台湾、水社大山

台湾たいわん、日月じつげつ潭国家こっか風景ふうけい区く、水みず社しゃ大山おおやま

台湾たいわんの山やまに来きています。
台湾たいわん中部ちゅうぶの台たい中ちゅうからバスで１時じ間あいだ半はんで日月じつげつ潭、そこからちょっと離はなれた場所ばしょにホテルを取とったので、タクシーを使つかわなければならず、交通こうつうの点てんではかなり不便ふべんでした。
泊とまったホテルは日月じつげつ潭晶園えん休きゅう間あいだ渡わたり暇ひま村むら(Cristal Resort)、夕食ゆうしょく朝食ちょうしょく込こみで１万まん円えん程度ていど、料理りょうりの内容ないようからすると、料金りょうきん以上いじょうのお得とくな設定せっていでした。
予約よやくは、国際こくさい予よ約やくサイトのオクトパスを使つかって、個人こじんで手配てはいしたものです。
昨日きのうは、日月じつげつ潭の湖畔こはんを自転車じてんしゃで一周いっしゅう、ぜひとも時計とけい周まわりで行動こうどうすべきだね、反はん時計とけい周まわりでは急きゅうな坂道さかみちがあるので苦労くろうすることになる。
日月じつげつ潭東岸がんの伊達だて邵に到着とうちゃく、別べつの名前なまえが徳化とっか社しゃ、生なま蛮を近代きんだい人じんに徳化とっかさせるという意味いみなんだが、歴史れきし的てき名称めいしょうということで差別さべつには目めをつぶってね。

今いまでも徳化とっか小学校しょうがっこうなどの名前なまえが残のこっていて、差別さべつがどうとか、地元じもとではあんまり気きにしていないみたいだね。
伊達だて邵の歓迎かんげいアーチを潜もぐって、車道しゃどうの終点しゅうてん、ここには部族ぶぞく民族みんぞく議会ぎかいの旗はた幕まくがあったり、版画はんがの拡大かくだい看板かんばんがあったり、台湾たいわん土着どちゃくの民みんであることを誇ほこりにしているようだね。
道みちは、長屋ながやの間あいだの通路つうろから山やまの中なかに誘導ゆうどうされる。
看板かんばんがあって、啓けい告つげ　本ほん歩道ほどう舗設長ちょう度ど全長ぜんちょう2.8KM、歩道ほどう全ぜん程ほど往返約やく2.5少時しょうじ、水みず社しゃ大山おおやま総長そうちょう2,059公おおやけ尺じゃく、登頂とうちょう全ぜん程ほど往返約やく8小しょう時じ、請遊客きゃく量りょう力りょく而為
事前じぜんにネットで見みたのは中国ちゅうごく文ぶんの翻訳ほんやくで、直訳ちょくやく日本語にほんごなので理解りかいしにくい内容ないようだった。
ここでやっと理解りかいできた、頂上ちょうじょうを往復おうふくするのに8時じ間あいだかかるのだ。

ネットの翻訳ほんやくでは2時じ間あいだ半はんと読よんでいたのだが、これではまずい、間違まちがって事態じたいを把握はあくしていたのを、立たて直なおさなきゃね。
日月じつげつ潭のマークが石いしに彫ほられて、石段いしだんを踏ふんで登のぼって行いく。この道みちが水みず社しゃ大山おおやま登山とざん歩道ほどうなのだ。
石段いしだんは木きの階段かいだんに変かわって行いく。石段いしだんは膝ひざに響ひびくので好すきではないよ。
キロポストがあって、１公里くりというのは１キロだね、海抜かいばつ９７０公おおやけ尺じゃくというのはメートル表示ひょうじだろうね。
道端みちばたには各地かくちの登山とざんグループのビニールがひらひらしている。
このテの木札きふだやプレートを嫌きらうひとが多おおいが、わたしは気きにならない、寛容かんようなんですよ。
ここ台湾たいわんでは、木きの札さつではなくて、ビニールの広幅ひろはばテープなんだね。
ええと、道みちはビニール紐ひもで通行つうこう禁止きんしを宣言せんげんしているような、脇わきに道みちがあってそちらに誘導ゆうどうしているような。

