「宮崎駿みやざきはやお」を含ふくむ日記にっき

■漫画まんが家かが漫画まんが家かを語かたってる記事きじ2

anond:20241027152458

萩尾はぎお望都もとと手塚てづか治虫おさむ

関係かんけい者しゃインタビュー　私わたしと手塚てづか治虫おさむ　萩尾はぎお望都もと編へん　第だい1回かい　漫画まんが家かになる決意けついを固かためた『新選しんせん組ぐみ』｜虫むしん坊ぼう｜手塚てづか治虫おさむ TEZUKA OSAMU OFFICIAL

関係かんけい者しゃインタビュー　私わたしと手塚てづか治虫おさむ　萩尾はぎお望都もと編へん　第だい2回かい　漫画まんが家かの視点してんで「手塚てづか漫画まんが」のすごさ｜虫むしん坊ぼう｜手塚てづか治虫おさむ TEZUKA OSAMU OFFICIAL

関係かんけい者しゃインタビュー　私わたしと手塚てづか治虫おさむ　萩尾はぎお望都もと編へん　第だい3回かい　萩尾はぎお望都もとと手塚てづか治虫おさむは何なにを話はなしたのか｜虫むしん坊ぼう｜手塚てづか治虫おさむ TEZUKA OSAMU OFFICIAL

関係かんけい者しゃインタビュー　私わたしと手塚てづか治虫おさむ　萩尾はぎお望都もと編へん　第だい4回かい　『鉄腕てつわんアトム』に見みる、手塚てづか治虫おさむの漫画まんが手法しゅほう｜虫むしん坊ぼう｜手塚てづか治虫おさむ TEZUKA OSAMU OFFICIAL

萩尾はぎお望都もとが手塚てづか治虫おさむの新撰しんせん組ぐみという漫画まんがを褒ほめまくる談話だんわ。

新撰しんせん組ぐみはマイナーだけどめちゃくちゃ面白おもしろいのでオススメだぞ。

手塚てづか治虫おさむと藤子とうこ不二雄ふじお

https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=Sjp9AZDPmNI]

手塚てづか治虫おさむが藤子とうこ不二雄ふじおを褒ほめちぎる切きり抜ぬき動画どうが。

藤子とうこ不二雄ふじおが高校こうこう三さん年生ねんせいの時分じぶんに富山とやまから手塚てづか治虫おさむの家いえに持もち込こんだ生せい原稿げんこうがチラッと見みられるぞ。

手塚てづか治虫おさむと大友おおとも克洋かつひろ

手塚てづか治虫おさむ　大友おおとも克洋かつひろ | soshu

手塚てづか治虫おさむが死しの前年ぜんねんに大友おおともを褒ほめちぎる「カミソリ感覚かんかく」という題名だいめいのよく知しられた寄稿きこう文ぶん。

（「カミソリ感覚かんかく」ユリイカ1988年ねん8月がつ臨時りんじ増刊ぞうかん号ごう　総そう特集とくしゅう＝大友おおとも克洋かつひろ）

胸むねが熱あつくなるぞ。

辰巳たつみヨシヒロ

劇画げきがの始祖しそである辰巳たつみヨシヒロが手塚てづか治虫おさむを褒ほめちぎりながら人生じんせいを語かたる自伝じでん小説しょうせつ。

つげ義春よしはるが聖人せいじんだぞ。

劇画げきが暮くらし

宮崎駿みやざきはやおと手塚てづか治虫おさむ

　「僕ぼくらの世代せだいが、戦後せんごの焼やけ跡あとの中なかで『新しん宝島たからじま』に出会であいった時ときの衝撃しょうげきは、後ごの世代せだいには想像そうぞうできないでしょう。まったく違ちがう世界せかい、目めの前まえが開あけるような世界せかいだったんです。その衝撃しょうげきの大おおきさは、ディズニーのマネだとか、アメリカ漫画まんがの影響えいきょうとかで片かたづけられないものだったと思おもいます」

