情報の洪水の中で「テレビが社会の羅針盤」になりえた時代は終わった〜テレビが出来ない事をインターネット・メディアは出来るのか？Japan In-Depthの挑戦［連載］デイリー安倍宏行(35)

.社shè会huì 　投toú稿gaŏ日rì：2014/1/3

［安ān倍beì宏hóng行xíng］情qíng報baòの洪hóng水shuĭの中zhōngで「テレビが社shè会huìの羅luó針zhēn盤pán」になりえた時shí代daìは終zhōngわった〜テレビが出chū来laíない事shìをインターネット・メディアは出chū来laíるのか？Japan In-Depthの挑tiaō戦zhàn

Japan In-Depth編biān集jí長cháng

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ずっと違weí和hé感gănがあった。

それはテレビと言yánう世shì界jièで記jì者zhě、特tè派paì員yuán、キャスター、解jiě説shuō委weĭ員yuán（コメンテーター）とやってきて、だ。その違weí和hé感gănは、自zì分fēnが発fā信xìnしているモノが、砂shā漠mòの砂shāに吸xīい込まれていくような感găn覚juéとでも言yánったらいいのだろうか。

ずっとニュースを分fēnかりやすく伝yúnえたい、と思sīってきた。それは視shì聴tīng者zhěにニュースの表biaŏ面miànだけでなく、裏lĭ側cè、深shēn層céngを分fēnかってもらうためだ。だから、リポートも通tōngり一yī遍biànのものではなく、出chū来laíるだけ分fēnかりやすく見jiànてもらう工gōng夫fūを凝níngらした。リポートの命mìngは顔yán出chūしだ、何hé処chŭで顔yánを出chūすか、意yì味weìが無wúくてはならない、だからリポートする場cháng所suŏを徹chè底dĭ的deに選xuănぶことが大dà事shìだ、とこれまで大dà学xuéのメディアの講jiăng義yìで学xué生shēng達dáに説shuōいてきた。ニュースのリポートは長chángくて２〜３分fēn、短duănければ1分fēn未weì満măn。その時shí間jiān内neìで出chū来laíる限xiànりニュースの全quán体tĭ像xiàngを伝yúnえたい。そう考kaŏえて走zoŭり続xùけた21年niánだった。

しかし、本běn当dāngに自zì分fēnの伝yúnえたいことは伝yúnわっているのだろうか？　という疑yí問wènはずっと拭shìい去qùることが出chū来laíなかった。「お前qiánの伝yúnえ方fāngが稚zhì拙zhuōだっただけだろう。」とか「そんな短duănい時shí間jiānでニュースの深shēn層céngなんて伝yúnえきることは無wú理lĭだろう。」などという突tūっ込みは甘gān受shoùしよう。しかし、だ。最zuì近jìnも学xué生shēng達dáと話huàしていて、ふと考kaŏえさせられる事shìがあった。

私sīはとある大dà学xuéの学xué部bù生shēngにボランティアで、英yīng語yŭでディスカッションの講jiăng義yìをしている。ある日rìのテーマは「憲xiàn法fă9条tiaóの改gaĭ正zhèng」だった。1、2年nián生shēngには難nánしいテーマではあったが、賛zàn成chéng、反făn対duìが分fēnかれそうだし、テーマとして取qŭり上shàngげるには丁dīng度dùいいと思sīったのだ。その時shí、反făn対duìを表biaŏ明míngした学xué生shēngに聞wénいてみた。「もし敵dí国guóが攻gōngめてきたらどうするのか？」と。日rì本běn語yŭでも答dáえにくい質zhí問wènではあったが、その学xué生shēngから明míng確quèな答dáえは返fănってこなかった。そこまで想xiăng像xiàng力lìが働dòngかないのだ。原yuán発fāゼロの問wèn題tíも同tóng様yàngだ。そうした日rì本běnの方fāng向xiàng性xìngを決juéめる重zhòng要yaòな問wèn題tíを普pŭ段duànから考kaŏえていない学xué生shēngがほとんどだ。

長cháng年nián報baò道daòに携xiéわってきて、メディアはそうした重zhòng要yaòな問wèn題tíについてちゃんと伝yúnえる事shìが出chū来laíているのか、社shè会huìに問wèn題tíを喚huàn起qĭすることが出chū来laíているのか、と自zì問wèn自zì答dáせずにはいられなかったのだ。また、ある時shí、総zŏng選xuăn挙jŭの話huàになった。多duōくの学xué生shēngが選xuăn挙jŭに行xíngったことがない、もしくは行xíngくつもりが無wúい、と言yánう。理lĭ由yoúは、地dì元yuánに住zhù民mín票piaòがあるから、と言yánうものだった。そもそも選xuăn挙jŭに興xīng味weìが無wúいから、地dì元yuánの選xuăn挙jŭ管guăn理lĭ委weĭ員yuán会huìから投toú票piaò用yòng紙zhĭを取qŭり寄jìせることが出chū来laíる事shìも知zhīらなくて当dāng然ránだ。

