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真木悠介/見田宗介
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真木まき ゆうかい見田みた はじめかい

まき ゆうすけ/みた むねすけ
1937〜20220401

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last update:20220508


社会しゃかいがく
・1937ねん東京とうきょうまれ
東京大学とうきょうだいがく教授きょうじゅ(〜199803)
東京とうきょう大学だいがく名誉めいよ教授きょうじゅ
共立女子大学きょうりつじょしだいがく教授きょうじゅ
専攻せんこう現代げんだい社会しゃかいろん比較ひかく社会しゃかいがく文化ぶんか社会しゃかいがく
見田みたはじめかい(コトバンク)



日時にちじ  2022ねん12月じゅうにがつ11にち
1400ふん 〜 1600ふん受付うけつけ開始かいし 1330ふん
会場かいじょう  学士がくし会館かいかん 210ごうしつ東京とうきょう千代田ちよだ神田かんだにしきまち3‐28)
神保町じんぼうちょうえき下車げしゃ徒歩とほふん
    でん ばなし 03(3292)5936
感染かんせんしょう対策たいさくポリシーは下記かき
https://www.gakushikaikan.co.jp/kansensyoutaisaku2020/
会費かいひ  10,000えん 
当日とうじつ会場かいじょうにてもうけます。会費かいひせいにつき、お香典こうでんとう辞退じたいもうげます。)
会食かいしょくのご用意よういがございます。ビュフェ形式けいしきですが、椅子いすおおめにご準備じゅんびします。
     みなさま、普段着ふだんぎでおいでください。
手数てすうではございますが、準備じゅんび都合つごうじょう、ご出欠しゅっけつを、下記かきのMicrosoft Formsにご記入きにゅうください。
Forms URL:[…]
発起人ほっきにん
浅野あさの智彦ともひこ     上田うえだ紀行のりゆき     内田うちだ隆三りゅうぞう     江原えばら由美子ゆみこ    大澤おおさわ真幸まさき
尾中おちゅうぶん哉     ごうはら亮一りょういち     酒井さかい啓子けいこ     佐藤さとう健二けんじ     中野なかの民夫たみお
橋爪はしづめだい三郎さぶろう    平山ひらやまみつる     福岡ふくおか安則やすのり     舩橋惠子えこ     吉見よしみ俊哉としや



社会しゃかい学者がくしゃ見田みたはじめかいさん死去しきょ 84さい 「現代げんだい社会しゃかい理論りろん
 『朝日新聞あさひしんぶんデジタル』2022ねん04がつ10日とおか
 https://book.asahi.com/article/14595231
社会しゃかい学者がくしゃ見田みたはじめかいさん死去しきょ 84さい 「現代げんだい日本にっぽん精神せいしん構造こうぞう
 『毎日新聞まいにちしんぶん』2022/4/10_12:05(最終さいしゅう更新こうしん:4/11_20:54)
 https://mainichi.jp/articles/20220410/k00/00m/040/047000c
社会しゃかい学者がくしゃ見田みたはじめかいさん死去しきょ 東大とうだい名誉めいよ教授きょうじゅ現代げんだい構造こうぞう分析ぶんせき
 2022ねん4がつ10日とおか共同通信きょうどうつうしん
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/170854
◆[訃報ふほう見田みたはじめかいさん 84さい社会しゃかい学者がくしゃ
 2022/4/12『毎日新聞まいにちしんぶん東京とうきょう朝刊ちょうかん社会しゃかいめん
 https://mainichi.jp/articles/20220412/ddm/041/060/060000c

社会しゃかい学者がくしゃ見田みたはじめかいさん、石牟礼いしむれ道子みちこさん書簡しょかん 水俣みなまたはいつも“自分じぶん場所ばしょ” 現代げんだい思想しそうの「原点げんてん」と
 『熊本くまもとにちにち新聞しんぶん』2022ねん05がつ03にち07:52
 https://kumanichi.com/articles/644566
 *→石牟礼いしむれ道子みちこ
◆<今日きょう話題わだい気流きりゅうおと
 2022/04/15_16:00『北海道新聞ほっかいどうしんぶん
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/669933
見田みたはじめかい(ききて藤生とうにゅう京子きょうこ) 20220416 「家出いえで願望がんぼう名物めいぶつゼミ、論壇ろんだん時評じひょう見田みたはじめかいさんが6ねんまえかたった半生はんせい」『朝日新聞あさひしんぶんデジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ4H5SFWQ4HUCVL01W.html
社会しゃかい学者がくしゃ見田みたはじめかい(みた・むねすけ)さんが4がつ1にちくなりました。84さいでした。朝日新聞あさひしんぶん夕刊ゆうかんで2016ねん1がつ連載れんさいした「人生じんせいおくりもの わたしの半生はんせい」(けい10かい)を朝日新聞あさひしんぶんデジタルに再掲さいけいします。”

