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Erikson, Kai T. A New Species of Trouble
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A New Species of Trouble:
Explorations in Disaster, Trauma, and Community

Erikson, Kai T. 1994 W W Norton & Co.

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last update:20180711

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Erikson, Kai T. 1994 A New Species of Trouble: Explorations in Disaster, Trauma, and Community, W W Norton & Co., 264p. ISBN-10: 0393035948 ISBN-13: 978-0393035940 US$22.00 [amazon][kinokuniya] ※ w/ek02, t06

内容ないよう

From Publishers Weekly

For the past 20 years Erikson, a sociology professor at Yale University, has studied comunities stunned by recent disasters. His first subject, Buffalo Creek, W. Va., which suffered from the break of an earthen dam in 1972, led him to write Everything in Its Path. Among the seven communities examined here are an Indian reserve in Canada whose water supply was contaminated by mercury, a Colorado neighborhood threatened by gasoline seeping from storage tanks, the towns near the Three Mile Island nuclear plant that faced the possibility of radiation contamination. Erikson found a consistent pattern: loss of self-esteem and faith in institutions, and heightened senses of dread and vulnerability. He finds similar responses among the homeless. Describing this kind of trouble as the product of human error, he reviews the decision to deploy the atomic bomb in WW II and addresses the plan to store nuclear waste at Yucca Mountain in Nevada. In the epilogue to these gripping case studies, Erikson advances the illuminating suggestion that communities can experience trauma just as individauls can. Photos.
Copyright 1994 Reed Business Information, Inc.


紹介しょうかい

紹介しょうかい日高ひだか ともろう 2008/05/24
Being Homeless / ホームレスであること pp. 158-181

"home"の定義ていぎとhomelessの概要がいよう
"home"の定義ていぎ
定義ていぎ1:出身しゅっしん母国ぼこく
定義ていぎ2:住居じゅうきょ居住きょじゅう施設しせつまど

・ 母国ぼこくはなれているひとを "homeless" とはばない → 定義ていぎ2にじゅんじたはなし

homeの意味いみ:「自己じこ地理ちりがく」geography of self
・ 寄宿舎きしゅくしゃ相部屋あいべやetc…などにむことは出来できても、住所じゅうしょたないと(公共こうきょうスペースのなかに居場所いばしょつけないと)メンバーにはなれない。
・ 遊牧民ゆうぼくみん紐帯ちゅうたい(ちゅうたい)のように流動的りゅうどうてき集団しゅうだんのなかに地位ちい確立かくりつすることで位置いちづけられる場合ばあいもあるが、おおくの文化ぶんかでは「場所ばしょつこと」=「固定こていされた習慣しゅうかん占有せんゆうすること」であり、居住きょじゅう空間くうかん場所ばしょ(homestead)の統合とうごう感覚かんかくうしなわれると人格じんかく剥奪はくだつされる。

ホームレスになることの重要じゅうよう側面そくめん
・ ホームレスであることは人間にんげん関係かんけい外縁がいえん生息せいそくすること―種類しゅるいkindになることであり、たねspeciesにさえなるかもしれない
・ 6にん家族かぞくのホームレスのははかたり:
(いったんホームレスになると)「人々ひとびとはあなたをもはや人間にんげんとして登録とうろくされていないかのようにる」
・ ホームレスは社会しゃかい秩序ちつじょ構成こうせいするコミュニティと親族しんぞく関係かんけい膨大ぼうだいあみそときている
社会しゃかいという概念がいねん否定ひていぶつ平和へいわ邪魔じゃましゃ」disturbers of the peace
 ホームレスをみじめな存在そんざいとし、かつ危険きけんなものとする。

・ アメリカでは、ホームレス状態じょうたいhomelessness社会しゃかいてき紐帯ちゅうたいからしてしまった、かつ安定あんていした海岸かいがんから漂流ひょうりゅうしていった独身どくしん男性だんせい特有とくゆう状態じょうたいであるとみなされてきた
・ 社会しゃかい学者がくしゃたちはホームレスに注目ちゅうもくしてきた(アルコール依存いぞんしょう精神病せいしんびょうたか割合わりあい共同きょうどうたい形態けいたいなどから)
あたらしいホームレスの特徴とくちょう
・ あたらしいホームレスはことなる状況じょうきょうおよび環境かんきょうから路上ろじょうへといたっているので、従来じゅうらいのものとことなる
・ 独身どくしん女性じょせい女性じょせい主体しゅたい家庭かてい構成こうせいされているそう増加ぞうかちゅうであること
・ あたらしいホームレス男性だんせい従来じゅうらいよりわかくてまずしい
ドヤがい消滅しょうめつ路上ろじょう
社会しゃかい保障ほしょう改善かいぜん年配ねんぱいしゃ保護ほごされる
手作業てさぎょう作業さぎょうなどの仕事しごと自動じどうされた→臨時りんじやといで技術ぎじゅつらない仕事しごとげん
・ 精神病せいしんびょう罹患りかんりつたかいかもしれない
They may have a higher incidence of mental illness, too, since many of the people who would have been absorbed into mental hospitals and similar institutions a generations ago have now found their way to the streets.
一昔ひとむかしまえには精神病せいしんびょうおよび類似るいじ施設しせつ収容しゅうようされていた人々ひとびとは(いまはこうした施設しせつ収容しゅうようされることなく)路上ろじょうているため(結果けっかとして)精神病せいしんびょう罹患りかんりつたかい?

ホームレスの実態じったい
・ 測定そくてい方法ほうほうとイデオロギーじょう雰囲気ふんいきideological moodsによって、ホームレスの総数そうすうじゅうまんすうひゃくまん変化へんか
・ ほとんどを屋根やねなしでごすひと緊急きんきゅうシェルターでごすひと、ホームレス状態じょうたいになったりならなかったりするひと・・・
・ Peter Rossiによれば30まんにん、James D. Wrightによれば50まんにんとの見積みつもり
・ 暦年れきねんのある時点じてんをピックアップすれば100まんにんえる(Wrightは150まんにん予想よそう)、ホームレスになるリスクをコンスタントにうに十分じゅうぶんなほど困窮こんきゅうしているひとかずすうひゃくまんにんのぼ

ホームレスをどうとらえるか
ホームレスをしょ問題もんだい
・ 女性じょせいどもの増加ぞうか;ホームレス構成こうせいから
・ 独身どくしん男性だんせい中心ちゅうしんでありつづけているが、かつては独身どくしん男性だんせいが100%だったのにたいし、近年きんねんは60%くらいになってきている。
やく15%は独身どくしん女性じょせい、5%が身寄みよりのないども、22%が家族かぞく集団しゅうだん(シングルマザーとども)。
・ 女性じょせいどもがホームレスにめる割合わりあい統計とうけいてきみぎがりで今後こんごえる模様もよう

・ アルコールおよびドラッグの問題もんだい全体ぜんたいの40%)
・ うつびょう精神せいしん疾患しっかん(3ぶんの1)
・ 一生いっしょういちかい刑務所けいむしょへ(40%)

