政策せいさく

日本にっぽんから若わかい首相しゅしょうが誕生たんじょうしない「意外いがいな理由りゆう」　自民党じみんとう総裁そうさい選せん

　自民党じみんとう総裁そうさい選せん（12日にち告示こくじ、27日にち投開票とうかいひょう）で、既すでに出馬しゅつばを表明ひょうめいした小林こばやし鷹たか之の前ぜん経済けいざい安全あんぜん保障ほしょう担当たんとう相しょう（49）、6日にちに出馬しゅつば記者きしゃ会見かいけんを予定よていしている小泉こいずみ進すすむ次郎じろう元もと環境かんきょう相しょう（43）が40代だいのリーダー候補こうほとして注目ちゅうもくを集あつめている。　近年きんねん、フィンランド、オーストリア、ニュージーランドなどでは30代だいの首相しゅしょうが誕生たんじょうした。しかし、戦せん

政党せいとう不信ふしんの底流ていりゅう

立憲りっけん代表だいひょう選せんに名乗なのり　当選とうせん1回かい、吉田よしだ晴美はるみ議員ぎいんが問とう「政治せいじの常道じょうどう」

　衆院しゅういん東京とうきょう8区く選出せんしゅつで、当選とうせん1回かいの吉田よしだ晴美はるみ議員ぎいん（52）が7日にち告示こくじ、23日にち投開票とうかいひょうの立憲りっけん民主党みんしゅとう代表だいひょう選せんに立候補りっこうほの意欲いよくを示しめしている。「永田町ながたちょうに染そまっていない私わたしたち1期生きせいの視点してん、生活せいかつに密着みっちゃくした私わたしたち女性じょせいの視点してんで代表だいひょう選せんの論戦ろんせんを喚起かんきしていきたい」。そう語かたっていた吉田よしださんに代表だいひょう選せんに名乗なのりを上あげた真意しんいをさらに聞きいた。　

電気でんきやガス、ガソリンの補助ほじょに予備よび費ひ支出ししゅつ　9891億おく円えん、閣議かくぎ決定けってい

　政府せいふは3日にち、電気でんきやガス、ガソリンなどの価格かかくを抑おさえる補助ほじょ金きんの財源ざいげんに、本年度ほんねんどの物価ぶっか高騰こうとう対策たいさくの予備よび費ひから9891億おく円えんを支出ししゅつすると閣議かくぎ決定けっていした。物価ぶっか高騰こうとう対策たいさくの予備よび費ひとして設もうけた1兆ちょう円えんの枠わくをほぼ使つかい切きることになる。エアコンが使つかわれる残暑ざんしょの時期じきや秋あきの行楽こうらくシーズンに、エネルギー価格かかくを抑制よくせいして家計かけい支援しえんを継続けいぞくする。

女性じょせい議員ぎいんの支持しじは？　緊急きんきゅう登板とうばん「119番ばん」林はやし芳正よしまさ氏しの壁かべ　自民じみん総裁そうさい選せん

　林はやし芳正よしまさ官房かんぼう長官ちょうかん（63）が3日にち、12年ねんぶり2回かい目めとなる自民党じみんとう総裁そうさい選せんへの出馬しゅつばを表明ひょうめいした。旧きゅう岸田きしだ派はナンバー2の座長ざちょうだった林はやし氏しは当初とうしょ、岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょう（67）の再選さいせんを支ささえる想定そうていだったが、首相しゅしょうの不ふ出馬しゅつば表明ひょうめいを受うけて立候補りっこうほを決断けつだんした。七ななつの閣僚かくりょうを経験けいけんするなど実績じっせきは誰だれもが認みとめるところだが、知名度ちめいどは伸のび悩なやんでいる。旧きゅう岸きし

海保かいほ、超ちょう大型おおがたの巡視じゅんし船せん整備せいびへ　概算がいさん要求ようきゅうは過去かこ最大さいだい2935億おく円えん

　海上保安庁かいじょうほあんちょうは27日にち、2025年度ねんど予算よさんの概算がいさん要求ようきゅうを発表はっぴょうした。過去かこ最大さいだいの総額そうがく2935億おく円えんで、24年度ねんど当初とうしょ予算よさん比ひでは12％増ぞう。自然しぜん災害さいがいのほか、テロや外国がいこく漁船ぎょせんの違法いほう操業そうぎょうにも対処たいしょする超ちょう大型おおがたの多目的たもくてき巡視じゅんし船せんを就役しゅうえきさせるため、建造けんぞう費ひの一部いちぶとして34億おく3千せん万まん円えんを盛もり込こんだ。　海保かいほによると、多目的たもくてき巡視じゅんし船せんは全長ぜんちょう約やく200

