常つね林はやし

常つね林はやし（2世紀せいき—3世紀せいき），字じ伯はく槐えんじゅ，河かわ內溫ゆたか縣けん（今いま河南かなん溫ゆたか縣けん）人にん。東ひがし漢かん末すえ及三さん國こく時とき曹魏官員かんいん。

生平おいだいら

常つね林はやし早年そうねん都と在家ざいけ鄉きょう河かわ內郡以耕作為さくい生せい，生活せいかつ貧困ひんこん。初はつ平たいら元年がんねん（190年ねん），河かわ內太守たいしゅ王おう匡ただし起おこり兵へい討伐とうばつ董ただし卓たく，派は了りょう門生もんせい到いた所屬しょぞく縣けん內監察かんさつ人じん民有みんゆう沒ぼつ有ゆう犯罪はんざい，發現はつげん後ご就立刻こく將はた他た們收押，命いのち他た們要以錢或ある穀物こくもつ贖罪しょくざい，遲おそ了りょう交就要よう被ひ屠ほふ滅めつ宗族そうぞく，藉以提ひさげ升ます威嚴いげん。當時とうじ常つね林はやし叔父おじ在ざい河かわ內郡毆打おうだ傷きず人じん，被ひ王おう匡ただし門生もんせい發現はつげん，因いん而被王おう匡ただし捉拿；當時とうじ常つね林はやし的てき宗族そうぞく都と很害怕罰金きむ有ゆう多少たしょう，怕負擔ふたん不ふ了りょう會かい連帶れんたい一いち起おこり被ひ誅殺ちゅうさつ，不ふ去さ營救。常つね林はやし於是找來王おう匡ただし同鄉どうきょう胡えびす毋彪，向むかい他た陳述ちんじゅつ王おう匡ただし捉拿常つね林はやし叔父おじ的てき最終さいしゅう目的もくてき。胡えびす毋彪聽後即そく寫うつし書しょ譴責けんせき王おう匡ただし，王おう匡ただし最終さいしゅう都と饒にょう恕じょ常つね林はやし叔父おじ。後來こうらい常つね林りん又また依よ附ふ在ざい上うえ黨とう郡ぐん的てき前まえ河間こうま太守たいしゅ陳ちん延のべ壁かべ。當地とうち陳ひね、馮二姓都是以前的富貴豪族，上じょう黨とう太守たいしゅ張ちょう楊貪むさぼ圖ず二に家いえ的てき女子じょし和わ財寶ざいほう，出兵しゅっぺい圍かこえ困こま他た們；常つね林はやし帶たい領りょう他た的てき宗族そうぞく，為ため他た們兩姓せい人じん劃策，最終さいしゅう被ひ圍かこえ困こま六ろく十じゅう日にち後ご解かい圍かこえ，他た們兩族ぞく都と沒ぼつ有ゆう損失そんしつ。

常つね林はやし之の後こう因いん戰亂せんらん避居并州，并州刺史しし高こう幹みき本來ほんらい打算ださん表ひょう常つね林はやし為ため騎き都と尉じょう，常つね林はやし辭じ讓ゆずる不ふ接受せつじゅ。高こう幹みき叛亂はんらん被ひ曹操そうそう平定へいてい後ご，梁りょう習上うえ任つとむ并州刺史しし，推舉州しゅう內名士し，常つね林はやし和かず楊俊、王おう象ぞう、荀緯和わ王おう淩等とう都と獲え舉薦，曹操そうそう將はた常つね林はやし任命にんめい為ため南みなみ和かず縣けん長ちょう。後こう因いん為ため在ざい南みなみ和かず有ゆう治績ちせき，先後せんご獲え提ひさげ拔為博はく陵りょう太守たいしゅ和わ幽かそけ州しゅう刺史しし，亦また都みやこ有ゆう治績ちせき。建たて安やすし十じゅう六ろく年ねん（211年ねん），曹丕獲え任命にんめい為ため五官ごかん中ちゅう郎ろう將しょう，常つね林はやし被ひ選せん為ため五官ごかん將しょう功こう曹。同年どうねん曹操そうそう西にし征せい馬うま超ちょう等とう人ひと，河間こうま人じん田た银和わ苏伯在ざい當地とうち叛亂はんらん，並なみ煽動せんどう鄰近的てき幽かそけ州しゅう和わ冀州，曹丕打算ださん親おや自じ討平，但ただし常つね林はやし認みとめ為ため他た們只是ぜ烏合うごう之の眾，難なん成なり大器たいき；而且曹操そうそう出征しゅっせい，曹丕應おう安やす守もり鄴城，不ふ應おう輕率けいそつ出征しゅっせい。曹丕聽從ちょうじゅう並なみ派は將軍しょうぐん賈信討平。常つね林はやし後來こうらい又また先後せんご出で任にん平原ひらはら太守たいしゅ、魏ぎ郡ぐん東部とうぶ都と尉じょう和わ丞相じょうしょう東ひがし曹屬ぞく。建けん安やす十じゅう八はち年ねん（213年ねん），曹操そうそう封ふう魏ぎ公こう並建なみたて魏ぎ國こく，常つね林はやし升ます任にん尚書しょうしょ。