問題もんだい説明せつめいむずかしさ
・ ホームレス独身どくしん男性だんせいはアルコール依存いぞんしょう病気びょうきなどにかかるりつ通常つうじょうよりもおおきいので、こうした数字すうじおおくは独身どくしん男性だんせいによって説明せつめいされる。
しかしこうした数字すうじをどう判断はんだんするかからないときでさえも、・・・複雑ふくざつになる。
But even then it is hard to know what to make of those numbers, for the correlation between homelessness, on the one hand, and all the above frailties, on the other, is a complicated one at best.
・ 過度かどのアルコール摂取せっしゅはホームレスへいた理由りゆうとなるが、ホームレス状態じょうたいともな屈辱くつじょくかん喪失そうしつかん飲酒いんしゅかわせるには十分じゅうぶん理由りゆうになる(因果いんがうのはむずかしい)
・ ホームレスにられる心身しんしん問題もんだいは、病院びょういんではもっぱら、荒廃こうはいした生活せいかつにおける配慮はいりょneglect、汚染おせんexposure、その破壊はかいてきいに起因きいんするものとしてあつかわれるのみだった

・ ホームレスのうち障害しょうがいしゃおよび虚弱きょじゃくしゃ路上ろじょうかれらの存在そんざい説明せつめいしているとかんがえる専門せんもんたちは、かれらがデータのなかつけたいとねがっていた経験けいけんてき安堵あんどsolaceのすべてをいまや簡単かんたんれることが出来できる。その専門せんもんたちは―いくぶん孤独こどく勇敢ゆうかんことであるが―ホームレスのうちの障害しょうがいしゃおよび虚弱きょじゃくしゃは、路上ろじょうることにたいして対価たいかはらっている厳罰げんばつ人々ひとびとあいだる、とかんがえもする。
So the correlations point in two directions at once. 〜 the disabilities and fragilities of the homeless are among the grim penalties people pay for landing on the streets.

・ 因果いんが関係かんけい言語げんごthe language of causationをかたることは、論点ろんてんがズレることになるかもしれない
・ 飲酒いんしゅがホームレスの原因げんいん、あるいはぎゃくただしいとするかんがかた表面ひょうめんてきにはただしい。
しかし、人間にんげん精神せいしんはもっと微妙びみょう部分ぶぶんおおいにある

御伽おとぎばなしtale】
かれらがビンをけたときかれらは絶望ぜつぼう渦中かちゅうにあった、それがたすけになるだろうとねがっていたのだから。しかしアルコールの最初さいしょいちてきりゅうとどまえに、かれらの一人ひとり偶然ぐうぜんのコメントが数時間すうじかんわたってちいさなきずのようにくるしんでいた言葉ことば初期しょき交換こうかんほかのものをおもさせた。口論こうろん勃発ぼっぱつした、その口論こうろん空気くうきわるくし関係かんけい危険きけんにするだけでなくビンがそらになるスピードも加速かそくさせた。
この事態じたいかれらのエネルギーをすっかりうばってかれらはその仕事しごと午後ごごのシェルターをしたであろう約束やくそくわすれた、そしておもしたときにかんじたかなしみはかれらの一人ひとりひと不器用ぶきようまわした理由りゆう共通きょうつうしていた。おそらくここに危害きがいない、なぜならいま2つのビンに突入とつにゅうしてもとううごけるものはないので。しかし警官けいかんはそばにしょうじるほか事柄ことがら追求ついきゅう従事じゅうじする。言葉ことばはなされた、ナイフが衣服いふくのシワからてきた、がねかれた、そして・・・

・ この偶発ぐうはつてきなtaleに因果いんが関係かんけい見出みいだしうるか?
・ 個々ここ出来事できごとたがいに強化きょうかしあい、たがいに定義ていぎし、物語ものがたり最終さいしゅうてきつにいた結果けっかすべてにかって螺旋らせんえが連続れんぞくてきなループを形成けいせいする
・ ながればえるのは、ホームレスのいるところで精神せいしん疾患しっかんやアルコール依存いぞんしょう身体しんたい障害しょうがいしゃ家族かぞく機能きのう不全ふぜんによって特徴付とくちょうづけられるライフストーリー、警察けいさつ沙汰ざたなどをつけることが出来できるということ

なぜ人々ひとびとはホームレスになるのか
・ ていコスト住宅じゅうたく縮小しゅくしょう供給きょうきゅうへの競走きょうそうやぶれたから
微妙びみょう運命うんめいsubtle fateでまるのではなく、市場いちばmarketでまる可能かのうせい
 →さらに2つのいがてられる

い1:なぜていコスト住宅じゅうたくがこのゆたかな土地とちにおいて不足ふそくするのか?]
・ 70年代ねんだい〜80年代ねんだいにかけて、あたらしいいえ資源しげんhousing stockを建設けんせつする費用ひようふるいものを維持いじする費用ひようも)はがったので民間みんかん資本しほん前途ぜんと有望ゆうぼうなベンチャーへと移行いこうした
・ 賃借ちんしゃくりょう税金ぜいきん利子りし支払しはらい、燃料ねんりょう増加ぞうかによるいえ維持いじ困難こんなん
・ 政府せいふ住宅じゅうたく補助ほじょきん政策せいさくてきにかなりちぢんだ → 高級こうきゅう中産ちゅうさん階級かいきゅういえうしな

い2:経済けいざいてき気質きしつてきいえうしなうに妥当だとうすうひゃくまんにんのうちどのような人々ひとびと実際じっさいにホームレスなるにいたったのか?]
・ 公的こうてき扶助ふじょおおくを依存いぞんしている片親かたおや家庭かていものであり、不安定ふあんていにぶらがっているようなもので市場いちばからの振動しんどうらしたらっこちてしまう
・ 一時いちじ解雇かいこ工場こうじょう閉鎖へいさによってはなされ、さらに復帰ふっきむずかしくなった勤労きんろうしゃ世帯せたいもの
・ 虐待ぎゃくたいてき家族かぞくからのがれている単身たんしん女性じょせい
・ 精神せいしんてき疾患しっかんったもので、世代せだいてきわかく、入院にゅういんしていて、合法ごうほう世界せかいには市場いちば場所ばしょたない前科ぜんかしゃ同様どうようもの非合法ひごうほう世界せかいにおいてさえ、成功せいこう必要ひつよう技術ぎじゅつ接点せってんかんがかたたないもの)。
・ 社会しゃかい保障ほしょう対象たいしょうでない、あるいは適切てきせつ年金ねんきんたない老人ろうじん
・ 家族かぞくからけた、あるいは見捨みすてられたわかひとで、路上ろじょうでの生活せいかつへと没入ぼつにゅうしているひと
・ 居留きょりゅうからけたネイティブアメリカン同様どうように、ラテンアメリカ、カリブ、アジアからの合法ごうほう非合法ひごうほう移民いみんである―かれらは技術ぎじゅつなしでやれる仕事しごとかずがさらにがったときにもっとくるしむ

ホームレスの脆弱ぜいじゃくせい
・ 親類しんるいなどのセーフティネットをたない、または元々もともといたところの生活せいかつ環境かんきょう両親りょうしんおよび仲間なかまからの虐待ぎゃくたいからのがれるのぞみをって路上ろじょうへとやってくるから
緊急きんきゅうにアテにできるものがない
 a missing check、病気びょうき盗難とうなん誤解ごかい退き、逮捕たいほ自動車じどうしゃ事故じこ妊娠にんしんなどによってかれらの生活せいかつぜん構造こうぞう危機ききにさらされる。

