東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい

共同きょうどう墓地ぼちで「墓はかじまい」　復興ふっこう祈念きねん公園こうえんを整備せいびへ　福島ふくしま・双葉ふたば

　東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの犠牲ぎせい者しゃを追悼ついとうするため国くにと県けんが復興ふっこう祈念きねん公園こうえんを整備せいびするのに伴ともない、福島ふくしま県けん双葉ふたば町まちの中野なかの共同きょうどう墓地ぼちで16日にち、「墓はかじまい」の供養くよう式しきが行おこなわれた。県けんは津波つなみで流ながされて所有しょゆう者しゃが不明ふめいの墓石はかいしや石仏いしぼとけを廃棄はいき処分しょぶんし、跡地あとちを盛もり土つちして芝生しばふの多目的たもくてき広場ひろばを造つくる計画けいかくで、17日にちにも墓石はかいしの撤去てっきょを始はじめる。　供養くよう式しきには県けん、工事こうじ業者ぎょうしゃ

森もりと海うみからの手紙てがみ

岩手いわて・釜石かまいし　「街まちの写真しゃしん屋や」75歳さいで旅立たびだつ　人々ひとびとの営いとなみ撮とり続つづけ

　「鉄てつの街まち」、岩手いわて県けん釜石かまいし市し。最盛さいせい期きから東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいを経へて今いまに至いたる半はん世紀せいきにわたって、町まちの盛衰せいすいと人ひとの営いとなみを撮とり続つづけてきた「街まちの写真しゃしん屋や」が亡なくなった。菊地きくち信平しんぺいさん、享年きょうねん75。体調たいちょうを崩くずし、県立けんりつ病院びょういんに入院にゅういんして3日にち後ごの3月がつ2日にち朝あさに逝いった。　「知しらないうちにリンパ腫りんぱしゅが全身ぜんしんに転移てんいしていたのね。私わたしは『退院たいいんしたら、一緒いっしょ

津波つなみ被災ひさい地ちに放置ほうちされた400の墓石はかいし、福島ふくしま県けんが廃棄はいきへ　跡地あとちに祈念きねん公園こうえん

　東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの津波つなみで福島ふくしま県けん双葉ふたば町まちの共同きょうどう墓地ぼちなどから流ながされ、放置ほうちされていた400点てんあまりの墓石はかいしを、県けんが17日にちから撤去てっきょして廃棄はいき処分しょぶんする。津波つなみと原発げんぱつ事故じこで被災ひさいした沿岸えんがん部ぶに復興ふっこう祈念きねん公園こうえんを造つくるためで、墓地ぼちの跡地あとちは盛もり土つちをして多た目的もくてき広場ひろばとして整備せいびされる。住民じゅうみんの先祖せんぞをまつり、津波つなみの脅威きょういを伝つたえてきた墓石はかいしが廃棄はいきされ

亡なき夫おっとと夢見ゆめみた農家のうか民宿みんしゅく、福島ふくしま・飯舘いいたて村むらで開業かいぎょう　「生涯しょうがい現役げんえきで頑張がんばる」

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこで福島ふくしま県けん飯舘いいたて村むらから福島ふくしま市しに避難ひなんした農業のうぎょう、渡辺わたなべとみ子こさん（70）が、帰還きかんがかなった飯舘いいたて村むらの自宅じたくで農家のうか民宿みんしゅく「古今ここん呂りょ（こころ）の宿やど　福ぶくとみ」を6月がつにオープンした。大工だいくだった夫おっと・福男ふくおさん（2018年ねんに67歳さいで死去しきょ）の夢ゆめでもあり「一緒いっしょに進すすむことはできなかったが、何なにとしても実現じつげんしたかっ

帰かえれぬ古里ふるさと、生いきた証あかしを　福島ふくしま・浪江なみえの80歳さい男性だんせい、13年ねんかけ記録きろく誌し

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこに伴ともなう帰還きかん困難こんなん区域くいきとして避難ひなん指示しじが続つづく福島ふくしま県けん浪江なみえ町まち赤宇木あこうぎ（あこうぎ）地区ちくの住民じゅうみんが記録きろく誌し「百ひゃく年ねん後ごの子孫しそん（こども）たちへ」を完成かんせいさせた。約やく13年ねんの歳月さいげつを費ついやしてまとめ上あげた元もと区長くちょうの今野こんの義人よしひとさん（80）は「生いきているうちに古里ふるさとが復興ふっこうする姿すがたは見みられないかもしれないが、未来みらいの子こどもた