黃き初はつ元年がんねん（220年ねん），曹丕稱しょう帝みかど，常つね林はやし遷任少しょう府ふ，封ふう樂らく陽ひ亭てい侯こう。後こう又また轉任てんにん大だい司つかさ農みのり。太ふとし和わ元年がんねん（227年ねん），曹叡繼つぎ位い，封ふう高こう陽ひ鄉きょう侯こう，改あらため任にん光ひかり祿ろく勳くん、太ふとし常つね。當時とうじ有人ゆうじん認みとめ為ため常つね林はやし節操せっそう廉潔れんけつ高尚こうしょう，應おう該進為ため三公みつきみ，常つね林はやし於是稱しょう病びょう。後こう轉任てんにん光ひかり祿ろく大夫たいふ。常つね林はやし八はち十じゅう三さん歲さい時じ逝世，獲え追贈ついぞう驃騎將軍しょうぐん，以公禮れい安やす葬そう，諡おくりな貞さだ侯こう。

性格せいかく特徵とくちょう

• 常つね林はやし年少ねんしょう孤こ貧ひん，但ただし不ふ是ぜ自己じこ力量りきりょう換かわ取的とりてき他た都と不要ふよう。
• 常つね林はやし為ため人じん個性こせい好學こうがく，東ひがし漢かん末まつ年ねん做門生せい時じ更さら帶たい著ちょ經書けいしょ去さ耕作こうさく，由ゆかり妻子さいし送おく飯給いたぶ他た。而且二に人相にんそう敬けい如賓。
• 常つね林はやし和かず司馬しば懿是ぜ同鄉どうきょう，而司馬ば懿認為ため常つね林はやし在ざい故鄉こきょう人中ひとなか較年老ろう德とく高だか，見み面めん都と對たい常つね林はやし行こう拜禮はいれい。有人ゆうじん認みとめ為ため司馬しば懿位高だか權けん重じゅう，常つね林はやし不ふ應おう受拜，應おう當とう停止ていし。但ただし常つね林はやし則そく認みとめ為ため司馬しば懿是自じ願ねがい遵守じゅんしゅ長幼ちょうよう的てき禮れい序じょ，作さく後人こうじん的てき榜樣；而他亦また不ふ畏かしこ懼有權勢けんせい人士じんし，同時どうじ拜禮はいれい亦また不ふ是ぜ他た制定せいてい要人ようじん作さく的てき，不ふ認みとめ為ため有ゆう任にん何なん不ふ妥。
• 常つね林はやし擔任たんにん少しょう府ふ時じ性格せいかく嚴げん厲，時じ常つね鞭撻べんたつ小官しょうかん。當時とうじ少しょう府ふ寺てら與あずか鴻おおとり臚寺相對そうたい為ため鄰，時任ときとう大だい鴻おおとり臚的てき崔ちぇ林りん常時じょうじ聽到鞭撻べんたつ聲ごえ及喊叫さけべ聲ごえ，因いん此勸止とめ常つね林はやし。常つね林はやし雖然在ざい聽勸之これ後ご大だい為ため慚愧ざんき，但ただし依よ舊きゅう不能ふのう自じ止とめ。

子女しじょ

• 常つね峕，常つね林はやし之子ゆきこ，嗣侯，官かん至いたり泰山たいざん郡ぐん太守たいしゅ。後こう因いん诸葛诞作さく乱らん时称疾やまし不出ふしゅつ而獲罪ざい，與あずか李り廣ひろ一起かずき被ひ司馬しば昭あきら所ところ誅。
• 常つね靜せい，常つね峕之弟おとうと，常つね峕死後ご獲え封ふう為ため繼嗣けいし。

評價ひょうか

陳ちん壽ひさし：和かず洽ひろし清和せいわ幹みき理り，常つね林はやし素もと业纯固かた，杨俊人ひと伦行义，杜もり袭温ぬる粹いき识统，赵俨刚毅有ゆう度ど，裴潜平恆ひらつね贞幹，皆みな一世之美士也。至いたり（常つね）林はやし能のう不ふ系けい心こころ於三司し，以大夫たいふ告つげ老おい，美よし矣哉！

延伸えんしん阅读

[编]

《三國志さんごくし/卷まき23》，出自しゅつじ陳ちん壽ひさし《三國志さんごくし》

參考さんこう資料しりょう

• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ·常つね林はやし傳つたえ》