宮崎駿みやざきはやおさんの手塚てづか体験たいけん「原点げんてんだから崇拝すうはいしない」

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■漫画まんが家かが漫画まんが家かを語かたってる記事きじ

日本にっぽん漫画まんが史上しじょう最もっとも重要じゅうような漫画まんが10選せん anond:20241027145010 で参照さんしょうしたもの

諫山いさやま創そうと川窪かわくぼ慎まき太郎たろう

『進撃しんげきの巨人きょじん』の原点げんてん 諫山いさやま創はじめ×川窪かわくぼ慎太郎しんたろう ロング対談たいだん | Febri

諫山いさやま氏しが、担当たんとう編集へんしゅう者しゃ川窪かわくぼ慎まき太郎たろうと一緒いっしょにインタビューを受うけた対談たいだん。

若わかき2人ふたりの出会であいが令れい和わのまんが道どうだぞ。

諫山いさやま創そうの語かたる半生はんせい

『進撃しんげきの巨人きょじん』すべてはこの男おとこの脳のう内ないで始はじまった――『ダ・ヴィンチ』2014年ねん10月がつ号ごう

諫山いさやま創そうが生おい立たちを赤裸々せきららに語かたるインタビュー。

世代せだいが完全かんぜんに切きり替かわった感かんじがビシビシ伝つたわってくるぞ。

メビウスと大友おおとも克洋かつひろ

【メビウス一いち周忌しゅうき企画きかく】インタビュー：大友おおとも克洋かつひろが語かたるメビウス（前編ぜんぺん）｜BDfile

【メビウス一いち周忌しゅうき企画きかく】インタビュー：大友おおとも克洋かつひろが語かたるメビウス（後編こうへん）｜BDfile

大友おおとも克洋かつひろがメビウスを褒ほめまくるインタビュー。大友おおとも克洋かつひろは話はなしが本当ほんとうにスラっとしていて面白おもしろいぞ。

他ほかにも、NHKが制作せいさくした、往時おうじの大友おおともが秋元あきもと治ちや藤子とうこ・F・不二雄ふじおの元もとに手塚てづか治虫おさむを語かたりに行いく「アトムとAKIRA」という最高さいこうすぎる番組ばんぐみもあるぞ。

メビウスと宮崎駿みやざきはやおの対談たいだん

メビウス＆宮崎駿みやざきはやお対談たいだん動画どうが：文字もじおこしと全ぜん和訳わやく1 : メビウス・ラビリンス

メビウス＆宮崎駿みやざきはやお対談たいだん動画どうが：文字もじおこしと全ぜん和訳わやく2 : メビウス・ラビリンス

宮崎駿みやざきはやおとメビウスの対談たいだん : メビウス・ラビリンス

メビウスと宮崎駿みやざきはやおがこれでもかとお互たがいを褒ほめちぎる対談たいだん。

宮崎駿みやざきはやおはメビウスは「流ながれ星ぼしが当あたった」のだという最高さいこうの賛辞さんじを贈おくって大だい絶賛ぜっさんしているし、メビウスは尋常じんじょうじゃないくらい宮崎駿みやざきはやおを褒ほめているぞ。

つづき anond:20241027152906

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■日本にっぽん漫画まんが史上しじょう最もっとも重要じゅうような漫画まんが10選せん

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週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ史上しじょう最もっとも重要じゅうようなマンガ20選せん anond:20241012181121

週刊しゅうかんビッグコミックスピリッツ史上しじょう最もっとも重要じゅうようなマンガ5選せん anond:20241014232424

週刊しゅうかんヤングマガジン史上しじょう、最さい重要じゅうような漫画まんが10選せん anond:20241016182953

月刊げっかんアフタヌーン史上しじょう、最さい重要じゅうような漫画まんが10選せん anond:20241017235116

月刊げっかんコロコロコミック史上しじょう、最もっとも重要じゅうような漫画まんが10選せん anond:20241018225514

漫画まんがアクション史上しじょう、最もっとも重要じゅうような漫画まんが10選せん anond:20241020163403

週刊しゅうかん少年しょうねんサンデー史上しじょう、最もっとも重要じゅうようなマンガ10選せん anond:20241021181149

モーニング史上しじょう最もっとも重要じゅうようなマンガ10選せん anond:20241023001913

ビッグコミックスペリオール史上しじょう最もっとも重要じゅうようなマンガ5選せん anond:20241024031536

ヤングサンデー史上しじょう最もっとも重要じゅうようなマンガ5選せん anond:20241024163903

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「鳥獣ちょうじゅう戯画ぎが」12世紀せいき〜13世紀せいき

日本にっぽん最古さいこの漫画まんがとされる文字もじ通とおりの国宝こくほう。800年ねんこの宝たからを守まもり残のこしてくれた高山寺こうざんじに感謝かんしゃしよう。

