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川本隆史編『ケアの社会倫理学――医療・看護・介護・教育をつなぐ』
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『ケアの社会しゃかい倫理りんりがく――医療いりょう看護かんご介護かいご教育きょういくをつなぐ』

川本かわもと 隆史たかし へん 20050825 有斐閣ゆうひかく有斐閣ゆうひかく選書せんしょ1662,369+5p. ISBN: 4641280975 \2100


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川本かわもと 隆史たかし へん 20050825 『ケアの社会しゃかい倫理りんりがく――医療いりょう看護かんご介護かいご教育きょういくをつなぐ』,有斐閣ゆうひかく有斐閣ゆうひかく選書せんしょ1662,369+5p. ISBN: 4641280975 2100 [amazon][kinokuniya] ※ c04.a02.n04


  2006/02/18 『ケアの社会しゃかい倫理りんりがく合評がっぴょうかい


「あるがままをそこなうことなく,ひとひと出会であうために。(落合おちあい恵子けいこ

ケアをかち制度せいどはどうあるべきなのだろうか?
ケアと社会しゃかい界面かいめん(インターフェイス)を形成けいせいするよっつの領域りょういき――医療いりょう看護かんご
介護かいご教育きょういく――をカバーする。
実践じっせん理論りろん架橋かきょうする《ネットワーキング》への招待しょうたい。」おびカバーより


目次もくじ

序論じょろん 《ケアの社会しゃかい倫理りんりがく》への招待しょうたい 川本かわもと 隆史たかし

I 医療いりょうとケア
だいしょう ども・医療いりょう・ケア 石橋いしばし凉子りょうこ
だいしょう 高齢こうれいしゃ医療いりょうとケア 高橋たかはし龍太郎りゅうたろう
だいしょう ケアとしての医療いりょうとその倫理りんり 清水しみず哲郎てつろう

II 看護かんごとケア
だいしょう 実践じっせんとしてのケアの倫理りんり 池川いけがわ清子きよこ
だいしょう 感情かんじょう労働ろうどうとしてのケア 武井たけい麻子あさこ
だいしょう 臨床りんしょう哲学てつがくとケア 堀江ほりえつよし中岡なかおか成文せいぶん

III 介護かいごとケア
三好みよし春樹はるき 203-223
だいしょう ケアの淵源えんげん さいくびさとる
だいしょう 介護かいごとジェンダー 春日しゅんじつキスヨ

IV 生命せいめい倫理りんり教育きょういく反省はんせい
だい10しょう 生命せいめい倫理りんり教育きょういく反省はんせい 香川かがわ ともあきら
だい11しょう 学校がっこうはなしたこと 立岩たていわしん
だい12しょう なまかたかた 大谷おおやいづみ

コラム
いのちの母国ぼこく 森崎もりさき和江かずえ
ほこり・ぬくもり・かがやきのケアシステムをもとめて 大熊おおくま由紀子ゆきこ
きるのをやめたい」若者わかものたち 香山かやまリカ


 
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だい11しょう 学校がっこうはなしたこと――1995〜2002 立岩たていわしん
  [原稿げんこう送付そうふ:20030716]

 「パターナリズムについていた文章ぶんしょう☆01にすこしてせてもらおうとずるいことをかんがえていたのだが、編者へんしゃからめられ、べつくことにした。教育きょういく学問がくもんのありかたについてかんがえるのは、とくにこのほん主題しゅだい場合ばあい、とても大切たいせつなことだ。おおくの論点ろんてんがあって、そのひとひとつがひとつのしょうとするべき主題しゅだいである。そして、言説げんせつ中味なかみももちろんだが、それがどんなかれるかも問題もんだいであり、むしろそのことのほう大切たいせつ場合ばあいもある☆02。しかしここでは、ただたんに、いくつかながめのちゅうをはさみながら、おもにいちきゅうきゅうねんからなな年間ねんかんはたらいていた学校がっこうにいてはなしたことをく。
 […]」

 「☆01 パターナリズムはただ否定ひていすればそれでわるというようなものではない。とくに医療いりょう福祉ふくし(そして教育きょういく)の「現場げんば」にそれはおびただしく存在そんざいする。それは批判ひはんされるべきでありながら、肯定こうていされるべき部分ぶぶんがあるとかんがえるしかないはずなのだが、そのことについてよくかんがえられることはあまりない。そしてこのことをかんがえることは、おしえることについてかんがえることでもあるから、やはり大切たいせつだ――もうひとつ、おしえることとかんがえることの関係かんけいかんがえるという主題しゅだいもあるのだが、りゃく。『看護かんご教育きょういく』につぎのようにいた。[…]」

 「☆02 学問がくもん教育きょういく位置いちまえに「ケア」そのものの位置いちがまずになる。とくにこの主題しゅだいについては位置いち距離きょり注意ちゅういしたほうがよい。にもかかわらず、真面目まじめで、やさしくて、鈍感どんかん言説げんせつがあって、それがになって、「だれがケアをかたっているのか」、「「ケア」をどこに位置いちさせるか」、「危険きけん言葉ことばたちについて――ケア・QOL・その」、「過剰かじょう空白くうはく――世話せわすることをめぐ言説げんせつについて」、「とおはなれ遭遇そうぐう――介助かいじょについて」(これは[2000b]に収録しゅうろく)といった文章ぶんしょういたりはなしをしてきたりした。それにも幾多いくた要素ようそがある。ひとつは、(やさしい)しんがそこにあらわれることがつねのぞましいのか。このことについてはすで幾度いくどべてきた。ここではそれとすこことなることをあげる。[…]」


書評しょひょう紹介しょうかい言及げんきゅう

塩川しおかわ 伸明のぶあき 200605 「読書どくしょノート:川本かわもと隆史たかしへん『ケアの社会しゃかい倫理りんりがく』」
 http://www.j.u-tokyo.ac.jp/~shiokawa/ongoing/books/ethicsofcare.htm
立岩たていわ しん也 2006/08/25 分担ぶんたん執筆しっぴつおよたんちょほん医療いりょう社会しゃかいブックガイド・63)
 『看護かんご教育きょういく』47-08(2006-08):-(医学書院いがくしょいん)[りょう:20060630]


UP:20050824 REV:20060724,0813
ケア  ◇介助かいじょ介護かいご  ◇身体しんたい×世界せかい関連かんれん書籍しょせき  ◇BOOK
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