政zhèng治zhìは自zì分fēnには縁yuán遠yuănい、関guān係xìない、と思sīっている人rénは多duōい。特tèに20代daìの人rénは。しかし、政zhèng治zhìほど私sī達dáの社shè会huì＝生shēng活huóに影yĭng響xiăng力lìのあるものは無wúい。戦zhàn争zhēngを行xíngう事shìを決juéめるのは政zhèng治zhìである。それは私sī達dá個gè々人rénの選xuăn択zéでは決juéしてない。政zhèng治zhìは私sī達dáが投toú票piaòで選xuănぶ政zhèng治zhì家jiāによって行xíngわれる。国guóの政zhèng治zhì家jiāは法fă律lwを作zuòり、官guān僚liaóにその遂suì行xíngを指zhĭ示shìする。私sī達dáは法fă律lwによって秩zhì序xùが保baŏたれている社shè会huìに住zhùみ、生shēng活huóを営yíngんでいる。単dān純chúnな事shìだ。その単dān純chúnな事shìを無wú視shìすることは出chū来laíない。

個gè人rénで勝shèng手shoŭにやればいいんだ、ということにはならない。人rénは1人rénでは生shēngきていけないからだ。社shè会huìという集jí団tuánの中zhōngの一yī個gè人rénとして人rénは生shēngきている。その秩zhì序xùを乱luànせば（＝法făを犯fànせば）逮daì捕bŭされ、投toú獄yùされ、程chéng度dùによっては死sĭ刑xíngになるのである。

アナーキストとして生shēngきる覚jué悟wùが無wúい限xiànり、この国guóのあり様yàngを考kaŏえることは、当dāng然ránのように私sīには思sīえる。何hé故gùならそれは自zì分fēn自zì身shēnのQOL（Quality of Life）に直zhí結jiéする問wèn題tíだからだ。社shè会huìはどうでもいい。国guóはどうなってもいい。自zì分fēnさえよければ。ということにはならない。少shaŏ子zĭ高gaō齢líng化huàが進jìnみ今jīnの20代daì〜30代daìの将jiāng来laíの税shuì負fù担dànが上shàngがると分fēnかっている今jīn。女nw性xìngが働dòngきやすい社shè会huìを、と掛guàけ声shēngは勇yŏngましいがその実shí現xiànに向xiàngけての政zhèng策cèのスピード感gănが感gănじられない今jīn。若ruòい世shì代daìがこの国guóのありようについて無wú関guān心xīnであるのなら、彼bĭらの為weìの政zhèng治zhìは決juéして行xíngわれない。そのことに彼bĭら以yĭ上shàngに危weī惧jùを抱baòかざるを得déない。

私sīがメディアで仕shì事shìをしてきたのは、少shaŏしでも社shè会huìがよくなればいい、と思sīってきたからだ。安ān定dìngして、安ān全quánで弱ruò者zhěにも優yoūしい社shè会huì。一yī人rén一yī人rénが生shēngき生shēngきと働dòngける社shè会huì。多duō様yàng性xìngが認rènめられる社shè会huì。世shì界jièの平píng和héにも積jī極jí的deに貢gòng献xiànできる国guóにしたい。そう思sīって58年nián生shēngきてきた。私sīのしてきた事shìはそうした目mù的deを達dá成chéngしただろうか？

何hé故gù、テレビじゃなくて、インターネットなのか？　そう聞wénかれたら答dáえに窮qióngするかもしれない。自zì分fēnでも何hé故gùかは明míng確quèではない。しかし、一yīつだけ分fēnかった事shìがある。それは、「テレビで数shù百baĭ万wàn、時shíには数shù千qiān万wànの人rénに一yī度dùに情qíng報baòを流liúしても、それがそのまま人rén々に浸jìn透toùするわけではない。」ということだ。社shè会huìが豊fēngかになり、あらゆる情qíng報baòがインターネットのお陰yīnで容róng易yìに手shoŭに入rùるようになった現xiàn代daì。人rén々は情qíng報baòの洪hóng水shuĭの中zhōng、むしろ羅luó針zhēn盤pánを失shīっているようにも見jiànえる。テレビが社shè会huìの羅luó針zhēn盤pánになりえた時shí代daìは終zhōngわったのだ。

ならば、インターネットはどうなのか？　こちらも暗àn中zhōng模mó索suŏが続xùいている。しかし、少shaŏなくても可kě能néng性xìngはある。まず、活huó字zìでは、新xīn聞wénのように紙zhĭ面miànの制zhì約yuēがない。また、放fàng送sòngもテレビと違weíって時shí間jiānの制zhì約yuēがない。

インターネットはテレビと違weíい、一yī度dùに伝yún播bōする、いわゆるPUSH型xíngディアではない。人rénが訪făngれてくれないと見jiànてもらえない、PULL型xíngメディアだ。訪făng問wènする人rénはテレビと比bĭべると驚jīngくほど少shaŏない。でも、わざわざ来laíてくれる人rénはその情qíng報baòを入rù手shoŭしたいという意yì思sīを持chíって来laíる人rénだ。そういう人rénは、ただ漫màn然ránと情qíng報baòの洪hóng水shuĭに身shēnを任rènせている人rénと比bĭべて、情qíng報baòの受shoùけ取qŭり方fāngが違weíうのではないか。