保存ほぞんか、解体かいたいか　南みなみ三陸さんりく町まちを二分にぶんした議論ぎろん　町長ちょうちょう「魂たましいはずっとここに」

　東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいで町まち職員しょくいんら43人にんが犠牲ぎせいになった宮城みやぎ県けん南みなみ三陸さんりく町まちの旧きゅう防災ぼうさい対策たいさく庁舎ちょうしゃは1日にち、町まちが所有しょゆう・管理かんりする震災しんさい遺構いこうとして新あらたなスタートを切きった。旧きゅう庁舎ちょうしゃの屋上おくじょうで一命いちめいを取とり留とめた佐藤さとう仁ひとし町長ちょうちょうらが献花けんかし、同僚どうりょうら亡なき命いのちを思おもい「未来みらいの命いのちを守まもるため活用かつようしていく」と誓ちかった。【百武ももたけ信幸のぶゆき】　旧きゅう庁舎ちょうしゃを巡めぐっては当初とうしょ、遺族いぞくや町民ちょうみんら

「13年ねん長ながかった」　大堀おおほり相馬そうま焼しょう・陶とう吉郎よしろう窯かまが浪江なみえに帰還きかん

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこで帰還きかん困難こんなん区域くいきとなり、昨年さくねん3月がつに避難ひなん指示しじが一部いちぶ解除かいじょされた福島ふくしま県けん浪江なみえ町まち大堀おおほり地区ちくで、地元じもとに伝つたわる国くに指定していの伝統でんとう的てき工芸こうげい品ひん「大堀おおほり相馬そうま焼しょう」の窯元かまもと「陶とう吉郎よしろう窯かま」が30日にち、約やく13年ねんぶりに工房こうぼうと店舗てんぽをオープンさせた。窯元かまもとが同どう地区ちくに帰還きかんして再開さいかいするのは初はじめて。店内てんないは避難ひなん先さきから訪おとずれた住民じゅうみんや愛好あいこう家かな

宮城みやぎ・南みなみ三陸さんりく町まちの旧きゅう防災ぼうさい対策たいさく庁舎ちょうしゃ、震災しんさい遺構いこうに　割われた住民じゅうみんの思おもいは

　東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいで屋上おくじょうを越こえる津波つなみにのまれ、町まち職員しょくいんら43人にんが犠牲ぎせいとなった宮城みやぎ県けん南みなみ三陸さんりく町まちの旧きゅう防災ぼうさい対策たいさく庁舎ちょうしゃについて、町まちは震災しんさい遺構いこうとして恒久こうきゅう的てきに保存ほぞんすることを決きめた。解体かいたいするか保存ほぞんするかで遺族いぞくや町民ちょうみんの意見いけんは二分にぶんし、県けんが暫定ざんてい的てきに所有しょゆう権けんを持もって管理かんりしてきたが、7月がつ1日にちに所有しょゆう権けんを町まちへ戻もどす。町まちは旧きゅう庁舎ちょうしゃを「未来みらいの命いのちを

「桶おけ狭間はざまの戦たたかい」脱だつ原発げんぱつへ元もと首相しゅしょう立たつ　プレーバック都知事とちじ選せん

　東京とうきょうのリーダーを選えらぶ都知事とちじ選せんは7月がつ7日にち投開票とうかいひょう。首都しゅと決戦けっせんはこれまで、さまざまな人間にんげんドラマや名言めいげん・迷言めいげんを生うんできました。記事きじやインタビューから熱戦ねっせんを振ふり返かえります。　今回こんかいは、元もと首相しゅしょうが「脱だつ原発げんぱつ」を訴うったえて立候補りっこうほした2014年ねんの知事ちじ選せんです。（記事きじ中ちゅうの年齢ねんれい、肩書かたがきは当時とうじ）　◇「殿しんがり、ご乱心らんしん」　「原発げんぱつは国くにの存亡そんぼうに関かかわ

岩手いわて・大槌おおつち町まちに「伝承でんしょうの館かん」　震災しんさい犠牲ぎせい者しゃに思おもいはせ、交流こうりゅうの場ばにも

　2011年ねんの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいで被災ひさいした岩手いわて県けん大槌おおつち町まちに、町民ちょうみんら有志ゆうしが運営うんえいする民間みんかん施設しせつ「大槌おおつち伝承でんしょうの館かん（やかた）」が開館かいかんした。当時とうじの状況じょうきょうなどを伝つたえる写真しゃしん200点てんを展示てんじする他ほか、震災しんさいや日々ひびの生活せいかつを語かたり合あう場ばを目指めざす。関係かんけい者しゃは「震災しんさいと犠牲ぎせい者しゃに思おもいをはせると共ともに、防災ぼうさい学習がくしゅうや来訪らいほう者しゃ同士どうしの交流こうりゅうに役立やくだてば」と願ねがっている。