政策せいさく問題もんだいとしてのホームレス
・ 土地とちのリソースは限定げんていされているapportionedのでやく100まんにんいえべるようなものなしに社会しゃかいのしわcreaseの視野しやからうしなわれている
・ ホームレス個人こじん脆弱ぜいじゃくせい運命うんめい事故じこ指摘してきする言説げんせつ一般いっぱんてきだが、動機どうきincentiveや課税かぜい方法ほうほう経済けいざい調整ちょうせいなどによって我々われわれがホームレスを生成せいせいしているとわれるかもしれないということをおさえておくことは重要じゅうよう

観察かんさつ・インタビューによる実態じったい把握はあく
・ これまでの議論ぎろん統計とうけいてき情報じょうほうをもとにしたもの
→こうした現状げんじょう傾向けいこうたいしてどのようにかんじなければならないかということをかんがえたいなら、観察かんさつしゃ仕事しごとまわ必要ひつようがある。

以下いか3つのフィールドワーク研究けんきゅう代表だいひょうてき
・ Jonathan Kozol:ニューヨークのいち宿泊しゅくはくしょwelfare hotelsでもがく母親ははおやたちに注目ちゅうもく
・ David A. Snow と Leon Anderson:テキサスにおける独身どくしん成人せいじんおも男性だんせい)に注目ちゅうもく
・ Barry Jay Seltser と Donald E. Miller:ロサンゼルスの緊急きんきゅうシェルターを経験けいけんしている家族かぞく注目ちゅうもく

SeltserとMillerの研究けんきゅう
・ ロサンゼルスの緊急きんきゅうシェルターを利用りようしている100にんおもにシングルマザー)へのインタビュー

・ 緊急きんきゅうシェルターの集団しゅうだん新入しんいりのホームレスがおも神経質しんけいしつ警戒けいかい
・ ホームレスになるかならないかの瀬戸際せとぎわにいるひとたちという特徴とくちょう
  現在げんざい危機きき解決かいけつされたらもっと安全あんぜんなところにうつ
  (しかし)おおくは見捨みすてられ、生活せいかつ方法ほうほうとしてのホームレスへ
・ 永続えいぞくてきなホームレスとなる人々ひとびと定住ていじゅうむずかしいだけでなく、沈黙ちんもくしがち
慢性まんせいてきなトラウマをかかえたひとあいだ見出みいだしたにぶ接近せっきん不可能ふかのうせいdulled inaccessbilityを同様どうよう

・ 調査ちょうさ対象たいしょうしゃ自身じしんも、自分じぶん瀬戸際せとぎわにあると位置いちづけている
・ 毎日まいにち生活せいかつおおきなエネルギーのるもの

しゅう生活せいかつ保護ほごけている、どもを女性じょせいかたり】
支援しえんたすけになっているが、支援しえんによっていまいる場所ばしょ固定こていされる。
生活せいかつたかいので場所ばしょにはうつれず、かといってとどまりつづけるにも十分じゅうぶんでない。
かろうじて生存せいぞんできるだけのがくであるから、なに達成たっせいできない。
いちにちけることで人生じんせい消費しょうひされることにづく。

2人ふたり女性じょせいによるかたり(極貧ごくひんしゃ会計かいけいについて)】
人々ひとびとわたしたいし、なにかしら追加ついかのおかね出来できたらビールでもむのだろうとめてかかっており、最低限さいていげん水準すいじゅん生活せいかつしていくことをのぞんでいる。

ホームレスの脆弱ぜいじゃくせい環境かんきょう変化へんかよわい)
・ こうした脆弱ぜいじゃく生活せいかつにおいてもしなにかしらの不都合ふつごうしょうじたら、一気いっき転落てんらくする

1人ひとりつ43さい黒人こくじん男性だんせい
不動産ふどうさん会社かいしゃ仕事しごとうしなったあと、つま妊娠にんしんしたために仕事しごとうしなった。
たくわえもそこをつき、アパートからの移動いどう余儀よぎなくされた。
ひと同居どうきょこころみたが、かれらはいずれもはたらいていなかった。

劇的げきてきではない変化へんか
すう結婚けっこんて、7にんどものうちの3にんらす53さい白人はくじん女性じょせい
離婚りこんテキサスからた。
Kelly Services に登録とうろくした。
あし骨折こっせつしたら仕事しごと紹介しょうかいしてくれなくなった。いえ骨折こっせつしたので労災ろうさいもおりず。
くるまこわれ、息子むすこ仕事場しごとばけなくなりクビに。
2番目ばんめ息子むすこ薬物やくぶつした。かれはいま刑務所けいむしょなか
福祉ふくし事務所じむしょったら210ドルの小切手こぎってをくれた。
これを使つかってからは私物しぶつり、なにとかしてきた。

・ 栄光えいこうからの転落てんらく不慮ふりょ出来事できごと偶有ぐうゆうせい)contingenciesのようにかんじられる
・ 劇的げきてきかたりが展開てんかいされるような重要じゅうよう瞬間しゅんかんがあったわけではなく、かたりに悲劇ひげきてきしつあたえるような決定的けっていてき運命うんめいがりかどもない。これをいたままに表現ひょうげんすると、自由じゆう落下らっか、「連続れんぞくてきくだざか」a continuous downhill run、「一連いちれん出来事できごと」a chain of circumstancesである。


どころのなさ
・ 新入しんいりのホームレスがいまはいったこの世界せかい信頼しんらいできるささえsound bearingsをつけすことは困難こんなんである。いちれいげると、おもいもらないことがいつもこるのだから・・・

かたり@】
Tent Cityというしょがあったが、テントのなかで睡眠すいみんをとった翌朝よくあさ息子むすこかおにかまれた部分ぶぶんがひどいことになっていたall swole up。
息子むすこ建物たてものなかれたい、路上ろじょうからはなれさせたいとかんがえた。

かたりA】
あるあさ我々われわれはシェルターにすわり、5か6ごろに聖書せいしょんでいた。
そのときあかぼうのおしめからがっているうじた。
のシェルター住民じゅうみんはいつものことのようにっていたが、わたし興奮こうふんしおかしくなった。それから、男性だんせい一人ひとり懐中かいちゅう電灯でんとう片手かたてにやってきて、ゆかいっぱいにうじがいることがわかった。

かたりB】
一時いちじ宿泊しゅくはくしょでの光景こうけいはあなたを憂鬱ゆううつにするでしょう。
不十分ふじゅうぶん世話せわしかされてないどもたち。ドラッグ中毒ちゅうどく母親ははおや暴力ぼうりょく児童じどう虐待ぎゃくたい殺人さつじん毎日まいにちどもたちがたたかれているのをることになる
・ 自分じぶんがどこにるかさとるとき、その結果けっか見当けんとうdisorientationと不信ふしんせっするパニックになりうる
・ こうした人々ひとびと以前いぜんから貧困ひんこん瀬戸際せとぎわにあったので喪失そうしつ欲求よっきゅうなんたるかをっている。しかし、このあたらしい世界せかいでは日常にちじょう生活せいかつのルールも転倒てんとうしている

かたりC】
これはわたしにとってはだい混乱こんらんだった。
わたしなにでも出来できるタイプの人間にんげんだが、しかしここに以来いらい、いつもおびえている。
わたしおどろきつつ路上ろじょうあるく:「わたしなにをしようとするのか?」
わたしには2人ふたりむすめる。路上ろじょうむすめたちをかせるなんてことはできません!

