賀が拔岳

賀が拔岳（5世紀せいき?—534年ねん），鮮卑名めい阿斗あと泥どろ，神武じんむ郡ぐん尖山せんざん縣けん（今山いまやま西にし省しょう忻州市し神池かみいけ縣けん）人にん，敕勒族ぞく。北きた魏たかし名將めいしょう。

生平おいだいら

父親ちちおや是ぜ邊べ鎮鎮將しょう賀が拔度拔，與あずか其兄賀が拔允、賀が拔勝皆みな勇猛ゆうもう善戰ぜんせん。賀が拔岳粗あら通どおり經けい史し，善ぜん於統軍ぐん，且武藝げい了りょう得え，能のう左右さゆう馳はせ射い，曾鎮壓あつ破やぶ六ろく韓かん拔陵，轉うたて投とう爾しか朱しゅ榮さかえ。喜き歡結交英雄えいゆう豪傑ごうけつ。武たけ泰やすし元年がんねん（528年ねん），北きた魏たかし孝明たかあき帝みかど崩くずれ，爾しか朱しゅ榮さかえ率りつ兵へい赴洛陽ひ發動はつどう河陰かいん之の變へん，以賀拔岳領りょう二に千鐵甲騎兵為先鋒，盡つき數すう圍かこえ殺ころせ滿まん朝あさ文武ぶんぶ百官ひゃっかん，扶持ふち孝こう莊そう帝みかど元子もとこ攸即位そくい，賜たまもの爵樊城じょう鄉きょう男おとこ。永安えいあん三さん年ねん（530年ねん）隨ずい爾しか朱しゅ天たかし光こう討伐とうばつ万まん俟醜奴やつ，在ざい岐州生せい擒とりこ万まん俟醜奴やつ、蕭しょう寶たから夤，一併送到洛陽斬首。收おさむ復ふく三さん秦はた、河かわ、渭諸郡ぐん。官かん至いたり雍州刺史しし、驃騎大將軍だいしょうぐん，孝こう武たけ帝みかど即位そくい，加か封ふう關西大かんさいだい行ぎょう台だい。永えい熙三さん年ねん（534年ねん），在ざい平たいら涼すずか（今こん甘肅かんせい平たいら涼りょう西南せいなん）被ひ侯ほう莫陳悅えつ用よう計けい所しょ殺ころせ，殘部ざんぶ被ひ夏なつ州しゅう刺史しし宇文うぶん泰たい所收しょしゅう。朝あさ廷贈予よ侍さむらい中ちゅう、太ふとし傅でん、錄ろく尚書しょうしょ事ごと、都と督とく關せき中ちゅう二に十じゅう州しゅう諸しょ軍事ぐんじ、大將軍だいしょうぐん、雍州刺史しし，諡號しごう武たけ莊そう。後來こうらい賀が拔岳的てき部下ぶか收斂しゅうれん了りょう他た的てき遺體いたい，將はた他た葬そう於雍州しゅう北きた石せき安原やすはら，以王的てき禮節れいせつ下か葬そう。

家庭かてい

祖父そふ

• 賀が拔爾頭あたま，北きた魏たかし武川たけかわ鎮軍主ぬし、龍りゅう城ぐすく縣けん男おとこ

父親ちちおや

• 賀が拔度拔，北きた魏たかし懷ふところ朔ついたち鎮統軍ぐん、龍りゅう城ぐすく縣けん男おとこ

兄弟きょうだい姐あね妹いもうと

• 賀が拔允，東あずま魏たかし侍さむらい中ちゅう、征せい北きた將軍しょうぐん、太ふとし尉じょう公こう、燕つばめ郡ぐん王おう
• 賀が拔勝，西にし魏たかし驃騎大將軍だいしょうぐん、開府かいふ儀ぎ同どう三さん司つかさ、太ふとし師し、琅邪貞さだ獻けんじ公こう
• 賀が拔熲，西にし魏たかし侍さむらい中ちゅう、持じ節ぶし、都と督とく鄜豳丹に北きた雍四よん州しゅう刺史しし、驃騎大將軍だいしょうぐん、開府かいふ儀ぎ同どう三さん司つかさ、頓ひたすら丘おか縣けん公おおやけ
• 賀が拔氏，嫁よめ儀ぎ同どう三さん司つかさ、朔ついたち州しゅう刺史しし劉りゅう慶けい，所生しょせい女兒じょじ嫁よめ賀が蘭らん祥さち

子女しじょ

• 賀が拔緯，北きた周あまね開府かいふ儀ぎ同どう三さん司つかさ、霍國公こう
• 賀が拔仲華はな，過か繼つぎ給きゅう賀が拔勝，北きた周あまね江こう陵りょう總そう管かん、琅邪公こう
• 賀が拔二に娘むすめ，次女じじょ，嫁よめ北きた周しゅう使し持じ節ぶし、大將軍だいしょうぐん、小しょう司つかさ寇、安寧あんねい穆きよし公おおやけ王おう懋

延伸えんしん閱讀

[編へん]

《周しゅう書しょ·卷まき14》，出自しゅつじ令れい狐きつね德とく棻《周しゅう書しょ》