果はたして現代げんだいの漫画まんがの原画げんがは800年ねん後こうも無事ぶじに守まもり伝つたえられているであろうか？

手塚てづか治虫おさむ・酒井さかい七なな馬うま「新しん宝島たからじま」1947年ねん

手塚てづか治虫おさむの長編ちょうへんデビュー作さく。諸説しょせつあるものの当時とうじにして40万まん部ぶを売うり上あげたとされる革命かくめい的てきな作品さくひん。

この漫画まんがに衝撃しょうげきを受うけ、多おおくの若者わかものが漫画まんが家いえの道みちを志こころざしたとされ、藤子とうこ不二雄ふじおなどもその偉大いだいさを強つよく伝つたえている。

後のちに繋つながる進化しんかの連鎖れんさの大元おおもとの要ようとなる最さい重要じゅうよう作品さくひん。

酒井さかい七なな馬うまとの共とも作さくであったため、それに伴ともなうトラブル等ひとしからその出来できを手塚てづか自身じしんは認みとめていなかったとされ長ながらく封印ふういんされており、完全かんぜんに書かき直なおしたバージョンも存在そんざいする。現在げんざいではオリジナル版はんが復刊ふっかんされ電子でんし書籍しょせきでも手頃てごろな価格かかくで読よめる。これはよほど状態じょうたいの良よい初版しょはんから丁寧ていねいにおこしたらしく非常ひじょうに鮮明せんめいな素晴すばらしい出来できだぞ。

（ただオリジナル版はんは印刷いんさつの都合つごう上じょう、手塚てづかの絵えを職人しょくにんが手てでトレースして出版しゅっぱんしたものらしいので筆ふで使つかいみたいなものを論ろんじる意味いみはないぞ）

手塚てづかはここから本格ほんかく的てきに出発しゅっぱつし、約やく40年間ねんかんで15万まんページの漫画まんがを書かいたという。

辰巳たつみヨシヒロ「黒くろい吹雪ふぶき」1956年ねん

最初さいしょの長編ちょうへん劇画げきがとされる作品さくひん。

手塚てづか治虫おさむやトキワ壮たけしグループのカウンターになるようなシリアスな表現ひょうげんを極きわめていく劇画げきがの礎いしずえとなり、漫画まんが表現ひょうげんの幅はばを大おおきく広ひろげる道みちを作つくった。

当時とうじの劇画げきがとしては、白土しらつち三平さんぺいの「忍者にんじゃ武芸ぶげい帳ちょう　影かげ丸まる伝つて」が傑作けっさくとして名高なだかく今いま読よんでも抜群ばつぐんに面白おもしろいが、パイオニアとしての黒くろい吹雪ふぶきの地位ちいは揺ゆるがない。

劇画げきが黎明れいめい期きの様子ようすは、同おなじく辰巳たつみが晩年ばんねんに描えがいた「劇画げきが漂流ひょうりゅう」という漫画まんがに詳くわしい。

また辰巳たつみは海外かいがいでの評価ひょうかが非常ひじょうに高たかく、例たとえば「黒くろい吹雪ふぶき」もWikipediaに日本にっぽん語かたり版ばんはないのに英語えいご版ばんは存在そんざいしている。

劇画げきがといえば手塚てづかとの対立たいりつが面白おもしろおかしく語かたられがちだが、劇画げきがの始祖しそ辰巳たつみは中学生ちゅうがくせいの時ときから手塚てづかの自宅じたくに出入でいりし、終生しゅうせい手塚てづかを敬愛けいあいして二に人にんでフランスを訪おとずれたりもしていたことは覚おぼえておいてくれよな。

藤子とうこ・F・不二雄ふじお「ドラえもん」1969年ねん

藤子とうこ不二雄ふじおが、おばけのQ太郎たろうに始はじめまり、手塚てづか治虫おさむとはまた違ちがう新あたらしい読者どくしゃ層そうを開拓かいたくしていった活動かつどうの頂点ちょうてんに位置いちする作品さくひん。短編たんぺんと大だい長編ちょうへんを合あわせて膨大ぼうだいな作品さくひん群ぐんを形成けいせいし、その影響えいきょうは漫画まんが界さかいよりもその外部がいぶに大おおきく広ひろがり、多おおくの人ひとの人生じんせいや、現代げんだいに溢あふれるkawaiiキャラクターものにまで現在げんざい進行しんこう形がたで強つよく力ちからを与あたえ続つづけている。