かたりD】
わたし今夜こんやどもとともにさむおもいをせずにる。
しかしいったいどこでわたし明日あしたるのでしょう?
我々われわれいちばん滞在たいざいできるように友人ゆうじんめをしたそとはとてもさむく、わたし公園こうえんのベンチにすわりながらなみだれました・・・わたし自分じぶん狂乱きょうらん状態じょうたいなにかのようにおもわれました。なぜならばそれは本当ほんとうわたし恐怖きょうふさせたからです。

かたりE】
 それは半端はんぱなものじゃなかった。さむかった。繁華はんかがいけばダンボールばこなかているひとがいるのがわかるでしょう。あなたはどこかに場所ばしょつけないといけない。こんなことになろうとはかんがえたこともかった。いちたりとも。

かたりF】
ものうのに十分じゅうぶんなおかねいというのはとても奇妙きみょうかんじだ。
恐怖きょうふfearとはいをつけてきた―ほとんど恐怖きょうふterrorのレベルだったが―頭上ずじょう屋根やね生活せいかつかんがえて・・・わたしにとって、生活せいかつ基本きほん基礎きそのひとつは、なにがなんでも屋根やねつことだ。とても出来できそうにない。悪夢あくむだ!

自責じせきねん
・ ホームレスのおおくはかれている状況じょうきょうみずからのせめとすることからはじめる
・ 逼迫ひっぱくしているときでさえも、にどんなふうにやっていけたかについてかんがえるのは困難こんなん

かたりG】
わたしおもうに、かれわたしよりも多少たしょうこの状況じょうきょうれているとおもう。
かれ以下いかのようにかんじているから。「ああ、わたしはしなければならないことをしていないのだ、めたことをたしていないのだI'm not holding up [my end of the bargain] 。わたし家族かぞくのためにすべてをあたえてきたし、いつもかれらにとってかれとおもうことをやってきた。」
そしてわたしかれにこうった:「わたしがそれを理解りかいすることができる唯一ゆいいつ方法ほうほうは、神様かみさま我々われわれ経験けいけんしてしいとねがっている試練しれんなのであり、いかにこの事態じたいえるかという方法ほうほう我々われわれしめかみのやりかたなのだ、ということだった。人生じんせい経験けいけんlearning experienceなのよ。」 かれ返事へんじし、しかし一方いっぽうではふたたび「これをしていない、あれをしてない」といった。

かたりH】
わたし妊娠にんしんしても、事態じたいくならなかった。わたし自分じぶん居場所いばしょがあるということがわかっているときは大丈夫だいじょうぶだったが、路上ろじょうちかづくほどに、わたし気分きぶん動揺どうようはげしくなっていった。わたしわたし自身じしんについてかんがつづけた。「わたしむすめっている。わたし彼女かのじょあたま屋根やねさえつけてあげられない。だれか、むすめ面倒めんどうれるひとしたあづけるべきなのでは」。なぜならば、事態じたいわたし無力むりょくかんじさせたから。ははとして十分じゅうぶん仕事しごとをしていないようにかんじる。

・ しかし、これら自分じぶんについて不幸ふこう人々ひとびとが かれらがしゃによってあつかわれているとおもっているような軽蔑けいべつ対抗たいこうすることが出来できうることについては間違まちがいない。自信じしん人々ひとびとは、そうした評価ひょうかが、かれらが関係かんけいする人々ひとびと言葉ことば様子ようすうつすようにしばしばりはからう。だから我々われわれ審判しんぱんときにはこうした人間にんげん習性しゅうせいというものへの斟酌しんしゃくたいとおもうかもしれない。
But none of the doubts these unfortunate people have about themselves can match the contempt with which they think are being treated by others. People who lack confidence in themselves often have a way of seeing that assessment mirrored in the words and looks of those with whom they deal, so we may want to make some allowance for that very human habit what the time comes to make judgments.
*ホームレスになる→自分じぶん役割やくわりたしていないという自己じこ評価ひょうか自信じしん喪失そうしつ
周囲しゅういひともそういうふうおもっているのだろうとおもってしまう みたいな???
就職しゅうしょく困難こんなん不全ふぜんかん
・ 「汚染おせんされたもの」の感覚かんかくがホームレス世界せかい明白めいはく部分ぶぶん
・ この感覚かんかくはagency personnel(職業しょくぎょう安定あんていしょ職員しょくいん?)からはじまる
・ 役所やくしょひとよりも偏屈へんくつでなく不親切ふしんせつでもないが、よりおおきなロジックa larger logicがホームレスとの関係かんけい管理かんりしている
・ ホームレスは混乱こんらん不公平ふこうへいかんかかえて行動こうどう
職員しょくいん担当たんとうしないといけないひとおおさに圧倒あっとうされる
個々人ここじん気分きぶん偏見へんけんうよりも社会しゃかい状況じょうきょう反映はんえいであり、社会しゃかいてき勢力せいりょく出会であい、
 文化ぶんかてき構成こうせいぶつ

かたりI】
 かれらはあなたがたすけをもとめてったときにあなたが地球ちきゅうのカスのようにかんじさせるのです・・・こういう場所ばしょなければならないということが相当そうとうなことです。なぜならばかれらはあなたがドン底どんぞこにいることをしっているのにあなたをゴミのようにあつかうのですから。

かたりJ】
職安しょくあんひとおおくの一般いっぱんてき態度たいどは「なぜ仕事しごとつからないの?」。
かれらは外面がいめんあつかうけれど、内面ないめんあつかわない。
そしてその内面ないめんには、仕事しごとること以上いじょうのモノがあり、とく子持こもちの場合ばあいはケアと移動いどう問題もんだいがある。そしておかね絵本えほんpicture bookのなかにはおおくのものがあるけど、かれらはそとてその外側そとがわから判断はんだんをする。

・ 一般いっぱんてき人々ひとびと態度たいど同様どうよう

かたりK】
いまやみんながホームレスに意識いしきてきですから、もしあなたがあなたのあずからぬところでぶん不相応ふそうおうおおくのものをはこんでいるようにられたならば、人々ひとびとはあなたに注目ちゅうもくする。とく子連こづれのときには。ゆえに、あなたはなにあるまわっているようにはられないということをかっておかないといけない。くだらないことです、でもこの恐怖きょうふ経験けいけんしたのはわたしひとりではないと確信かくしんしています。

・ かたりK以上いじょう辛辣しんらつかんじた経験けいけんものもいる
「ホームレスならばアルコール依存いぞんしょう麻薬まやく中毒ちゅうどく両方りょうほう
ども時代じだいに「こまってもぬすみはいけない。駐車ちゅうしゃじょう掃除そうじもうること」とおそわって実行じっこうしたら警察けいさつばれた」
人間にんげんコミュニティからはずれること
社会しゃかい主流しゅりゅうぞくしていない感覚かんかくがある。世界せかい自分じぶんとおぎていくという感覚かんかくです」
教会きょうかいくのがずかしいみたいなものです。どこにくのもずかしいみたいなものです。わたしは45番目ばんめのクラスの人間にんげんのようにかんじます(feel like a forty-fifth class person)。」

