魯秀

魯秀（？—454年ねん），小字こあざ天てん念ねん，扶風郡ぐん郿縣人ひと。東あずま晉すすむ雍州刺史しし魯宗之の孫まご，也是南朝なんちょう宋そう豫よ州しゅう刺史しし魯爽的てき七なな弟おとうと。南北なんぼく朝あさ時期じき將領しょうりょう，初はつ仕つかまつ魏ぎ，後ご入にゅう宋そう，官かん至いたり司つかさ州しゅう刺史しし，但ただし因よし參與さんよ劉りゅう義宣よしのぶ等とう的てき叛變而戰死し。

生平おいだいら

魯秀家族かぞく因いん應おう魯宗之の反抗はんこう劉りゅう裕ひろし失敗しっぱい而逃到北方ほっぽう，故こ魯秀初はつ亦また入にゅう仕つかまつ北きた魏ぎ。魯秀有ゆう謀略ぼうりゃく，才能さいのう比ひ哥哥魯爽更さら優ゆう，魏ぎ太ふとし武たけ帝みかど拓つぶせ跋ばつ燾以魯秀任ひでとう禁きん軍ぐん宿衞しゅくえい，亦また了解りょうかい他た的てき才能さいのう。太平たいへい真しん君くん十じゅう年ねん（449年ねん），高梁たかはし王おう拓つぶせ跋ばつ那な進攻しんこう柔やわ然しか時どき被ひ圍かこえ困こま，太ふとし武たけ帝みかど就命魯秀領りょう兵へい去さ救すくえ，自じ率りつ大軍たいぐん後繼こうけい。魯秀在ざい太ふとし武たけ帝みかど大軍たいぐん還かえ未み趕到時じ就已擊げき敗はい圍かこえ困こま的てき柔やわら然しか軍ぐん，救すくい了りょう拓つぶせ跋ばつ那な回かい來らい。太ふとし武たけ帝みかど更さら因いん此功任命にんめい魯秀為ため中書ちゅうしょ郎ろう，封ふう廣陵こうりょう侯こう。不ふ久ひさ，太ふとし武たけ帝みかど因いん有ゆう傳言でんごん鄴城人民じんみん意圖いと據よりどころ城じょう謀反ぼうほん，多た次つぎ派は人じん去さ察看並なみ毀掉後こう趙ちょう石いし虎とら定てい都と鄴城時じ留とめ下か的てき皇宮こうぐう。其時魯秀也しゅうや常常つねづね乘じょう驛えき馬ば往返平城ひらじろ及鄴，但ただし碰巧因いん病びょう而延誤あやま了りょう回かい來らい時間じかん，被ひ太ふとし武たけ帝みかど指ゆび責せめ。先さき前ぜん魯秀兄けい魯爽屢因酒しゅ醉よい而犯過か，正せい擔憂會かい被ひ誅殺ちゅうさつ，魯秀被ひ責せめ難なん後ご也恐懼きょうく起おこり來らい。時とき南朝なんちょう宋そう降くだ將はた程ほど天てん祚曾與魯秀見み面めん，並なみ勸すすむ他た歸き降くだ南朝なんちょう，魯秀亦また認みとめ同どう。