いまだにアジアで愛あいされ続つづけるそのレガシーの大おおきさはとても一言ひとことでは表あらわせないが多おおくを語かたる必要ひつようはないだろう。

萩尾はぎお望都もと「ポーの一族いちぞく」1972年ねん

旧来きゅうらいの少女しょうじょ漫画まんがが描えがいていたステレオタイプを打破だはする作品さくひんを矢継やつぎ早ばやに発表はっぴょうした萩尾はぎお望都もとの出世しゅっせ作さく。

少女しょうじょ漫画まんが誌しに次々つぎつぎと新あたらしい手法しゅほうで圧倒的あっとうてきな画が力りょくと文学ぶんがく性せいを持もち込こみ、後ごの多様たよう性せいの形成けいせいの礎いしずえとなった。

世界せかいの中なかで少女しょうじょ漫画まんが市場いちばが現在げんざいでもきちんと維持いじされているのは日本にっぽんだけであるとされるが、その中興ちゅうこうを成なした作品さくひんの一ひとつである。

萩尾はぎお望都もとは花はなの24年ねん組ぐみというくくりで呼よばれることが多おおいが、近年きんねん出版しゅっぱんした自伝じでんで当時とうじのトラブルを語かたり、萩尾はぎお先生せんせい自身じしんはこの名称めいしょうには肯定こうてい的てきではないようなので、令れい和わの漫画まんが読よみ諸氏しょしはアップデートしていこうぜ。

鳥山とりやま明あきら「Dr. スランプ」1980年ねん

立だて体感たいかんと漫画まんがらしさを融合ゆうごうさせた絵え作づくりで後世こうせいに多大ただいな影響えいきょうを与あたえた鳥山とりやま明あきらの出世しゅっせ作さく。

第だい一いち話はなしの扉絵とびらえを見みただけで、当時とうじ別べつ次元じげんの漫画まんがであったことが分ぶんかると思おもう（ジャンプ+で今いますぐ読よめるぞ）。

鳥山とりやま明あきらの登場とうじょうは手塚てづか以降いこうで最もっとも衝撃しょうげき的てきであったという事ことはプロアマ問といわず多おおくのものが口くちを揃そろえて語かたっている。

鳥山とりやま明あきらにおいては、Dr. スランプとドラゴンボールどちらを選えらぶのか好このみが真まっ二ぷたつに分わかれるところであろうが、世界せかい的てきな評価ひょうかやバトル漫画まんがへの影響えいきょうを重視じゅうしする人ひとは遠慮えんりょなくドラゴンボールに入いれ替かえてくだされ。筆者ひっしゃも個人こじん的てきにはドラゴンボールに思おもい入いれがある。

大友おおとも克洋かつひろ「童夢どうむ」1980年ねん

鳥山とりやま明あきらに並ならび、並外なみはずれた表現ひょうげん力ちからで後のちの漫画まんが界さかいのレベルを一気いっきに引ひき上あげた大友おおとも克洋かつひろの代表だいひょう作さく。

漫画まんがにおける超ちょう能力のうりょく描写びょうしゃを完全かんぜんに塗ぬり替かえた事ことはつとに名高なだかい。

フランスに生なままれたメビウスという天才てんさい漫画まんが家いえの開拓かいたくした表現ひょうげんが大友おおともを通とおして日本にっぽんの漫画まんが界さかいに合流ごうりゅうし発展はってんすることにもなった。

後のちに大友おおともが連載れんさいする「AKIRA」においては連載れんさい途中とちゅうに、作者さくしゃ自身じしんが監督かんとくとして超ちょう一流いちりゅうのアニメーターを集あつめ、巨額きょがくの予算よさんをかけ同名どうめいのアニメ映画えいがを作つくり、そちらも歴史れきしに残のこる大だい傑作けっさくになったのはご存知ぞんじの通とおりである。

童夢どうむではなくAKIRAを選えらびたい場合ばあいは遠慮えんりょなく（以下いか略りゃく）

ちなみに大友おおともがAKIRAに書かいた最後さいごの最後さいごの言葉ことばはなんだったか知しってるかな？答こたえは、『そして、手塚てづか治虫おさむ先生せんせいに…』だったんだぜ。