・ ひときびしい災難さいなんちからちのめされてしまっている状況じょうきょうならどこでもこうした感情かんじょうつける。しかしひとはまた、見捨みすてられたり、はなされたり、人間にんげん生活せいかつおおきなながれから逸脱いつだつしてしまっていたり、拒否きょひ形態けいたいのようにあつかわれたりするときにもおなじようにかんじるのだ。だからこれもまたちのめしの形態けいたいなのである

・ ホームレスは毎日まいにち生活せいかつ環境かんきょう人々ひとびと経験けいけんからとおはなれてしまっているので、理解りかいされることを期待きたいできないとかんじることがおお
れい:Aleksandr SolzhenitsynのOne Day in the Life of Ivan Denisovich
以下いか、「清潔せいけつ」の問題もんだいについてべていく

シェルター生活せいかつしゃ不足ふそくする路上ろじょう
かたりL】
清潔せいけつふくがなく、家族かぞく安全あんぜん確認かくにんしなければならないようではしょくさがすのもむずかしい。
妻子さいしもの確保かくほし、自分じぶんものつけたらようやく日課にっか達成たっせいされる。
かんひろいなど、いつしか毎日まいにちいちにちちゅうおこなうようになった。

・ 路上ろじょうでの生活せいかつ方法ほうほうまなんでいないひとにとってはこうした出来事できごと問題もんだいとなる
比較的ひかくてき経験けいけんかさねたものrelatively seasoned campaignerは「路上ろじょうかんするかぎり、わたしはnobody's universityではられないような修士しゅうし学位がくいっています。わたしはそれを世界せかい交換こうかんしたりしません。」
→ただし、シェルターのほとんどのひと知識ちしきとく情報じょうほう)がない

かたりM】
人々ひとびと苦闘くとうすることとなる最大さいだい問題もんだい情報じょうほう欠如けつじょであり、リソースの知識ちしき欠如けつじょだ。
フード・バンクについてさえらなかった人々ひとびとはなしたことがある。
かれらはcold weather program についてらず、ホームレスシェルタについてもらなかった・・・おおくはクチコミであり、自分じぶん状況じょうきょう人々ひとびとあいだでなされるのだ。
かたりN】
あさごろにされた。
これは最大さいだい恐怖きょうふだったとおもっている。
すう年間ねんかんごしているストリートの人々ひとびとのようだった。
かれらは路上ろじょうstreetwiseをっている。
我々われわれはいつもいえがあったので経験けいけんたなかった。

・ 上記じょうきのエピソードには皮肉ひにくがある
・ 「運命うんめいいえしであなたをりにするが、あなたはホームレスとなることをまなばなければならないのだ!」
Fate can leave you without a home, but you have to learn to be homeless!
・ 長期ちょうきてきにはホームレスになるプロセスはErving Goffmanによって説明せつめいされた収容しゅうようしゃinmateになるプロセスとすこしもちがっていない―施設しせつされた患者かんじゃinstitutionalized patientからGoffmanが40ねんまえまなんだプロセスが、現在げんざいではホームレスにられるということの皮肉ひにくである。

おわりに: 段階だんかいてき経験けいけんもトラウマてき瞬間しゅんかんになりうる
・ ホームレスのかたりが普遍ふへんてきこえるときでさえ、当事とうじしゃにとっては深刻しんこくでトラウマてき瞬間しゅんかんになりうる
・ 段階だんかいてき不意ふいであれ、衝突しょうとつ事故じこやその運命うんめいおおきな転機てんき匹敵ひってきするような衝撃しょうげき即時そくじせい足跡あしあとたましいきざけうる

・ 著者ちょしゃがかつてBuffalo Creek の被害ひがいにさらされた直後ちょくご住民じゅうみんえがくためにもちいた言葉ことばが、より慢性まんせいてき要素ようそにまたがってホームレスへ転落てんらくする人々ひとびとへそれでもなお適用てきようされうるのかということへの回答かいとうである。
ホームレスシェルタあるいは一時いちじ宿泊しゅくはくしょもまた、「あたかも灰色はいいろかげられてしまっているように」られうるし、こうした場所ばしょにいる人々ひとびとは「あたかもおもたい空気くうきのサヤにつつまれていて、そこをかいしてかれらは周到しゅうとう努力どりょく犠牲ぎせいにするだけでうごくことが出来できるかのように」行動こうどうすることがよくある。これが、冒頭ぼうとうわたし指摘してきしたように、トラウマの面影おもかげなのである。

翻訳ほんやく引用いんよう

わけ日高ひだか ともろう pp.226-241
>> pp.158-181 [MSワード]

p226
ぜんチャプターで、べられた場面ばめんはいくらかちがう。しかしトラブルを経験けいけんしたなか生活せいかつするかれらの反応はんのうはとてもていて、それはシンドロームといえる。"ひとつのグループの兆候ちょうこう"。


East Swallow訴訟そしょうで、判決はんけつにたどりついたれいは、わたしわたしいた有毒ゆうどく汚染おせんについてのレポートをんだ何人なんにんかの調査ちょうさしゃに、かれらがっているコミュニティとくらべてもらった。わたし訴訟そしょう効果こうかてきひとうごかす方法ほうほうで、わたしにとっての真実しんじつさがした。
East Swallowの反応はんのうは、まさにまさにそのような状況じょうきょう期待きたいされるようなもので、ある一方いっぽうちがっていた。
だれもが同意どういするてんは、ショック、共鳴きょうめいすることなどである。 

p227
Michel Edelsteinはベテランのオブザーバーで、East Swallowの人々ひとびと表現ひょうげんパターンと反応はんのうとして、「汚染おせんされたコミュニティ」で「まさにわたしたとおりだ」とべた。Love Canalですう年間ねんかん調しらべているAdeline Levineは、「わたしのだいたいの印象いんしょうは、East Swallowの住人じゅうにん感情かんじょう表現ひょうげんがLove Canal で観察かんさつし、インタビューしたのととてもている。」
わたしにくれたいくらかの疑問ぎもんはLove Canalの人々ひとびとこえでもあるとなんかんじた。このあたらしい種類しゅるいのトラブルにより、広範囲こうはんい場所ばしょおとずいたこえは、いたみは反映はんえいし、トラウマを形作かたちづくるということだ。

T
わたしがこれらのページで、使つかうトラウマという用語ようごはそれらの場面ばめん出会であ人々ひとびと精神せいしんてきなものだけではない。社会しゃかいてきなものである。どのようにトラウマが広範囲こうはんい社会しゃかいてきなコンセプトとして、そして、せま臨床りんしょうてきてんからもあてはまり、普通ふつう使用しようできるかをかんがえることはわたし出発しゅっぱつてんである。

p228
トラウマは、通常つうじょうからだ組織そしき強打きょうだする意味いみである。いまはさらに、怪我けがや、ほかのいくらかの被害ひがい結果けっかとしての しん構造こうぞうへとかう。なに部外ぶがいしゃがあなたに侵入しんにゅうしたり、しん防御ぼうぎょラインのバリヤをやぶったりする。それはあなたに進入しんにゅうし、しばり、支配しはいする。あなたの構造こうぞう特色とくしょくとなり、その恐怖きょうふがあなたをおぼれさせ、空虚くうきょにさせる。
クラシカルなトラウマの症状しょうじょうは、疲労ひろう動揺どうよう感情かんじょうてきなスケールから、しびれやマヒをこす。トラウマにかかったひと度々どど周囲しゅういから不快ふかいかんをうけとり、危険きけん信号しんごうとして過度かどいかり、日常にちじょうおと景色けしきにも反応はんのうする。しかし同時どうじにすべての神経質しんけいしつ行動こうどうは、重苦おもくるしいそもそもうつ、どうしようもない感情かんじょう意欲いよくさ、それらのがいから隔離かくりするためにしんざすことにたいしてこる。上記じょうきのように、トラウマは、日常にちじょう悪夢あくむ、フラッシュバック、幻覚げんかくたような数々かずかず痛々いたいたしい経験けいけんのリリーフをふくむ。
Paul Valelyはしるした。"わたしたちの記憶きおくわたしたちが理解りかいしていないことをかえす。"かわりにうと、わたしたちの記憶きおくわたしたちにまだおきていないことをくりかえさせ、きまとう。