太平たいへい真しん君くん十じゅう一いち年ねん（450年ねん），南朝なんちょう宋そう發動はつどう北きた伐き戰爭せんそう，但ただし冬季とうき時じ魏ぎ軍ぐん發動はつどう反攻はんこう，魯秀也随太ふと武たけ帝みかど率りつ兵へい南みなみ攻おさむ；與あずか此同時じ，魯爽也與拓つぶせ跋ばつ仁ひとし率りつ別べつ軍ぐん南みなみ攻おさむ，兩りょう軍ぐん終おわり在ざい長江ちょうこう北きた的てき瓜ふり步ふ會かい師し，聲こえ言げん要よう渡江とのえ進攻しんこう建たて康やすし。不ふ過か，這次兄弟きょうだい會合かいごう卻在商しょう討南歸き之の事こと。次つぎ年ねん，魯爽在ざい太ふとし武たけ帝みかど退すさ兵へい時じ以遷墳ふん為ため由よし返かえし回かい長ちょう社しゃ率りつ領りょう宗人むねと及部およべ眾叛變へん，魯秀則そく到いた壽ことぶき陽よう向こう宋そう南平なべら王おう劉りゅう鑠代表だいひょう宗人むねと奉たてまつ表おもて請降。早はや在ざい魯秀父ちち魯軌在世ざいせい時じ，魯軌就有南みなみ歸き的てき念頭ねんとう，宋そう文ぶん帝みかど亦また準じゅん備授予よ司つかさ州しゅう刺史しし，只ただ是ぜ因いん為ため魯軌在ざい抵抗ていこう劉りゅう裕ひろし的てき戰爭せんそう中ちゅう殺ころせ了りょう劉りゅう康やすし祖そ父ちち劉りゅう虔けん之これ及徐じょ湛じん之これ父ちち徐じょ逵之才ざい有ゆう所しょ顧忌，總そう沒ぼつ成行しげゆき。現在げんざい宋そう文ぶん帝みかど得知とくち二人ふたり南みなみ歸き，十分じゅうぶん高だか興きょう，任命にんめい魯秀為ため輔國將軍しょうぐん、滎陽穎川えいせん二に郡ぐん太守たいしゅ，不ふ久ひさ以輔國こく將軍しょうぐん轉てん參まいり劉りゅう鑠軍事ぐんじ、汝なんじ陰かげ內史。

宋そう元もと嘉よしみ二に十じゅう九きゅう年ねん（452年ねん），宋そう文ぶん帝みかど乘じょう魏ぎ太ふとし武たけ帝みかど去さ世よ而北伐き，魯秀與あずか魯爽等とう率りつ四萬荊州兵進攻許洛。攻おさむ至大しだい索さく時じ，魏ぎ戍主拓つぶせ跋ばつ僕ぼく蘭らん故意こい出城でしろ誘さそえ魯爽進攻しんこう，並なみ在ざい檀まゆみ山やま設しつらえ下か伏兵ふくへい。魯秀看み穿ほじ了りょう對たい方かた的てき計けい策さく，力ちから勸すすむ魯爽不要ふよう進攻しんこう，但ただし魯爽不ふ聽，乘じょう夜よる發動はつどう進攻しんこう，最終さいしゅう在天ざいてん亮あきら時じ被ひ敵てき騎兵きへい夾擊きょうげき，只ただ是ぜ魯秀領りょう兵へい力戰りきせん才ざい得とく擊退げきたい魏ぎ軍ぐん。不ふ久ひさ因いん應おう東ひがし線せん進攻しんこう受挫，魯秀也隨大軍たいぐん撤退てったい。

元げん嘉三よしぞう十じゅう年ねん（453年ねん），太子たいし劉りゅう劭發動はつどう兵へい變へん弒父登とう位い，時じ魯秀也在建たて康やすし，劉りゅう劭對魯秀說せつ：「我わが幫你殺ころせ了りょう徐じょ湛じん之の了りょう，正せい要よう任用にんよう你呢。」於是授右軍ぐん將軍しょうぐん，配はい以精兵へい五ご千せん，更さら讓ゆず他た隨ずい蕭しょう斌あきら等とう人ひと進攻しんこう以劉駿しゅん為ため首くび的てき討伐とうばつ軍ぐん所しょ佔據的てき新しん亭ちん壘るい。兩りょう軍ぐん交戰こうせん時じ本ほん劉りゅう劭軍佔據優勢ゆうせい，快かい將しょう獲え勝かち，但ただし魯秀卻在此時鳴な退ずさ鼓こ，劉りゅう劭軍攻勢こうせい驟然而止，反はん為ため討伐とうばつ軍ぐん將領しょうりょう柳やなぎ元もと景けい乘じょう機き反擊はんげき，大敗たいはい劉りゅう劭軍，魯秀亦また在ざい此時陣じん前ぜん歸順きじゅん討伐とうばつ軍ぐん，倒たおせ戈ほこ參與さんよ討伐とうばつ劉りゅう劭。劉りゅう駿しゅん即位そくい，是ぜ為ため宋そう孝たかし武たけ帝みかど，又また任命にんめい秀しゅう為ため左ひだり軍ぐん將軍しょうぐん，不ふ久ひさ轉てん督とく司つかさ州しゅう豫よ州しゅう之これ新しん蔡汝なんじ南みなみ汝なんじ陽ひ潁川義ぎ陽ひ弋陽六ろく郡ぐん諸しょ軍事ぐんじ、輔國將軍しょうぐん、司つかさ州しゅう刺史しし，領りょう汝なんじ南みなみ太守たいしゅ。