その誘導ゆうどうに従したがって進すすんでみると、石段いしだんの道みちと合流ごうりゅうした。
徳化とっか社しゃからの道みちのほかに青年せいねん活動かつどうセンターからの道みちもあるんですよ。その道みちに合流ごうりゅうしたのだね。
すぐに両方りょうほうの道みちの合流ごうりゅう地点ちてんに到着とうちゃく、アズマヤもあって、休憩きゅうけいできるようになっている。
ははぁ、本ほん歩道ほどう舗設長ちょう度ど全長ぜんちょう2.8KM、歩道ほどう全ぜん程ほど往返約やく2.5少時しょうじ、入口いりくちの啓けい告つげにあった前半ぜんはんはこのことを指さしているのだな。
ここまでの両方りょうほうの道みちが遊歩道ゆうほどうで、ここから先さきは登山とざん道どうなのだ。
今いままで以上いじょうに傾斜けいしゃが増ましてきて、木きの階段かいだんがあって、補助ほじょロープが張はってある。
日本にっぽんではトラロープが普通ふつうだが、ここではえらく凝こった編あみ込こみのロープになっている。
道みちは竹林ちくりんの中なかを進すすむようになる。

竹林ちくりんは雑木ざつぼくや下生したばえがなく、きれいに掃除そうじしてあって、竹たけだけが生はえている竹林ちくりんに育そだててある。
建築けんちく資材しざいや工芸こうげい品ひんの材料ざいりょうに使つかうのか、タケノコを取とるのが目的もくてきなのか、麓ふもとへの搬出はんしゅつを考かんがえると、タケノコが目的もくてきだろうなぁ。
展望てんぼう台だいに出でて、そこからは出発しゅっぱつ地ちの伊達だて部ぶがよく見みえる。拉ひしげ魯(ラル)島しまもよく見みえて、日月じつげつ潭の日ひ潭と月つき潭を拉ひしげ魯(ラル)島とうで分わけている。
日月じつげつ潭とは、円形えんけいの日ひ潭と三日月みかづき形がたの月つき潭とを合あわせて日月じつげつ潭と呼よぶのですよ。
ここはキロポストでは2.75キロ、出発しゅっぱつから２時間じかんかかっている。
展望てんぼう台だいからちょいと登のぼれば、そこからは道みちは下くだりになる。
いったん鞍部あんぶまで降おりて、ここから再ふたたび登のぼって行いく。
こっち側がわの稜線りょうせんは谷たに向むこうの稜線りょうせんと合あわさって頂上ちょうじょうへと向むかって行いくはずなのだ。

空そらの雲行くもゆきがよくない。雲くもが集あつまって陽ひが翳かげりはじめた。
昨日きのう一昨日おとといの様子ようすでは、３時じ過すぎると雨あめが降ふり出だし、夕方ゆうがたには激はげしい驟雨しゅううになり、雷かみなりが鳴なり響ひびくようになる。
早はやい時間じかんで打うち切きって下山げざんするようにしないと、夕立ゆうだちに遭あうことになるだろう。
展望てんぼう台だいがあって、そこからは九族きゅうぞく文化ぶんか村むらを見下みおろしている。
青年せいねん活動かつどうセンターの道みちの下したからロープウェイが始はじまって、尾根おねを越こえて、九族きゅうぞく文化ぶんか村むらとを結むすんでいる。
ここからはロープウェイのゴンドラも見みえて、九族きゅうぞく文化ぶんか村むらの建物たてものもよく見みえている。
ここで打うち切きることにしよう。引ひき返かえさないと雨あめが降ふるかもしれない。
日月じつげつ潭の湖面こめんが見みえる展望てんぼう台だいまで降おりて、昼食ちゅうしょく、途中とちゅうで買かった巻まき寿司ずしを食たべる。酢すの味あじはしないな。