しかし、トラウマはおおくのちがった意味いみ使用しようされ、おおくのことなった意味いみつ。わたしたちはさきすすまえふたつの用語ようごじょう問題もんだい解決かいけつしなければいけない。

p229
最初さいしょに、クラシカルな医学いがく用語ようごで、トラウマは怪我けが苦痛くつう意味いみしない。しかし、その爆発ばくはつ苦痛くつうあたえる。精神せいしん状態じょうたい確実かくじつとする。出来事できごとこす。PTSD障害しょうがいは、医学いがく会議かいぎ使つかわれる。
臨床りんしょう共通きょうつう使用しようで、区別くべつ徐々じょじょになくなってきている。わたしつくえうえ辞書じしょは、両方りょうほうのトラウマを定義ていぎする。"ストレスや、爆発ばくはつ障害しょうがい感情かんじょう態度たいどつくす"。ある意味いみで、環境かんきょうにおいて、その重心じゅうしんは、最初さいしょ意味いみから、つぎうつる。わたしだけがこの移動いどう使用しようしているのではなく、通常つうじょうでの使用しようすすめている。
そうするのによい方法ほうほうがある。歴史れきしは、はなしがどこからはじまるのかりたいし、セラピストは被害ひがいけた原因げんいんりたい。そのように自然しぜん最初さいしょりたい。しかしそれらは、詳細しょうさいでしかない。(そして、とても重要じゅうようなものではない。)それは、どのようにひと反応はんのうするかで、かれらがなにをトラウマイベントとしてあたえるかである。もっとも凶暴きょうぼう世界せかいくるしみは、それらが、しんからだ危害きがいあたえないかぎり、医学いがくてき見方みかたはない(精神せいしん状態じょうたい定義ていぎされ、最初さいしょ出来事できごと形作かたちづくり、そうづける)。それは、意味いみしない。

だいに、普通ふつう使用しようされるコンセプトをあたえるために、思慮しりょのある出来事できごとや、はげしいイベントから形作かたちづくられる、トラウマは人生じんせい経験けいけんである。いま、このすでによく観察かんさつされ、コンセプトとしてられる背景はいけいひろ観察かんさつし、ストレスからトラウマへのちがいにひろ観察かんさつしている。

p230
このよくられた区別くべつのトラウマは凶悪きょうあくいちしをさす。一方いっぽうストレスは慢性まんせいてき状態じょうたい徐々じょじょ精神せいしんおかす。

むずかしい結婚けっこんはストレスである。仕事しごとしずこと、アウシュヴイッツ、長期間ちょうきかんおそれ、虐待ぎゃくたいである。トラウマは持続じぞくてきたたかい。ショックでマヒし、虐待ぎゃくたいのパターンがつづく、ふいのはげしい一撃いちげきつよ消耗しょうもうからつくられる。効果こうかおなじで、わたしたちは注目ちゅうもくするべきだ。

U 
これらの説明せつめいで"トラウマ"は、社会しゃかい学者がくしゃや、臨床りんしょうはたらこと出来できるコンセプトになっている。わたしわたし言葉ことばひろめたい。実際じっさい外傷がいしょうあたえられたあつまりはべつのほかの外傷がいしょうあたえられた集団しゅうだんについてもはなこと出来できことしめす。

p231
時々ときどき、コミュニティ組織そしきは、しん身体しんたいがダメージをけたとおなじようにダメージをける。個人こじんのトラウマてきいたみはムードをつくり、うつる。トラウマは社会しゃかいてき局面きょくめんである。トラウマはコミュニティをつくる。ある意味いみそれは説明せつめいするのにとてもみょうである。トラウマの人々ひとびと説明せつめいするには、かれらは、防御ぼうぎょふうをし、無言むごん場所ばしょ孤独こどくいた場所ばしょしずみ、トラウマ経験けいけん否定ひてい抵抗ていこうにより孤独こどく重荷おもに必要ひつようがある。社会しゃかいからはずれることなにがおこるか?
しかしトラウマ状態じょうたいのトラブルとはちがう。それらは、ひと中心ちゅうしんうごき、被害ひがいしゃ意識いしきあたえ、はな特別とくべつなものをつくる。Buffalo Creekの生存せいぞんしゃ一人ひとりう。"くろみずわたしたちの生活せいかつそこにある。わたしはもう我慢がまんできない。それはわたしえてながしてしまう。"その女性じょせい他者たしゃ気持きもちを共有きょうゆうするという。彼女かのじょ自然しぜん過程かていで、関係かんけいえられたとう。彼女かのじょはマークされ、ののしられ、んでいるとさえかんじている。"いまわたしんでいる"いちにん隣人りんじんう。"わたしはエネルギーがない。わたしなんねんまえんでいるようだ。"

いくらかの生存せいぞんしゃは、にこの形跡けいせきつけ、このちがいがあることが、あるしゅのステータスになっている。トラウマの人達ひとたち慎重しんちょうさと麻痺まひ緩慢かんまん感情かんじょう共有きょうゆうは、関係かんけいすることむずかしく、たか代償だいしょうはらこと意味いみする。トラウマの共有きょうゆうは、共通きょうつう文化ぶんか背景はいけい 共有きょうゆうせいおなじようなものをたもつ。そこにはスピリチュアルな関係かんけいがあり、アイデンティティの感覚かんかくんでいて、ケア能力のうりょく麻痺まひしている。

p232
結婚けっこんしたカップルがれいしめす。Shoshana Felmanはべる。だい虐殺ぎゃくさつのこり、その一緒いっしょになることにしたが、それは、があったのではなく、かれわたしだれだかっていたからで、わたしかれだれだかっていたからだ。最近さいきんアメリカぐんで、イランで捕虜ほりょになったものが説明せつめいした。「一緒いっしょになることは簡単かんたんだった。わたしたちは説明せつめいしないでよいからだ。わたしたちはおないたみをっている。」

トラウマは求心きゅうしんてき遠心えんしんてき傾向けいこうつ。

実際じっさいトラウマの人々ひとびとはまとまりのないほかのトラウマの人達ひとたちさがし、関係かんけいむすび、仲間なかま意識いしきつよくする。ベトナム帰還きかんしゃは、その記憶きおくをよくあげられる。たとえば、幼児ようじ虐待ぎゃくたい経験けいけん成人せいじんたちなにかしらあつまる。さき引用いんようしただい虐殺ぎゃくさつカップルのように、かれらはこれまでにないちか友情ゆうじょう関係かんけいになることをっていて、人間にんげんせい、あるしゅ感情かんじょう解決かいけつさくあたはじめる。