孝こう建けん元年がんねん（454年ねん），劉りゅう義宣よしのぶ與あずか臧質起おこり兵へい對抗たいこう朝廷ちょうてい，也聯結ゆい了りょう時任ときとう豫よ州しゅう刺史しし的てき魯爽一いち起おこり出兵しゅっぺい。魯秀於是也これや加入かにゅう了りょう劉りゅう義宣よしのぶ的てき陣營じんえい，並なみ到いた江こう陵りょう與あずか義宣よしのぶ會合かいごう。但ただし魯秀和かず義宣よしのぶ見み面めん後ご出來でき，卻捶胸むね道どう：「哥哥錯辨人事じんじ，和かず癡人ちじん一いち同どう做叛賊ぞく，今年ことし就要失敗しっぱい了りょう。」義宣よしのぶ進しん魯秀為ため征せい虜とりこ將軍しょうぐん，時じ義宣よしのぶ先さき派は參さん軍ぐん劉りゅう諶之東ひがし下江しもえ州しゅう與あずか臧質會合かいごう，本ほん想そう命いのち魯秀作さく諶之後繼こうけい，但ただし當時とうじ雍州刺史しし朱しゅ脩おさむ之これ支持しじ朝廷ちょうてい，義宣よしのぶ遂とげ改あらため命いのち魯秀北きた攻おさむ襄じょう陽ひ。統みつる領りょう抵抗ていこう東下ひがししも軍隊ぐんたい的てき王おう玄げん謨得知とくち魯秀並なみ沒ぼつ有東うとう來らい，高こう興きょう地ち說せつ：「魯秀不ふ來き，臧質就易對たい付づけ了りょう。」魯秀攻おさむ襄じょう陽ひ失しつ利り，大敗たいはい而還，不ふ過か魯秀回かい到いた江こう陵りょう時じ就擊敗はい了りょう益えき州しゅう刺史しし劉りゅう秀之ひでゆき派は往攻擊げき江こう陵りょう的てき軍隊ぐんたい。不ふ久ひさ劉りゅう義宣よしのぶ及臧質しつ聯れん軍ぐん亦また敗はい於朝廷ちょうてい軍ぐん，義宣よしのぶ逃回にげまわ江こう陵りょう，魯秀本ほん想そう以義宣せん餘あまり眾和朝廷ちょうてい再さい決戰けっせん，但ただし義宣よしのぶ卻顯得とく迷惘昏亂，不ふ肯見人じん，眾人於是潰つぶせ散ち，魯秀亦また只ただ得とく北きた走はし逃難。北きた走はし期間きかん魯秀因いん部ぶ眾盡散ち無法むほう繼續けいぞく行程こうてい，只ただ有ゆう折おり返かえし江え陵りょう，然しか而江陵りょう城じょう上士じょうし兵へい卻向他た射擊しゃげき，魯秀中ちゅう箭や掉進水中すいちゅう死去しきょ，頭とう顱被砍下，傳つて首くび京師けいし。

參考さんこう資料しりょう

• 《宋そう書しょ·魯爽傳でん》