読よむ政治せいじ

自民じみん総裁そうさい選せんと対照たいしょう的てき　立憲りっけん代表だいひょう選せんで相次あいつぐ「熟慮じゅくりょしたい」のナゾ

　9月7日にち告示こくじ、23日にち投開票とうかいひょうの日程にっていで実施じっしされる立憲りっけん民主党みんしゅとうの代表だいひょう選せんで、出馬しゅつばを検討けんとうする国会こっかい議員ぎいんが「熟慮じゅくりょ中ちゅう」と表明ひょうめいするケースが相次あいついでいる。正式せいしきな出馬しゅつば表明ひょうめいは、これまで枝野えだの幸男ゆきお前ぜん代表だいひょう（60）のみ。同時どうじ並行へいこうで進すすむ自民党じみんとう総裁そうさい選せんで10人にん以上いじょうが出馬しゅつば意欲いよくを示しめしているのとは対照たいしょう的てきだ。早期そうきの衆院しゅういん解散かいさん・総そう選挙せんきょも取とり沙汰ざたされ

分配ぶんぱいかすみ、独自どくじ色いろあせた「新あたらしい資本しほん主義しゅぎ」　脱だつデフレは一いち歩ほ及およばず

　岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは一貫いっかんして看板かんばん政策せいさく「新あたらしい資本しほん主義しゅぎ」を掲かかげて政権せいけん運営うんえいを続つづけた。ただ、当初とうしょ強調きょうちょうした「分配ぶんぱいなくして次つぎの成長せいちょうなし」のかけ声ごえはすぐに軌道きどう修正しゅうせいを迫せまられ、岸田きしだ色しょくはあせた。長年ながねんの政府せいふ目標もくひょうであるデフレからの完全かんぜん脱却だっきゃくも一いち歩ほ及およばず、任期にんきを終おえる公算こうさんが大おおきい。　◇早々そうそうにかすむ新しん資本しほん主義しゅぎ　「小泉こいずみ政権せいけん以降いこうの新しん自じ

「岩手いわてで負まけてからか」　衆院しゅういん選せん11月がつ以降いこう日程にっていで自民じみん内ないに不満ふまんの声こえ

　自民党じみんとうが総裁そうさい選せんの投開票とうかいひょうを9月27日にちに行おこなう日程にっていを決きめたことで、衆院しゅういん選せんの投票とうひょう日びは最速さいそくでも11月以降いこうとなる見通みとおしだ。広瀬ひろせめぐみ元もと参院さんいん議員ぎいん（自民じみんを離党りとう）の辞職じしょくに伴ともなう参院さんいん岩手いわて選挙せんきょ区く補欠ほけつ選挙せんきょは10月27日にちの投開票とうかいひょうが確定かくていしており、新しん首相しゅしょうの「初陣ういじん」が苦戦くせんしそうな参院さんいん岩手いわて補選ほせんとなる日程にっていには、党内とうないから不満ふまんも出でている。

財政ざいせいのたがを外はずした岸田きしだ政権せいけん　「罪つみは大おおきい」　健全けんぜん化かは不透明ふとうめい

　岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは在任ざいにん中ちゅう、「経済けいざいあっての財政ざいせい」と強調きょうちょうし、財政ざいせい再建さいけんよりも経済けいざいの立たて直なおしを優先ゆうせんした。2023年ねん秋あきの臨時りんじ国会こっかいでは「経済けいざい、経済けいざい、経済けいざい」と連呼れんこ。就任しゅうにん前まえこそ財政ざいせい規律きりつ派はと目めされていたが、実際じっさいには歳出さいしゅつの大盤振おおばんぶる舞まいが常態じょうたい化かした。財政ざいせいの健全けんぜん化かは見通みとおせない。　◇公債こうさいへの依存いぞん度どは高こう止とまり　税収ぜいしゅうは企業きぎょうの好こう業績ぎょうせき

「脱だつ炭素たんそ化かへ道筋みちすじ付つけた」岸田きしだ政権せいけん　原子力げんしりょく政策せいさくはマイナス評価ひょうかも

　自民党じみんとう総裁そうさい選せんへの不ふ出馬しゅつばを表明ひょうめいした14日にちの記者きしゃ会見かいけんで、岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは自みずからの成果せいかとして「エネルギー政策せいさくの転換てんかん」を強調きょうちょうした。地球ちきゅう温暖おんだん化か対策たいさくが急務きゅうむとなる中なか、中央ちゅうおう官庁かんちょうが集あつまる霞かすみが関せきや経済けいざい界かいからは「脱だつ炭素たんそ化かに向むけた道筋みちすじを付つけた」と評価ひょうかする声こえが少すくなくない。　エネルギー政策せいさくで力点りきてんを置おいたのは、温室おんしつ効果こうかガスを発生はっせいさ