現在げんざい、大友おおとも作品さくひんは、電子でんし書籍しょせき版はんが出版しゅっぱんされず現代げんだいの若者わかものに対たいしての間口まぐちが狭せまいのが少すこし残念ざんねんであるが紙かみで読よんでくれということなのだと思おもう。

宮崎駿みやざきはやお「風ふうの谷たにのナウシカ」1982年ねん

独自どくじの出自しゅつじを持もつ作品さくひんであり、日本にっぽん一いちのアニメーション監督かんとくが全盛期ぜんせいきに描えがいた本気ほんきのファンタジー漫画まんがとして、ナウシカの前まえにナウシカなし、ナウシカの後のちにナウシカなしという唯一ゆいいつ無二むにの完成かんせい度どの高たかい作品さくひん。

途中とちゅうに「風ふうの谷たにのナウシカ」「天空てんくうの城しろラピュタ」「となりのトトロ」「魔女まじょの宅急便たっきゅうびん」「紅べにの豚ぶた」の映画えいが制作せいさくを挟はさみ、全ぜん59回かいの連載れんさいを15年ねんかけて終おわらせた。時間じかんを節約せつやくするため連載れんさい第だい2回かい目めからしばらくはペン入いれをせず、鉛筆えんぴつで仕上しあげた原稿げんこうを掲載けいさいしたことは語かたり草ぐさとなっているが、画が力りょくが限界げんかい突破とっぱしているので読よんでも違ちがいに気付きづかないぞ。

100年ねん後ごも古典こてんとして読よみ継つがれているのはこの作品さくひんではあるまいかと思おもわせる風格ふうかくを漂ただよわせている。

井上いのうえ雄彦たけひこ「SLUM DUNK」1990年ねん

連載れんさい当初とうしょはダイヤの原石げんせきであったが、6年間ねんかんの執筆しっぴつの中なかで画が力りょく、構成こうせい力ちからの凄すさまじい向上こうじょうを見みせ、人気にんき絶頂ぜっちょうのまま連載れんさい終了しゅうりょうした伝説でんせつの作品さくひん。

従前じゅうぜんから繰くり返かえされた「天才てんさい」たちの活躍かつやくという題材だいざいではあるが、漫画まんが表現ひょうげんのリアリティという点てんで飛躍ひやく的てきな進歩しんぽを示しめしてみせた。

大おおきな流ながれで見みると、手塚てづか治虫おさむが平成へいせい元年がんねん、すなわち1989年ねん、60歳さいでその生涯しょうがいを閉とじた翌年よくねんに、時代じだいを大おおきく動うごかすこの大だい傑作けっさくが連載れんさい開始かいしした形かたちであり、新あたらしい元号げんごうとともにさらに大おおきく発展はってんを遂とげていく漫画まんが新しん時代じだいの象徴しょうちょうとなる作品さくひんとなる。

東ひがしアジアでの人気にんきは凄すさまじく、アニメ版ばんの聖地せいち巡礼じゅんれいで鎌倉かまくらを訪おとずれるものも未いまだ後ごを絶たたない。

諫山いさやま創そう「進撃しんげきの巨人きょじん」2009年ねん

突然変異とつぜんへんい的てきに登場とうじょうし、それまでの漫画まんがの常識じょうしきを覆くつがえした2000年ねん以降いこう最大さいだいの問題もんだい作さく。

少年しょうねん漫画まんがが天下てんか一いち武道ぶどう会かい以降いこう繰くり返かえしてきた自己じこ模倣もほうを打うち破やぶり、新あらたな可能かのう性せいを存分ぞんぶんに示しめした。

この漫画まんがは終おわらないだろうという世間せけんの心配しんぱいをよそに、諫山いさやまは数々かずかずの伏線ふくせんを回収かいしゅうしつつ、一いち度ども休載きゅうさいせず堂々どうどうと完結かんけつまで導みちびいた。そういった点てんでも未完みかんのまま停滞ていたいした名作めいさくたちが越こえられなかった壁かべを打うち破やぶり、その名声めいせいを比類ひるいなきものにした。