福島ふくしま・浪江なみえ町まちの特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいきで除染じょせん始はじまる　大熊おおくま、双葉ふたばに続つづき

　環境省かんきょうしょうは20日はつか、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこに伴ともなう帰還きかん困難こんなん区域くいきの避難ひなん指示しじを解除かいじょする新しん制度せいど「特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいき」のうち、福島ふくしま県けん浪江なみえ町まち内ないでの除染じょせん作業さぎょうを始はじめた。特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいきの除染じょせん着手ちゃくしゅは大熊おおくま、双葉ふたば両町りょうちょうに続つづく3番目ばんめで、今夏こんかまでに富岡とみおか町まちでも除染じょせんが始はじまる。　特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいきは、除染じょせんやインフラ復旧ふっきゅうを優先ゆうせん的てきに進すすめた「

福島ふくしま原発げんぱつ6号機ごうきで燃料ねんりょう冷却れいきゃく停止ていし　電源でんげんトラブル、東電とうでんが原因げんいん調査ちょうさ

　東京電力とうきょうでんりょくは18日にち、福島ふくしま第だい1原発げんぱつ6号機ごうきの高こう圧あつ電源でんげん盤ばんのブレーカーが落おち、使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうに冷却れいきゃく水すいを送おくるポンプが停止ていししたと発表はっぴょうした。担当たんとう者しゃは「使用しよう済ずみ燃料ねんりょうは十分じゅうぶんに冷却れいきゃくされた状態じょうたいのため、直ただちに大おおきな影響えいきょうはない」と説明せつめい。復旧ふっきゅうを急いそぐとともに原因げんいんを調しらべている。　東電とうでんによると18日にち午前ごぜん8時じ35分ふんごろ、高こう圧あつ電源でんげん盤ばんのブ

帰還きかん困難こんなん区域くいきの歴史れきし、伝つたえたい　福島ふくしま・大熊おおくま町まちで古跡こせき巡めぐり

　東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいと東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこで継承けいしょうが難むずかしくなりつつある地域ちいきの歴史れきしを知しってもらおうと、福島ふくしま県けん大熊おおくま町まちの住民じゅうみん団体だんたい「おおくまふるさと塾じゅく」が2024年度ねんど、町内ちょうないの古跡こせきを巡めぐる企画きかくを新あらたに始はじめた。避難ひなん指示しじの続つづく帰還きかん困難こんなん区域くいきも含ふくめ町内ちょうない各地かくちを訪たずね歩あるく。　「原発げんぱつができる前まえのことを知しっていますか。そこは特攻隊とっこうたいを

福島ふくしま・浪江なみえに東京とうきょうの老舗しにせフレンチ　地元じもと生産せいさん者しゃの意欲いよくを「伝つたえたい」

　福島ふくしま県けん浪江なみえ町まちに本格ほんかく的てきなフランス料理りょうり店てん「ジョワイストロナミエ」（同町どうちょう権現堂ごんげんどう）が18日にちにオープンする。営いとなむのは東京とうきょうで半はん世紀せいきの歴史れきしを持もつ「ビストロ・ダルブル」（渋谷しぶや区く恵比寿南えびすみなみ1）のオーナー、中西なかにし大輔だいすけさん（49）とシェフの無む藤ふじ（むとう）哲弥てつやさん（50）。「ここから地元じもとの魅力みりょくのある食材しょくざいを世界せかいに発信はっしんしながら、

山やまの中なかでエビ養殖ようしょく　退路たいろ断ことわった50歳さい「村むらの誇ほこり、育そだてたい」　福島ふくしま

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこで一時いちじ全ぜん村むら避難ひなんとなった福島ふくしま県けん葛尾かつらお村むらに、エビの陸上りくじょう養殖ようしょくに取とり組くむベンチャー企業きぎょうがある。まだ一般いっぱん販売はんばいには至いたらないが、山村さんそんで養殖ようしょく技術ぎじゅつを一いちから確立かくりつしようと奮闘ふんとうする理由りゆうは「エビを新あらたな名産めいさんにするとともに、飼育しいくを通つうじて水みず、食料しょくりょう、エネルギーを地域ちいきぐるみで持続じぞく可能かのうとする事業じぎょうパッケージを作つくる