◆〈追悼ついとう 見田みたはじめかいさん〉(岩波書店いわなみしょてん
 https://www.iwanami.co.jp/news/n46696.html


鈴木すずきひろしひとし 20201220 「『真木まきゆうかい誕生たんじょう――人間にんげん解放かいほう比較ひかく歴史れきし社会しゃかいがく』 佐藤さとう健二けんじちょ 弘文こうぶんどう」『読売新聞よみうりしんぶん』(ほんよみうりどう書評しょひょう
 https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20201219-OYT8T50157/
真木まきゆうかいは、社会しゃかい学者がくしゃ見田みたはじめかい(1937〜)の筆名ひつめいである。近代きんだい以降いこう日本にっぽん社会しゃかいきあかす、クリアな図式ずしきと、魅惑みわくてきうつくしい文体ぶんたいにより、ともに、おおくのあつ支持しじてきた。|本書ほんしょは、かれおしによる評伝ひょうでん、ではない。|ほぼおな分野ぶんやあつかうにもかかわらず、なぜ、真木まきゆうかいというべつ名前なまえをつかってきたのか。なぞをとくために、見田みた真木まきいたものを、ほんはもちろんビラやメモまではくさがしつくす著者ちょしゃのことは、書誌しょし社会しゃかい学者がくしゃとよぶべきだろう。”
齋藤さいとう純一じゅんいち 20180901 「『現代げんだい社会しゃかいはどこにかうか』書評しょひょう――せい充実じゅうじつへの感性かんせい 必然ひつぜん転回てんかい」『朝日新聞あさひしんぶん
 https://book.asahi.com/article/11783332
見田みたはじめかい(ききてしおくらひろし) 20170322 「[時代じだいのしるし]差別さべつ社会しゃかい 若者わかもの絶望ぜつぼうさせた――見田みたはじめかい『まなざしの地獄じごく』」『朝日新聞あさひしんぶん
 https://book.asahi.com/article/11576351
“【冒頭ぼうとう】ちょっとわった経緯けいいをたどった論文ろんぶんです。元々もともとは1973ねん雑誌ざっし展望てんぼう」に掲載けいさいされて、少数しょうすうわか読者どくしゃつよ共感きょうかんだけがあるという状態じょうたいつづいていました。表題ひょうだいさくとして単行本たんこうぼんになったのは35ねん、2008ねんです。それをはじめてひろまれるようになりました。[…]”