ふるさと納税のうぜい1兆ちょう円えん突破とっぱ　4年ねん連続れんぞく過去かこ最高さいこう　23年度ねんど

　総務そうむ省しょうは2日にち、ふるさと納税のうぜい制度せいどによる2023年度ねんどの寄付きふ総額そうがくが前年度ぜんねんど比ひ2割わり増ぞうの約やく1兆ちょう1175億おく円えんで、4年ねん連続れんぞくで過去かこ最高さいこうを更新こうしんしたと発表はっぴょうした。寄付きふ総額そうがくが1兆ちょう円えんを超こえたのは初はじめて。23年度ねんどにふるさと納税のうぜいを利用りようして住民じゅうみん税ぜいの控除こうじょを受うけた人ひとは前年度ぜんねんどから約やく107万まん人にん増ふえて約やく1000万まん人にんとなり、11年ねん連続れんぞくで過去かこ最さい

「マイナ保険ほけん証しょう」政府せいふのやり方かたに不満ふまん多数たすう　毎日新聞まいにちしんぶん世論せろん調査ちょうさ

　マイナンバーカードを利用りようした「マイナ保険ほけん証しょう」への移行いこうに伴ともない、現行げんこうの健康けんこう保険ほけん証しょうが今年ことし12月がつに原則げんそく廃止はいしされる。政府せいふが進すすめるデジタル化かの一環いっかんで利便りべん性せい向上こうじょうなどが期待きたいされるものの、情報じょうほう漏ろうえいへの不安ふあんなどから反対はんたいする声こえも大おおきい。有権者ゆうけんしゃの本音ほんねは期待きたいか、不安ふあんか。しかし、7月がつ20、21日にちに実施じっしした毎日新聞まいにちしんぶんの全国ぜんこく世論せろん

読よむ政治せいじ

今いま、注目ちゅうもくされる石橋いしばし湛山たんざんの思想しそう　米国べいこく人じん経営けいえい者しゃを魅了みりょうする論考ろんこう

　戦前せんぜんを代表だいひょうするリベラル派は言論げんろん人じんで、後のちに首相しゅしょうに就ついた石橋いしばし湛山たんざん（たんざん）（1884～1973年ねん）に思おもいを寄よせる外国がいこく人じんがいる。米国べいこく出身しゅっしんで日本にっぽん産業さんぎょうパートナーズの取締役とりしまりやくを務つとめるリチャード・ダイクさん（79）だ。湛山たんざんの評論ひょうろん集しゅうや首相しゅしょう在任ざいにん時じの発言はつげんを翻訳ほんやくし、生誕せいたん140年ねんに当あたる今年中ことしじゅうに米国べいこくでの出版しゅっぱんを目指めざす。「対たい米べい

25年度ねんどの基礎きそ的てき財政ざいせい収支しゅうし、政府せいふが初はつの黒字くろじ化か試算しさん　8000億おく円えん程度ていどか

　政府せいふは国くにと地方ちほうの基礎きそ的てき財政ざいせい収支しゅうし（プライマリーバランス＝PB）が2025年度ねんどに初はじめて黒字くろじ化かするとの試算しさんをまとめる。好調こうちょうな企業きぎょう業績ぎょうせきや物価高ぶっかだかなどを背景はいけいにした税収ぜいしゅう増ぞうにより、収支しゅうしが改善かいぜんすることを見込みこんだ。　29日にちに開ひらく経済けいざい財政ざいせい諮問しもん会議かいぎで示しめす。黒字くろじ額がくの見通みとおしは、国内こくない総そう生産せいさん（GDP）の0・1％に相当そうとうする、800

最低さいてい賃金ちんぎん50円えん引ひき上あげで平均へいきん1054円えんに　首相しゅしょう「歓迎かんげいしたい」

　岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは25日にち、2024年度ねんどの最低さいてい賃金ちんぎん（時給じきゅう）が50円えん引ひき上あげられ、全国ぜんこく加重かじゅう平均へいきんで1054円えんとなることについて「春闘しゅんとうの賃上ちんあげの裾野すそのを広ひろげることや、非ひ正規せいき労働ろうどう者しゃの賃上ちんあげ、男女だんじょ間あいだ賃金ちんぎん格差かくさの是正ぜせいの重要じゅうよう性せいに鑑かんがみて、過去かこ最大さいだいの上あげ幅はばとなった今回こんかいの力強ちからづよい引ひき上あげを歓迎かんげいしたい」と述のべた。首相しゅしょう官邸かんていで記者きしゃ団だんの