V 
p233
大体だいたい、トラウマは、コミュニティにダメージをあたえる。わたし最低さいてい2つのコミュニティがあると示唆しさする。人々ひとびと構成こうせい区別くべつしていくとトラウマになる。わたし最初さいしょBuffalo Creekについていたとき、"個人こじんのトラウマ"と"たかりのトラウマ"の区別くべつつくった。

個人こじんのトラウマ
一人ひとり突然とつぜん精神せいしんてき打撃だげきあたえ、そのものは効果こうかてき反応はんのう出来できない。Buffalo Creekの生存せいぞんしゃはまさに経験けいけんした。かれらはちかいショックをふかけ、荒廃こうはいし、くるしみ、この度々どどこる災害さいがいに、かれらは麻痺まひし、おそれ、よわり、孤独こどくきこもる。

集団しゅうだんのトラウマ
一方いっぽう基本きほんてき社会しゃかい生活せいかつにダメージをあたえ、人々ひとびとあつまり、地域ちいき悪化あっかする。まさにらぬあいだくるしみにちかづく。したがって突然とつぜんのトラウマの性質せいしつたない。しかしショックのかたちおなじで、徐々じょじょにわかることは、効果こうかてきなコミュニティのサポートとして存在そんざいせず、重要じゅうよう部分ぶぶん自己じこえていく。「わたし」はつづ生存せいぞんし、ダメージをけ、永遠えいえん変化へんかしていく。しかし、わたしたちはたいとして、おおきなコミュニティとのつながりとしては、存在そんざいしない。

社会しゃかい組織そしきがトラウマになったBuffalo Creekは、ひとつが問題もんだい影響えいきょうしているといえば、リスクをつのは明白めいはくだ。Buggalo Creekは一種いっしゅ文化ぶんかセッティングで、それはきずついている組織そしきだということあきらかだ。

p234
いまこのようにはなしているあいだ比喩ひゆづかなければいけない。コミュニティはしんや、けんや、神経しんけいっていない。それらはくるしんだり、合理ごうりしたり、たのしみを経験けいけんすることはない。しかし、ているてんは、人々ひとびとれがコンサートで演奏えんそうしたり、おなじリズムをきざむことは、すべ組織そしき部分ぶぶんより、もっと人間にんげんてき個人こじんのものにあててはまる。結果けっかてき人々ひとびと個人こじんをグループにゆだねる。そして、日々ひび需要じゅよう供給きょうきゅう確保かくほする。かれらはほとん空虚くうきょで、感情かんじょうのない自分じぶん自身じしんいことにづく。

Buffalo Creekのように普通ふつうコミュニティは、個人こじん財産ざいさんつく場所ばしょだとかんがえる。いたみの緩衝かんしょうもとめるのがコミュニティで、信仰しんこうかたちもとめ、伝統でんとうのをまもる。そして、コミュニティがふか影響えいきょうされると、身体しんたいにダメージをけたように社会しゃかいがダメージをけたとひとう。Buffalo Creekの出来事できごとはそのかんがえのテストケースを供給きょうきゅうする。かずおおくの住民じゅうみんあきらかに 災害さいがいによっていままで経験けいけんしたことないような、水害すいがい破壊はかいにより、トラウマになっている。かれらは、継続けいぞくするコミュニティの消失しょうしつにより、きずついた。これは、Buffalo Creekが砂漠さばくになり、なにもない場所ばしょから洪水こうずいになったということではない。のこった人々ひとびとは、おも親戚しんせき関係かんけい共通きょうつういをち、なお材料ざいりょうっている。しかし、かれらは、なくした文化ぶんか信仰しんこうから、電気でんき平原へいげんかぶ電子でんしのようにさまよっている。

しかしトラウマは方法ほうほうで、コミュニティにはたらきかけること出来できる。

W
p236
自然しぜん災害さいがいあいだで、共通きょうつうられるのは、Buffalo Creekでわたしたちが報告ほうこくしたように、突然とつぜん不可解ふかかいなほどの感情かんじょうなみ災害さいがい直後ちょくごに、生存せいぞんしゃせる。世界せかいわりになるという一瞬いっしゅん、「はだか荒野あらの一人ひとりのこされたような孤独こどく」とAnthoney F.C.Wallaceはべる。しかし、つぎに「幸福こうふくかんのステージ」がほとんどの自然しぜん災害さいがいいてくる。なぜなら、コミュニティが完全かんぜんんでいないことづく。被害ひがいしゃは、破壊はかいされたなかにまだ生存せいぞんしゃがいるということにづき、レスキューワークのちからき、あたたまる。そしてかれらはおさえきれないほどの仲間なかま意識いしきち、ふる友人ゆうじん再会さいかいするようにむすび、コンタクトする。かれらはコミュニティの再生さいせいいわい、おもった瞬間しゅんかんかれらの再生さいせいいわう。ある有名ゆうめい研究けんきゅう"都市とし労働ろうどう組合くみあい""不幸ふこう市民しみん運動うんどう""くるしみのコミュニティ"とMartha Wolfenstainが、小説しょうせついている。"ポスト災害さいがいユートピア"Allen H.Bartonは、小説しょうせついていて、"利他りたてきなコミュニティ
Charls E.Flitzが、"治療ちりょうのコミュニティ"といている。それはまるで、生存せいぞんしゃが、破壊はかいなかから、され、身体しんたいにはをつけないが、のこされた資源しげんきずのドレスをせるようだ。

Buffalo Creekではこのページでかれたようなことは、なにこっていない。あたらしい種類しゅるいのトラブルのようなことこっていない。
これらの災害さいがいはたびたびおおきなコミュニティの組織そしき境界きょうかいせんかれると、それは分離ぶんりされる。いくつかの場所ばしょはコミュニティ自体じたい派閥はばつつくり、"腐食ふしょくしたコミュニティ"と"治療ちりょうのコミュニティ"と小説しょうせつかれた。
あいだちがったせん人々ひとびとのイベントでの影響えいきょうからけられ、"都市とし労働ろうどう組合くみあい"まさに反対はんたいなにかがこる。かれらのまだれられていないほうは、れているものから距離きょりをとろうとし、なにかがスポイル、公害こうがいからのがれようとするかのようだ。"腐食ふしょく"はてきした言葉ことばで、なぜなら、災害さいがいはこの反応はんのう傾向けいこうをもち、あるしゅどくふくむからだ。これが、Three Miles Island、East Swallow, Love Canal の特徴とくちょうだ。

そのようななかで、トラウマ経験けいけん社会しゃかい徐々じょじょ影響えいきょうあたえる。それらは、優勢ゆうせいなムードとねつあたえ、想像そうぞう感覚かんかく支配しはいする。おたがいの関係かんけい支配しはいする。惨劇さんげき人々ひとびとむすきをつよくし、したしい関係かんけいもとになる。そのようなことがそれぞれの場所ばしょこり、わたしがここで説明せつめいしたことはトラウマだと説明せつめいできる。(わたしいまここでそのことにれることはできないが、地域ちいきくにこることをしておく)
トラウマは2つのかたちがある。個人こじんか、わせで、神経しんけいダメージが人間にんげんにダメージをあたえ、社会しゃかい情勢じょうせいとなり、コミュニティムードをつくり、グループスピリッツをつくる。