著書ちょしょ

見田みた はじめかい 19650411 『現代げんだい日本にっぽん精神せいしん構造こうぞう
  弘文こうぶんどう,240p. 1200 ※
見田みた はじめかい 1966 『価値かち意識いしき理論りろん――欲望よくぼう道徳どうとく社会しゃかいがく
  弘文こうぶんどう,379+46p. 1300 千葉ちばしゃ0768共通きょうつう
 →1987 弘文こうぶんどう.→1996 Kobundo renaissance
見田みた はじめかい 1970 『現代げんだいきがい――わる日本人にっぽんじん人生じんせいかん
  日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ  千葉ちば教養きょうようE746
  →1981 日経にっけい新書しんしょ日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ
*◇真木まき ゆうかい 19711020 『人間にんげん解放かいほう理論りろんのために』
  筑摩書房ちくましょぼう,224p. 1300 ※/千葉ちばしゃ1751共通きょうつう
*◇真木まき ゆうかい 19770315 『現代げんだい社会しゃかい存立そんりつ構造こうぞう
  筑摩書房ちくましょぼう,190p. 1540 ※/千葉ちばしゃ4876共通きょうつう
*◇真木まき ゆうかい 19770530 『気流きりゅうおと――交響こうきょうするコミューン』
  筑摩書房ちくましょぼう,192p. 1300 ※/千葉ちばしゃ1801共通きょうつう
  →1986 ちくま文庫ぶんこ→2003 ちくま学芸がくげい文庫ぶんこ
見田みた はじめかい 1978 『現代げんだい青年せいねんぞう
  (講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ),講談社こうだんしゃ
見田みた はじめかい 19790425 『現代げんだい社会しゃかい社会しゃかい意識いしき
  弘文こうぶんどう,249p. 1300 ※/千葉ちば教養きょうようE168
見田みた はじめかい 197909 『青春せいしゅんしゅなつ白秋はくしゅうげんふゆ――いろどり・88しょう
  人文書院じんぶんしょいん,295p. 1400 
  →198305 日本点字図書館にほんてんじとしょかん製作せいさく),5さつ
*◇真木まき ゆうかい 198111 『時間じかん比較ひかく社会しゃかいがく
  岩波書店いわなみしょてん,308p. 2300 ※/千葉ちばしゃ4877共通きょうつう
  →1997 どう時代じだいライブラリー,岩波書店いわなみしょてん
見田みた はじめかい 19840510 『新版しんぱん 現代げんだい日本にっぽん精神せいしん構造こうぞう
  弘文こうぶんどう, 229p.,ISBN:4335550103 1600 ※/千葉ちばしゃ4878共通きょうつう
見田みた はじめかい 1984 『宮沢みやざわ賢治けんじ――存在そんざいまつりのなかへ』
  (20世紀せいき思想家しそうか文庫ぶんこ),岩波書店いわなみしょてん.→2001 岩波いわなみ現代げんだい文庫ぶんこ
見田みた はじめかい 19870429 『しろいおしろはな野原のはら――現代げんだい日本にっぽん思想しそう全景ぜんけい
  朝日新聞社あさひしんぶんしゃ,(6+)241+13p. 1200 真砂まさご304
見田みた はじめかい 1992 『近代きんだい日本にっぽん心情しんじょう歴史れきし――流行りゅうこう社会しゃかい心理しんり
  (講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ),講談社こうだんしゃ
*◇真木まき ゆうかい 1993 『自我じが起源きげん――あいとエゴイズムの動物どうぶつ社会しゃかいがく
  岩波書店いわなみしょてん,198p. 1700 ※<319> →2001 岩波いわなみモダンクラシックス.
*◇真木まき ゆうかい 1994 『たびのノートから』
  (シリーズたび本箱ほんばこ),岩波書店いわなみしょてん
見田みた はじめかい 1995 『現代げんだい日本にっぽん感覚かんかく思想しそう
  (講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ),講談社こうだんしゃ
見田みた はじめかい 19961021 現代げんだい社会しゃかい理論りろん――情報じょうほう消費しょうひ社会しゃかい現在げんざい未来みらい岩波書店いわなみしょてん,188p. ISBN-10: 4004304652 \700+ぜい [amazon][kinokuniya] s ※
見田みた はじめかい 1997 『どもと大人おとな――ことば・からだ・しん
  (いまここにきるども),岩波書店いわなみしょてん
見田みた はじめかい 20060420 社会しゃかいがく入門にゅうもん――人間にんげん社会しゃかい未来みらい岩波書店いわなみしょてん,215p.  ISBN-10:4004310091 ISBN-13:978-4004310099 \780+ぜい  [amazon][kinokuniya] s ※