福島ふくしまの原発げんぱつ被災ひさい地ち、新しん帰還きかん区域くいきは1割わりだけ　制度せいど1年ねん、見みえぬ道筋みちすじ

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこに伴ともなう帰還きかん困難こんなん区域くいきで、除染じょせんを進すすめて避難ひなん指示しじの解除かいじょを目指めざす国くにの新しん制度せいど「特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいき」が、検討けんとう対象たいしょう地域ちいきの1割わり足たらずの19平方へいほうキロ程度ていどにとどまっていることが、福島ふくしま県内けんないの自治体じちたいや国くにへの取材しゅざいで判明はんめいした。区域くいきは事前じぜんに帰還きかんを希望きぼうした住民じゅうみんの家屋かおく周辺しゅうへんに限かぎられ、所有しょゆう者しゃが利用りようを望のぞむ農地のうちの一部いちぶ

避難ひなん指示しじ解除かいじょは点在てんざいの「まだら模様もよう」　焦あせりと諦あきらめ　原発げんぱつ被害ひがいの現在地げんざいち

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこに伴ともなう避難ひなん指示しじの解除かいじょを進すすめるために新設しんせつされた「特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいき」。導入どうにゅうから1年ねんが経過けいかするが区域くいきの設定せっていは限定げんてい的てきで、我わが家やに戻もどりたい人ひとたちは長期ちょうき化かに焦あせりを募つのらせている。政府せいふ内ないには、住民じゅうみんの帰還きかんや営農えいのう再開さいかいの意向いこうに懐疑かいぎ的てきな見方みかたも出で始はじめた。除染じょせんが難むずかしい山林さんりんなどは手付てつかずのままで、原発げんぱつ被ひ

国くにの本音ほんねは「営農えいのう再開さいかい」に懐疑かいぎ的てき　原発げんぱつ被災ひさい地ちの新しん帰還きかん区域くいき

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこに伴ともなう避難ひなん指示しじの解除かいじょを進すすめるために新設しんせつされた「特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいき」。導入どうにゅうから1年ねんが経過けいかするが区域くいきの設定せっていは限定げんてい的てきで、政府せいふ内ないには、住民じゅうみんの帰還きかんや営農えいのう再開さいかいの意向いこうに懐疑かいぎ的てきな見方みかたも出で始はじめた。【尾崎おざき修二しゅうじ、安藤あんどういく子こ】　◇帰還きかん困難こんなん区域くいき、除染じょせんは国費こくひ負担ふたん　除染じょせんは「汚染おせん者しゃ負担ふたんの原則げんそく」に基もとづき、国くにが

議論ぎろんも保全ほぜんも放置ほうちされる山林さんりん　原発げんぱつ被災ひさい地ちの帰還きかん困難こんなん区域くいき

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこに伴ともなう避難ひなん指示しじの解除かいじょを進すすめるために新設しんせつされた「特定とくてい帰還きかん居住きょじゅう区域くいき」。導入どうにゅうから1年ねんが経過けいかするが区域くいきの設定せっていは限定げんてい的てきで、我わが家やに戻もどりたい人ひとたちは長期ちょうき化かに焦あせりを募つのらせている。【尾崎おざき修二しゅうじ、安藤あんどういく子こ】　◇国くには原則げんそく、除染じょせんしない方針ほうしん　帰還きかん困難こんなん区域くいきにある山林さんりんの取とり扱あつかいは、大おおきな課題かだいとして残のこっ

裁判さいばん長ちょうら、原告げんこくの自宅じたく跡地あとちなどを視察しさつ　福島ふくしま第だい1原発げんぱつ巡めぐる生業せいぎょう訴訟そしょう

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ事故じこに伴ともない、避難ひなんした福島ふくしま県民けんみんら約やく1800人にんが国くにと東電とうでんに原状げんじょう回復かいふくや慰謝いしゃ料りょうを求もとめている福島ふくしま訴訟そしょう（生業せいぎょう＝なりわい＝訴訟そしょう）第だい2陣じんで、福島ふくしま地裁ちさいの小川おがわ理佳りか裁判さいばん長ちょうらが31日にち、除染じょせんで出でた廃棄はいき物ぶつなどを保管ほかんしている大熊おおくま町まちの中なか間あいだ貯蔵ちょぞう施設しせつなどを訪おとずれ、原告げんこくが事故じこ前まえに暮くらしていた現地げんちを視察しさつした。　大熊おおくま町まちの