実じつは諫山いさやまは福岡ふくおかの専門せんもん学校がっこうのマンガ学科がっか出身しゅっしんであることをご存知ぞんじだろうか？その授業じゅぎょうの一環いっかんとして、生徒せいとが東京とうきょうの出版しゅっぱん社しゃに持もち込こみ旅行りょこうをするという企画きかくがあり、19歳さいの諫山いさやまがいくつかの出版しゅっぱん社しゃを周しゅうった際さいに、講談社こうだんしゃで当時とうじ新入しんにゅう社員しゃいんの川窪かわくぼ慎まき太郎たろうに進撃しんげきの巨人きょじんの原案げんあんを見みせたことが巨人きょじんの物語ものがたりを始はじめたとされる。

少年しょうねんジャンプはなぜ進撃しんげきの巨人きょじんを逃のがしたのかという点てんばかりセンセーショナルに語かたられがちだが、社会しゃかい人じん生活せいかつ４ヶ月かげつ目めにして諫山いさやまの才能さいのうを見抜みぬいた川窪かわくぼの目めには一いち点てんの曇くもりもなかったことをただ賞賛しょうさんすべきだろう。

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おまけ anond:20241027152458

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■サンが服ふくを着きてるのが宮崎駿みやざきはやおの限界げんかい

誰だれが服ふく着きることを教おしえたんだよ

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(1) | 14:56

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■月刊げっかんアフタヌーン史上しじょう、最さい重要じゅうような漫画まんが10選せん

週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ史上しじょう最もっとも重要じゅうようなマンガ20選せん　 https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊しゅうかんビッグコミックスピリッツ史上しじょう最もっとも重要じゅうようなマンガ5選せん https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊しゅうかんヤングマガジン史上しじょう、最さい重要じゅうような漫画まんが10選せん　https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

なんか流ながれにのって「誰だれかアフタヌーンやらないのかな？」とか言いってたら、「自分じぶんでやっては…？」と言いわれたので、

そこまで詳くわしい自信じしんもないが、知しらんわけでもないぐらいのところなので、とりあえず書かいた

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★ああっ女神めがみさまっ（藤島ふじしま康やすし介かい）

アフタヌーン初期しょきの重要じゅうよう作品さくひんは、明あかりらかにこれ。Wikipediaにも「看板かんばん作家さっかであった藤島ふじしま康やすし介かい以外いがいはほとんど無名むめいの新人しんじん作家さっかの作品さくひんを掲載けいさい」と書かかれているように、初期しょきのアフタヌーンはこの作品さくひんで支ささえていたという状況じょうきょうだったと理解りかいしている。

※ブコメで「初期しょきの核かくはモーニング系けい作家さっかや、園田そのだ健一けんいちとかあさりよしとおとか方面ほうめんの作家さっか」とのコメントいただいた。あと、トニーたけざきも。

★寄生きせい獣じゅう（岩いわ明あきら均ひとし）

これは満場一致まんじょういっちになると信しんじている。作品さくひんとしてのクオリティはもちろん、知名度ちめいど、評価ひょうかの高たかさ含ふくめて、総合そうごう的てきに日本にっぽん漫画まんが史上しじょうの傑作けっさくの一ひとつでしょう。『ヒストリエ』も入いれたいところだが。一人ひとり一いち作さくということで。

★無限むげんの住人じゅうにん（沙すな村むら広明こうめい）

オタクマーケットにおける、90年代ねんだい後半こうはんのアフタヌーンのイメージは『ああっ女神めがみさまっ』『無限むげんの住人じゅうにん』の2つが強つよかったという記憶きおくがある。次つぎ作さく、『波なみよ聞きいてくれ』もむろん快かい作さくで、個人こじん的てきには『波なみよ聞きいてくれ』のほうが好すきだがアフタヌーンという雑誌ざっしにとっての重要じゅうよう度どという話はなしだと、まあ、順当じゅんとうに『無限むげんの住人じゅうにん』かな、と。

★げんしけん（木尾きお士し目め）

『げんしけん』がベスト10に入はいるかどうかは評価ひょうか基準きじゅん次第しだいというところがあると思おもう。ヒット作さく以外いがいのところで、「アフタヌーン」雑誌ざっしブランドのコアとは何なにかと考かんがえると、サブカル系けいのマンガ表現ひょうげんの開拓かいたく者しゃですよね、ということだと思おもう（四季しき賞しょう含ふくめて）。そのブランドが熱心ねっしんな雑誌ざっし購読こうどく者しゃを育はぐくんできた雑誌ざっしであることは明あきらかで、その基準きじゅんで考かんがえると、本ほん作さくは順当じゅんとうに重要じゅうような作品さくひんかと思おもっている。