へんしょとう

見田みた はじめかい へん 1976 『社会しゃかい意識いしきろん』(社会しゃかいがく講座こうざ12)
  東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかい社会しゃかいがく講座こうざ12,266p. 1500 千葉ちばしゃ0515共通きょうつう
見田みた はじめかい  198512 『文化ぶんか社会しゃかい意識いしき
  東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかい,リーディングス日本にっぽん社会しゃかいがく 12,282p. ISBN:4130550624 2500 千葉ちばしゃ3652-12共通きょうつう
見田みた はじめかい小阪こさか 修平しゅうへいへん) 1986 『見田みたはじめかい現代げんだい社会しゃかい批判ひはん――〈市民しみん社会しゃかい〉の彼方かなたへ』
  作品社さくひんしゃ,〈現在げんざい〉との対話たいわ
見田みた はじめかい宮島みやじま たかし へん 198705 『文化ぶんか現代げんだい社会しゃかい
  東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかい,326p. ISBN:4130500554 4000 千葉ちばしゃ4426共通きょうつう
見田みた はじめかい栗原くりはら あきら田中たなか 義久よしひさ へん 198802 『社会しゃかいがく事典じてん
  弘文こうぶんどう,1231p. ISBN:4335550375 13500 千葉ちば教養きょうようE400
  →1994 (縮刷しゅくさつばん
真木まき ゆうかい鳥山とりやま 敏子としこ へん 1993 『つくられながらつくること――身体しんたいのドラマトゥルギー』
  太郎たろうろうしゃ
見田みた はじめかい内田うちだ 隆三りゅうぞう吉見よしみ 俊哉としや上野うえの 千鶴子ちづこ佐藤さとう 健二けんじ大澤おおさわ 真幸まさき へん 1998 『社会しゃかいがく文献ぶんけん事典じてん
  弘文こうぶんどう
見田みた はじめかい市野川いちのかわ ようこう内田うちだ 隆三りゅうぞう へん 2003  『〈身体しんたい〉はなにかたるのか』
  しんしゃ,ライブラリ相関そうかん社会しゃかい科学かがく

見田みた はじめかい 1972 「価値かち空間くうかん行動こうどう決定けってい
  『思想しそう』578(1972-8):1-16→1979 『現代げんだい社会しゃかい社会しゃかい意識いしき』,弘文こうぶんどう ※

  ※は生存せいぞんがく資料しりょうしつにあり

言及げんきゅう

私的してき所有しょゆうろん
 「これらはしん古典こてん経済けいざいがく常套じょうとうてきげかけられる(そしてみずからもみとめる)批判ひはんである。本書ほんしょではこれらについて本格ほんかくてき検討けんとうすることはない――本書ほんしょ課題かだいである――が、だい3しょう生殖せいしょく技術ぎじゅつ批判ひはんだい4しょう自己じこ決定けってい困難こんなん一部いちぶは、「外部がいぶ効果こうか」や「情報じょうほう非対称ひたいしょうせい」の問題もんだいとしてとらえることができる。たとえば当事とうじしゃ当該とうがい行為こういがもたらす帰結きけつについての十分じゅうぶん情報じょうほうられていない場合ばあい数多かずおおくあるだろう。だが、これは情報じょうほう十分じゅうぶんあたえられている場合ばあいにはてはまらず、情報じょうほう提供ていきょう十分じゅうぶんおこなわれれば問題もんだいはないことになることも意味いみする(だい3しょう1せつ)。【『自由じゆう平等びょうどう』([2004a:16-17])とうでこれらの用語ようごおお曖昧あいまい使つかわれていること、政府せいふによる支出ししゅつ強制きょうせいてき支出ししゅつ)の正当せいとうせい不当ふとうせいについてあまりかんがえられていないこと、だからかんがえるべきことをべた。】◆18  引用いんようはSen[1973=1977:16]。「…経済けいざい理論りろんは、だれ所有しょゆうけんあたえるべきかをろんじていない。これは分配ぶんぱいてき▼125正義せいぎ基準きじゅん必要ひつようとし、経済けいざいがくつとめて回避かいひする問題もんだいである」(塩野谷しおのや祐一ゆういち[1992:96])。かれ自身じしんろん塩野谷しおのや[1984]で展開てんかいされている。【その塩野谷しおのや[2002]。代案だいあんとして――わたし支持しじしない――「卓越たくえつ主義しゅぎ」がまれている。】
 見田みたはじめかい[1972→1979:217-218]に同様どうよう指摘してき個人こじんてき選好せんこう線形せんけい順序じゅんじょせいをも問題もんだいにするこの論文ろんぶんは、本書ほんしょだい4しょうだい8しょうともかかわり重要じゅうよう。【ここで「同様どうようの」とべたしゃには、たしかに個々人ここじん選好せんこう自体じたい問題もんだいにするというてんにおいて共通きょうつうせいはあるが、その思考しこう方向ほうこうはだいぶことなる。そしてわたしわたし欲望よくぼう複数ふくすうせいについてかんがえている。】◆19 いくらでもあるそうした言説げんせつなかからひとつ。」