「小沢おざわ一郎いちろう氏しの壁かべ」高たかし　立憲りっけん・泉いずみ健太けんた代表だいひょう再選さいせんに黄き信号しんごう？

　立憲りっけん民主党みんしゅとうは泉いずみ健太けんた代表だいひょうの任期にんき満了まんりょうに伴ともない、9月に代表だいひょう選せんを実施じっしする見通みとおしだ。現職げんしょくの泉いずみ氏しは再選さいせんに意欲いよくをにじませるが、現時点げんじてんで再選さいせんに向むけた道筋みちすじは見通みとおせない。立たちはだかるのは、前回ぜんかい代表だいひょう選せんで泉いずみ氏しを支持しじした小沢おざわ一郎いちろう衆院しゅういん議員ぎいんによる「剛腕ごうわんの壁かべ」だ。　◇泉いずみ氏し、出馬しゅつばの意向いこう伝つたえる　「代表だいひょう選せん出馬しゅつばに向むけた準備じゅんびを進すすめてほしい」

核かくのごみ原発げんぱつ立地りっち自治体じちたいの3割わり　国くになどの情報じょうほう発信はっしん「不十分ふじゅうぶん」

　原発げんぱつから出でる高こうレベル放射ほうしゃ性せい廃棄はいき物ぶつ（核かくのごみ）の最終さいしゅう処分しょぶん場じょうの選定せんていで、佐賀さが県けん玄海げんかい町まちが原発げんぱつ立地りっち自治体じちたいとして初はじめて文献ぶんけん調査ちょうさ受うけ入いれを決きめ、6月がつに調査ちょうさが始はじまった。原子力げんしりょく発電はつでん環境かんきょう整備せいび機構きこう（NUMO）が2002年ねんに候補こうほ地ちの公募こうぼを始はじめて20年ねん超ちょうが過すぎたが、調査ちょうさに入はいったのは3自治体じちたいのみ。処分しょぶん場じょう建設けんせつのメドが立たたないま

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首相しゅしょうと一蓮托生いちれんたくしょう　林はやし芳正よしまさ氏しが狙ねらう「次つぎの次つぎ」　地元じもとは旧きゅう安倍あべ系けいも支援しえん

　林はやし芳正よしまさ官房かんぼう長官ちょうかんは9月に予定よていされる自民党じみんとう総裁そうさい選せんで岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうと「一蓮托生いちれんたくしょう（いちれんたくしょう）」の道みちを歩あゆむ構かまえだ。政権せいけんの要ようである官房かんぼう長官ちょうかんとして、総裁そうさい再選さいせんに意欲いよくをにじませる首相しゅしょうを支ささえ続つづける覚悟かくごだが、林はやし氏しは過去かこに総裁そうさい選せんに出馬しゅつばした実績じっせきがあり、地元じもとからの「待望たいぼう論ろん」も根強ねづよい。首相しゅしょうを支ささえたその先さきに、林はやし氏しは何なにを見み

林はやし官房かんぼう長官ちょうかん、トランプ氏しの共和党きょうわとう大統領だいとうりょう候補こうほ指名しめいに「注視ちゅうしする」

　林はやし芳正よしまさ官房かんぼう長官ちょうかんは16日にちの記者きしゃ会見かいけんで、ドナルド・トランプ前ぜん米べい大統領だいとうりょうが正式せいしきに米べい共和党きょうわとうの大統領だいとうりょう選せん候補こうほに指名しめいされたことについて、「日米にちべい同盟どうめいはわが国くにの外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくの基軸きじくであり、米国べいこくの内政ないせい動向どうこうには常つね日ひごろから高たかい関心かんしんを持もっている」とし、共和党きょうわとう大会たいかいの状況じょうきょうや大統領だいとうりょう選せんの行方ゆくえを「注視ちゅうししていく」と述のべた。直接ちょくせつの論ろん

原発げんぱつ・出口でぐちなき迷走めいそう

「原発げんぱつ『安やすい』」はウソだった？　政府せいふ、既設きせつ原発げんぱつも資金しきん支援しえんへ

　原発げんぱつは「安やすい」――。国くにが原子力げんしりょくを推進すいしんするうえでの根拠こんきょとなっていた原発げんぱつの経済けいざい性せいとは矛盾むじゅんする資金しきん支援しえん策さくが動うごき出だした。安全あんぜん対策たいさくなどで原発げんぱつのコストが膨ふくらんだためで、政府せいふは「新設しんせつ」の原発げんぱつに限かぎっていた支援しえんの対象たいしょうを「既設きせつ」にまで広ひろげる方針ほうしんだ。いつの間まに原発げんぱつは「高たかい」電源でんげんとなったのか。その負担ふたんは誰だれが負おうのか。　◇