★おおきく振ふりかぶって（ひぐちアサ）

ひぐちアサは、『おお振ぶり』の前まえはもっと人間にんげん関係かんけいがたいへんそうな話はなしを書かいていて、ある意味いみそのときのほうが「いかにもアフタヌーンらしいマンガ」だったが、路線ろせん転換てんかんをしたのかなと思おもわれた、本ほん作さくがその後ごここまで大おおきくヒットするのは連載れんさいがはじまったときはちょっと想像そうぞうしていなかった。

★ヴィンランド・サガ（幸村ゆきむら誠まこと）

少年しょうねんマガジンで連載れんさいがはじまったが、ほとんどの連載れんさいはアフタヌーン。幸村ゆきむら先生せんせいは『プラネテス』（モーニング連載れんさい）も代表だいひょう作さくとする人ひともいるとは思おもうが、順当じゅんとうに考かんがえたら、もう20年とし近ちかく連載れんさいしている『ヴィンランド・サガ』だろうかと思おもう。まあ、この作品さくひんがベスト10に入はいるも、まあ順当じゅんとうか。

★百舌もず谷だにさん逆上ぎゃくじょうする（篠しの房ぼう六ろく郎ろう）

この作品さくひんがベスト10かというのも、やや判断はんだんが割われるとは思おもうが、基本きほん的てきには木尾きお士し目め『げんしけん』とほぼ同おなじ観点かんてんから。篠しの房ぼう六ろく郎ろう作品さくひんであれば、個人こじん的てきには他たの作品さくひんも全部ぜんぶ入はいって良よいと思おもっているが、一ひとつ選えらぶなら、ヒット作さくの『百舌もず谷たにさん』になるだろうという判断はんだん。

★茄子なすび（黒田くろだ硫黄いおう）

黒田くろだ硫黄いおうの存在そんざい自体じたいが、若わかい漫画まんが読よみから忘わすれられつつある印象いんしょうがあるが、2000年ねん前後ぜんごにアフタヌーンを毎月まいつき買かっていた人間にんげんにとって、黒田くろだ硫黄いおうの存在そんざい感かんが圧倒的あっとうてきだったのは確たしかなことだったと思おもう。捻ねじくれたサブカルだったら「黒田くろだ硫黄いおうが好すき」とか言いうのは、ぜんぜん捻ねじくれてないチョイス過すぎて、言いうと恥はずかしいぐらいの存在そんざい感かんだった。宮崎駿みやざきはやお御大おんたいまで「このおもしろさが判わかる奴やつは本物ほんものだ」とか、はずかしい推薦すいせんの言葉ことばを帯おびに捧ささげ、ジブリ系けいのアニメーターである高坂こうさか希のぞみ太郎たろう監督かんとくによって作品さくひんの一部いちぶがアニメ化かもされた（制作せいさくはマッドハウス）。『大だい日本にっぽん天狗てんぐ党とう絵詞えことば』も衝撃しょうげき的てきな作品さくひんだったが、黒田くろだ硫黄いおうの存在そんざい感かんがもっとも強つよかった時期じきの作品さくひんということで挙あげればこれかと、思おもう。

★宝石ほうせきの国くに（市川いちかわ春子はるこ）

個人こじん的てきに市川いちかわ春子はるこはそんなにハマっていないのだけれども、客観きゃっかん的てきに見みて、支持しじの厚あつさ、連載れんさい期間きかん、メディア化か、受賞状しょうじょう況きょうなどから鑑かんがみて、この作品さくひんを入いれないわけにはいかないだろうということで。

★ブルーピリオド（山口やまぐちつばさ）

近年きんねんの作品さくひんから一ひとつ選えらぶなら、まずこれですかね、という感かんがある。作品さくひん自体じたいも登場とうじょう時じに衝撃しょうげきを受うけたが、その後ごのヒットまでうまく繋つながり、人気にんき作さくに育そだって本当ほんとうに良よかった。

＜次点じてん＞

・蟲むし師し（漆原うるしばら友紀ゆき）　人ひとによっては、こっちを10選せんにいれる人ひとはけっこういるとは思おもう。筆頭ひっとう候補こうほ。

・ラブやん（田丸たまる浩史こうじ）

・BLAME!（弐に瓶びん勉つとむ）弐に瓶びん作品さくひんは10本ほん縛しばりがなければ、どっちかを入いれたいところ。個人こじん的てきに『BLAME!』はアフタヌーンのイメージが強つよい。