X p237
わたしはプロローグの2つのテーマ、表面ひょうめん浮上ふじょうについて、生地きじいとのように説明せつめいした。
はじめに災害さいがい人間にんげんによりもたらされるとかんがえると、特別とくべつ方法ほうほうきずつくのではなく、きずからなお気持きもちと、きずきやすい気持きもちをなおすことはむずかしい。わたしはこれは、East Swallowに共通きょうつうすると発見はっけんした。

p238
すう年間ねんかん、オイルれはつづき、会社かいしゃだれも"貴方あなたみちにオイルをこぼした。ごめんなさい。きれいにするよ"とわなかった。それはどれくらいとりのぞけるか、カバーできるかが問題もんだいである。わたしはそれがただしいとはおもわない。人々ひとびとなにうているかは社会しゃかいてきにとても初歩しょほてきなことで、それは人間にんげんせい欠如けつじょである。それは、ご近所きんじょや、まち仲間なかま同胞どうほうではない。それは、敵対てきたいてき部外ぶがいしゃが、一方いっぽうちがたね人間にんげんとみなし、それがさらに残酷ざんこくになる。

p239
人間にんげん社会しゃかいをつなげるものは最低さいてい信用しんよう尊敬そんけい慈悲じひ人間にんげん関係かんけいである。これらの期待きたい裏切うらぎられるとひと不快ふかいおもう。それらはどのようにかくそうとしても皮肉ひにく毛皮けがわおおうようなものだ。かれらはするどいトリックで、きずつき、感情かんじょう隔離かくりのこれらのレイヤーなしで、信用しんようできる共同きょうどうたいだけをしんじ、将来しょうらいつめなければいけない。つらいことだ。しかし本当ほんとう長期ちょうきてき問題もんだい人間にんげんてきでない人々ひとびと経験けいけんする人生じんせい自然しぜん特徴とくちょうだということだ。むしろ、マナーのない会社かいしゃよりも。かれらは自分じぶんたちが視野しやひろく、ふか真実しんじつもとめるとかんがえる。:人間にんげん帰還きかんたよりにならないと。

だいに、災害さいがいはChap4でべたように、いろいろなめん特別とくべつなケースだとえる。わたしいまここにはもどれないが、科学かがくてき意味いみもど必要ひつようがある。このあたらしいトラブルについてさらふか領域りょういきくように、つよ有害ゆうがいせいについてさらにてみる必要ひつようがある。
Buffalo Creekは、災害さいがいのいいれいで、毒性どくせい災害さいがい特徴とくちょう際立きわだってふくまれている。しかし、くらおさえられた感情かんじょうは、科学かがく自身じしんをこえ、社会しゃかい生活せいかつ性質せいしつおよぶ。あぶらすじまどわくゆかなんねんよごし、Buffalo Creekは有害ゆうがいざんがいから身体しんたいすようになることけっしてわすれない。

p240
くぼくろどろおおわれる。わたしたちはまるで、ホームレスが毒性どくせいがあるというような事実じじつにちじみあがる。ホームレスJonathan KozolはRichard Lazarus をよび、プラスティックシェルターグローブガードをつけながら、"これは、わたし原子力げんしりょくのワーカーをおもわせる。かれらは、汚染おせんれないように、保護ほごふく
災害さいがいはこの特徴とくちょうふくみ、現代げんだい社会しゃかいてき精神せいしんてき特徴とくちょうあらわし、災害さいがい人類じんるいつくしたもので、そしてさらにそれはどくをまし、わたしたちがえら生活せいかつ方法ほうほう結果けっかとする。時代じだいは、だい虐殺ぎゃくさつ広島ひろしま長崎ながさきたとえる。しかし歴史れきしがこれらの出来事できごと本来ほんらい先祖せんぞ災害さいがいではなく、シンボルとして君臨くんりんするとべた。 

Y
災害さいがいのこったひとについて、わたしはじめにしるした。何時いつひとれからはなれたい気分きぶんになり、たようなグループであつまり、そのようなはなれていている気持きもちからこるかた、リズム、ムードをかちう。それらの見方みかたはいつも自然しぜん法則ほうそくで、寛大かんだいさによって、支配しはいされているようにえるが、かれらは、世界せかいちがったレンズでる。そのセンスでかれらはうかもしれない。a)自身じしん感覚かんかくえる、b)との関係かんけいえる、c)わった世界せかい共有きょうゆうする。あたらしい民族みんぞく精神せいしん個人こじん複雑ふくざつなテクノロジーの担当たんとう機関きかんたよこと出来できない。テクノロジーは、メリットのない計算けいさんとセオリーにもとづいており、環境かんきょうはこれにわる。社会しゃかいてき自然しぜんてきにである。それはもろく不正確ふせいかくである。宇宙うちゅう法則ほうそく継続けいぞくせいによって支配しはいされているだけではなく、チャンス、そこらにひそ自然しぜんあくにもよる。それはあたらしい特別とくべつ真実しんじつだ。1人ひとりのキャンプ生存せいぞんしゃは、50ねんにインターネットで、寒々さむざむしい見解けんかいべた。"それは、世界せかいえる景色けしきで、ぜん世界せかい景色けしき・・・ひどく悲観ひかんてきな、人々ひとびとについて、っている真実しんじつ人間にんげん性質せいしつについて、ひとらない真実しんじつっている。。。"

p241
ひとのよい、つよいBuffalo Creekの女性じょせいっている。
「この災害さいがいわたしたちにもたらされて、おおくのひとひらいたとわたししんじている。戦争せんそうがありばくだんがこの場所ばしょ粉々こなごな破壊はかいする。ばかなだれかが、それを粉々こなごなにふきとばす。
だから、洪水こうずいわたし想像そうぞうすくなからずてる。それはわたしたちがきている人生じんせいや、子供こどもたちがどうきるか。洪水こうずいまえかんがえなかった。それはあたらしいかんがえをこした。それはなにか、まえなにかを目覚めざめさせるようにおもう。時々ときどきわたしは、ベッドにかんがえ、戦争せんそうなにきているかをかんがえる。それはたぶん成長せいちょうだ。以前いぜんわたしなにかんがえていなかった。しかし、いえ綺麗きれいか、おっと夕食ゆうしょくりているか、なんたちはただしいふくてきれいでいるか、わたしただしい時間じかんかけ、ただしい時間じかんについているか確認かくにんしよう。」

人類じんるい真実しんじつ波紋はもんかこまれている。いけ波紋はもんのように、サークルを放射線ほうしゃせんのようにえがいて。トラウマは最悪さいあくで、個人こじん自信じしん喪失そうしつだけを意味いみしない。しかし、家族かぞくや、社会しゃかい人間にんげん生活せいかつする方法ほうほうによって、人間にんげん政治せいじ構造こうぞう自信じしん喪失そうしつといえる。


作成さくせい日高ひだか ともろう
UP:20080525 REV:20080530, 0831, 1209,20090816, 20100504, 20150203, 0330, 0801, 20180630, 0711
Erikson, Kai T.  ◇トラウマ  ◇身体しんたい×世界せかい関連かんれん書籍しょせき  ◇BOOK
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