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柴田錬三郎賞(しばたれんざぶろうしょう)は、集英社が主催し、一ツ橋綜合財団が後援する日本の文学賞。1988年に柴田錬三郎の業績を称えて創設され、以降年1回発表されている。前年の7月1日から当年の6月30日までに刊行された小説から、真に広汎な読者を魅了しうる作家と作品を対象として選出される。
受賞者には正賞として記念品、副賞として300万円が授与される。例年『小説すばる』12月号にて公表される。また集英社では、すばる文学賞、小説すばる新人賞、開高健ノンフィクション賞と併せて出版四賞と位置付けている[1]。
- 第1回から第7回 長部日出雄、黒岩重吾、陳舜臣、津本陽、吉行淳之介(ただし、第7回は吉行淳之介が選考会前に死去し、陳舜臣も選考会を欠席した)
- 第8回から第14回 長部日出雄、黒岩重吾、津本陽、半村良、渡辺淳一
- 第15回 長部日出雄、黒岩重吾、田辺聖子、津本陽、渡辺淳一
- 第16回から第18回 長部日出雄、田辺聖子、津本陽、渡辺淳一
- 第19回から第21回 伊集院静、長部日出雄、田辺聖子、津本陽、渡辺淳一(ただし、第21回は長部日出雄が入院中のため欠席し、書面で回答)
- 第22回から第26回 浅田次郎、伊集院静、長部日出雄、津本陽、林真理子、渡辺淳一
- 第27回 浅田次郎、伊集院静、長部日出雄、津本陽、林真理子
- 第28回 浅田次郎、伊集院静、長部日出雄、桐野夏生、津本陽、林真理子
- 第29回 伊集院静、長部日出雄、桐野夏生、津本陽、林真理子
- 第30回 伊集院静、逢坂剛、長部日出雄、桐野夏生、津本陽、林真理子
- 第31回 伊集院静、逢坂剛、長部日出雄、桐野夏生、林真理子
- 第32回 伊集院静、逢坂剛、桐野夏生、篠田節子、林真理子
- 第33回から第36回[6] 伊集院静、逢坂剛、大沢在昌、桐野夏生、篠田節子、林真理子
- 第37回[7] 逢坂剛、大沢在昌、桐野夏生、篠田節子、林真理子
- ^ 司馬遼太郎『関ケ原』と類似した部分があり、絶版・回収になった[2]。