 「たとえば真木まきゆうかい[1977]はきわめて用意ようい周到しゅうとう作品さくひんである。手段しゅだんてき相手あいてかかわること、結果けっかとして関係かんけい相克そうこくてきなものになること、それをはいすることはどうも無理むりのようだ、という感想かんそうたいしては、「手段しゅだんせい優越ゆうえつした関係かんけい」が問題もんだいなのだとする。ではどうするのか、より本源ほんげんてき関係かんけいに「もどる」のか、もどれるのか、といういにたいしては、関係かんけい進行しんこうによって、かえってその問題もんだい意識いしきされることになるとする。また、もどるのではなく、あらたな関係かんけい模索もさくされるのだという。分業ぶんぎょう否定ひてい可能かのうかといういにたいしては、分業ぶんぎょう自体じたい否定ひていするのではないとう。「所有しょゆう」という言葉ことばひとつにしても、もっとゆたかな意味いみあたえられ、それからの縮減しゅくげんとして近代きんだいてき所有しょゆうとらえられている。このように、体系たいけいとして、完成かんせいされ、完結かんけつしたものになっている。真木まき[1971]にしめされた思考しこう方向ほうこうは、みぎの「存立そんりつ構造こうぞうろん」にまず結実けつじつし、また「比較ひかく社会しゃかいがく」へと展開てんかいしていく。そして真木まき[1993]は生物せいぶつがく知見ちけん援用えんようしつつ(その使つかかた見事みごとなものである)「自我じが起源きげん」をう。」(『私的してき所有しょゆうろんだい7しょうちゅう☆24、 立岩たていわ[1997→20130520:535)

自由じゆう平等びょうどう
 「これはこれからしばらくかかるだろう仕事しごとのはじめの部分ぶぶんなのだが、いてしまった部分ぶぶんについてもいくらもすべき仕事しごとのこっている。このように完成かんせいひんでないほんでもしていこうとおもえたのは、『現代げんだい社会しゃかい理論りろん』(見田みた[1996])で、著者ちょしゃがそのほんなんなおし、えていくつもりだとかれていたのをんで、そうだとおもい、また元気げんきづけられたことにもよる。もし、再考さいこう討議とうぎ共同きょうどう作業さぎょうて、なんねんのち増補ぞうほ改訂かいていおこなうことができたらうれしい。」

立岩たていわ しん也 2007/11/10「もらったものについて・1」,『そよかぜのようにまちよう』75:32-36,

 「真木まきゆうかいめい著書ちょしょ現代げんだい社会しゃかい存立そんりつ構造こうぞう』、『気流きりゅうおと――交響こうきょうするコミューン』はいずれもいちきゅうななななねん発行はっこうとなっている。そのねんほど見田みたさん(とばれていた)のゼミにわたしたちはていたことになる。それは、学校がっこう制度せいどがいのゼミであったようにおもう。新入しんにゅういち年生ねんせいふく参加さんかすることができた。見田みたさんのことは大学だいがくはいるまでまったくらなかった。同級生どうきゅうせいからおもしろいらしいといた。学校がっこう掲示板けいじばんに、なにかみじか文章ぶんしょうすようあったので、いてしてれてもらった。当時とうじはたしか柳田やなぎだ国男くにおの『明治大めいじだい正史せいし世相せそうへん』などをあつかっていたとおもう。ものごとを分析ぶんせきするその手際てぎわあじのよさにおどろいた。見田みたさんは、だいぶのことになるが、『朝日新聞あさひしんぶん』で論壇ろんだん時評じひょうらん担当たんとうしていたとき本誌ほんし『そよかぜのようにまちよう』季刊きかん福祉ふくし労働ろうどうとをあげて、そのいずれかだったかの発刊はっかんなんごうだかなんねんだかをたたえたことがあった。そのゼミの先輩せんぱいには大澤おおさわ真幸まさきもいて、しかしねんじょうですぐにうことはなく、といったはなしをしているとさきけない。」(立岩たていわ[20071110]


UP:20120813 REV:20120910, 20210202, 20220410, 18(*増補ぞうほ村上むらかみきよし→), 0508
社会しゃかいがく  ◇東大とうだい闘争とうそう:1970'〜  ◇WHO 
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