府ふ詩し詩し題だい。

題目だいもく

「飲いん馬ば長城ちょうじょう窟くつ」，意思いし是ぜ戰士せんし在ざい長城ちょうじょう之これ下か駐ちゅう守もり，尋ひろ找泉窟くつ，以讓戰せん馬ば飲水のみみず，本ほん為ため戰士せんし艱苦かんく的てき守もり邊べ生活せいかつ寫うつし照あきら，後こう成なり為ため民みん歌か。

水みず寒かん曲きょく

建けん安やす七なな子し中なか的てき陳ちん琳有ゆう以本題ほんだい作詩さくし，俗稱ぞくしょう《水みず寒かん傷きず馬ば骨こつ》，簡稱《水みず寒かん曲きょく》、《水みず寒行かんぎょう》，以一對夫婦的对话写成，風格ふうかく極ごく為ため接近せっきん乐府民ふみん歌か，充滿じゅうまん了りょう反戰はんせん意識いしき，質樸しつぼく勁力。

飲いん馬ば長城ちょうじょう窟くつ，水みず寒かん傷きず馬ば骨こつ。往謂長城ちょうじょう吏，慎まき莫稽留とめ太ふと原はら卒そつ！官かん作さく自じ有ゆう程ほど，舉筑諧汝聲ごえ。男兒だんじ寧やすし當とう格かく鬥死，何なに能のう怫鬱築ちく長城ちょうじょう！

長城ちょうじょう何なん連れん連れん，連れん連れん三さん千里せんり。邊あたり城じょう多た健けん少しょう，內舍多寡たか婦ふ。作さく書しょ與あずか內舍，便びん嫁よめ莫留住じゅう。善ぜん待まち新しん姑しゅうと嫜，時時ときどき念ねん我わが故こ夫子ふうし！

報むくい書しょ往邊地ち，君きみ今出いまで語ご一いち何なん鄙ひな？身み在ざい禍わざわい難なん中ちゅう，何なに為ため稽留他た家子いえこ？生なま男おとこ慎まき莫舉，生なま女おんな哺用脯。君きみ獨どく不ふ見長みなが城下じょうか，死人しにん骸骨がいこつ相しょう撐拄？結髮けっぱつ行事ぎょうじ君くん，慊慊心意しんい關せき。明知めいち邊地へんち苦く，賤妾何なん能久よしひさ自じ全ぜん？

饮马长城窟くつ行ぎょう（青青あおあお河畔かはん草そう）

《青青あおあお河畔かはん草そう》訴說一名女子與夫婿分離兩地的相思之情。《昭明しょうめい文選ぶんせん》題だい為ため「樂らく府ふ古こ辭じ」，作者さくしゃ不ふ詳しょう其名。玉たま臺新だいしん詠えい題だい為ため蔡邕所作しょさ。今日きょう學者がくしゃ認みとめ為ため是ぜ經過けいか文人ぶんじん潤じゅん飾かざり的てき民みん歌か。

青青あおあお河畔かはん草そう，綿綿めんめん思おもえ遠道とおみち。
遠道とおみち不可ふか思おもえ，夙昔夢見ゆめみ之の。
夢見ゆめみ在ざい我わが傍はた，忽ゆるがせ覺さとし在ざい他鄉たきょう。
他鄉たきょう各かく異い縣けん，輾轉てんてん不ふ相あい見み。
枯桑知ち天風てんぷう，海水かいすい知ち天てん寒かん。
入門にゅうもん各自かくじ媚こび，誰だれ肯相為ため言ごと。
客きゃく從したがえ遠方えんぽう來らい，遺のこ我わが雙そう鯉こい魚ぎょ。
呼よび兒じ烹鯉魚ぎょ，中有ちゅうう尺じゃく素もと書しょ。
長ちょう跪讀素もと書しょ，書中しょちゅう竟何如。
上うえ言げん加餐かさん食しょく，下しも言げん長ちょう相しょう憶。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 《昭明しょうめい文選ぶんせん》
• 《玉たま臺新だいしん詠えい》