どんどん降おりて、徳化とっか社しゃと青年せいねん活動かつどうセンターの分岐ぶんきのアズマヤまで降おりてくる。
青年せいねん活動かつどうセンターへの石段いしだんを降おりて行いくのだが、案あんの定じょう、雨あめが降ふり始はじめたよ。
バラバラと大粒おおつぶで、本気ほんきに降ふる構かまえになってきた。
傘かさを出だして防ふせぐ、頭上ずじょうは樹きの枝葉えだはが密植みっしょくしていて、そのへんのところはありがたい。
石段いしだんを降おりて行いくのは嫌いやなもんだね。膝ひざに負担ふたんがかかるので、道みちの端はしの土どの上うえをなるべく歩あるくことにする。
青年せいねん活動かつどう中心ちゅうしんと徳化とっか社しゃとの分岐ぶんきに差さし掛かかったが、メインは徳化とっか社しゃのほうのようだよ。
青年せいねん活動かつどう中心ちゅうしんへの道みちは人気にんきが少すくないようだよ。ここは、にんきが少すくない、と読よんでも、ひとけが少すくない、と読よんでも、どちらでもよろしい。
建物たてものが見みえてきて、駐車ちゅうしゃ場じょうの脇わきに出でて、キロポスト０公里くりの表示ひょうじがある。ここからが始はじまりなのだ。

大おおきな建物たてものを目指めざして進すすむと、日月じつげつ潭青年ねん活動かつどう中心ちゅうしんとある。
雨あめが激はげしいので、フロントでタクシーを呼よんでくれるように頼たのむ。
ここへ行いきたいと、日月じつげつ潭晶園えん休きゅう間あいだ渡わたり暇ひま村むら(CristalResort)のルームカードを示しめして、プリーズ、コール・タクシー・フォ・ミ。
コール・ミ・タクシー。こういうい方いかたをしてはいけないのだそうな。
この場合ばあい、わたしをタクシーと呼よんでちょうだい、という意味いみになる、ほんとうかね。
まもなくタクシーが来きて、日月じつげつ潭晶園えん休きゅう間あいだ渡わたり暇ひま村むら(Cristal Resort)まで戻もどったのだが、このタクシー、料金りょうきんを受うけ取とらない、ホテルのフロントが立たて替かえるのだろうか、フロントでも料金りょうきんの提示ていじはない。
ははぁ、タクシーではなかったのだ、ホテルの送迎そうげいの車くるまだったのだ。

日月じつげつ潭晶園えん休きゅう間あいだ渡わたり暇ひま村むら(Cristal Resort)は感かんじのええホテルです。さらっとさり気げなくこんなサービスもしてくれるのだ。
あのね、水みず社しゃ大山おおやまに登のぼるつもりなら、日月じつげつ潭青年ねん活動かつどうセンターに宿泊しゅくはくすべきだね。
ここに泊とまって、朝食ちょうしょくを食たべずに登のぼれば、午後ごごの雨あめが降ふる前まえに戻もどってこれるだろうと思おもうよ。
その後ごは、どっさりと雨あめが降おりました。雷かみなりは激はげしいよ、稲妻いなづまと雷鳴らいめいの間あいだが短みじかくて、山やまの中なかにいると生いきた心地ここちはしないと思おもうよ。
山登やまのぼりの前日ぜんじつに、日月じつげつ潭を自転車じてんしゃで一周いっしゅうしています。あわせて読よんでいただけるとうれしいです。

詳細しょうさい地図ちず、地図ちず上じょうのどこで撮とった写真しゃしんなのか解わかります
轍わだちでも軌跡きせきを示しめしています、高低こうていを示しめす断面だんめん図ずも表示ひょうじできます