・シドニアの騎士きし（弐に瓶びん勉つとむ）同上どうじょう

・ハックス!（今井いまい哲也てつや）　今井いまい作品さくひんも一ひとつは入いれたいところだが…。

・なるたる（鬼頭おにがしら莫宏）　鬼頭おにがしら作品さくひんなら『ぼくらの』(IKKI)の方ほうが一般いっぱんに重要じゅうよう作さっか、ということで除外じょがい

・メダリスト（つるまいかだ）　最近さいきんの作品さくひんでブルーピリオド以外いがいにいれるならこれが筆頭ひっとうか。

・スキップとローファー（高松たかまつ美咲みさき）　最近さいきんの作品さくひんでの上位じょうい候補こうほ。

・勇いさむ午うま（赤名あかな修おさむ/真ま刈かり信二しんじ）　個人こじん的てきには大好だいすき。塩漬しおづけなど、ミームになるパワーがある作品さくひんだと思おもう。

・Spirit of Wonder（鶴田つるた謙二けんじ）　重要じゅうよう作品さくひんだとの認識にんしきはある

・EDEN（遠藤えんどう浩ひろし輝てる）　EDEN入いれる人ひともいるとは思おもうが、だいぶ意見いけん分わかれるかな、という印象いんしょう。

・臨死りんし!!江古田えこだちゃん（瀧波たきなみユカリ）

・砲ほう神かみエグザクソン（園田そのだ健一けんいち）

・GUN SMITH CATS（園田そのだ健一けんいち）

・青野あおのくんに触さわりたいから死しにたい（椎名しいなうみ）　

・ヨコハマ買かい出だし紀行きこう（芦あし奈野ひとし）

・天国てんごく大だい魔境まきょう（石黒いしぐろ正数せいすう）　

・フラジャイル 病理びょうり医い岸きし京一きょういち郎ろうの所見しょけん（恵三けいぞう朗ろう/草水くそうず 敏さとし）

・あっかんべェ一休いっきゅう（坂口さかぐち尚しょう）

・越後えちご荒川あらかわ堂どう夜話やわ（石坂いしざか和道かずみち）

・黄色きいろい本ほん（高野たかの文子ふみこ）

・来世らいせは他人たにんがいい（小西こにし明あきら日び翔しょう）

・ハトのおよめさん（ハグキ）

同一どういつ作家さっかの別べつ作品さくひんを入いれたので除外じょがい

・ヒストリエ（岩いわ明あきら均ひとし）　ごく順当じゅんとうに重要じゅうよう作品さくひんだとは思おもう。

・波なみよ聞きいてくれ（沙すな村むら広明こうめい）　同上どうじょう。

・大だい日本にっぽん天狗てんぐ党とう絵詞えことば（黒田くろだ硫黄いおう）

・あたらしい朝あさ（黒田くろだ硫黄いおう）

・四よん年生ねんせい（木尾きお士し目め）

・五ご年生ねんせい（木尾きお士し目め）

・ぢごぷり（木尾きお士し目め）

・空談くうだん師し（篠しの房ぼう六ろく郎ろう）

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まとめる作業さぎょうしてて思おもったが、

「あれ、これアフタヌーンじゃなくて、IKKIなんだっけ？」っていう記憶きおくの間違まちがいがけっこうあった。

2024-10-18追記ついき（ブコメ対応たいおう）：

・『アンダーカレント』ふつうに意識いしきの外そとだったけど、雑誌ざっし買かってなかった時期じきに、単行本たんこうぼんで読よんだので、アフタヌーンという認識にんしきぜんぜんなかった。大変たいへん失礼しつれいいたしました。位置いち付つけ的てきに確かくかに入はいっておかしくない作品さくひんだと思おもう。

「・「ガロ」から「アックス」の境目さかいめだったから、ああいうテイストの避難ひなん地ちになってた印象いんしょう。」とのコメントも、なるほどと思おもったので確認かくにんしたら、ガロがほぼ休刊きゅうかんになったのが、97年ねん7月がつで、アックスが98年ねんなので、97年ねん～98年ねんスタートの作品さくひんということかな？ちょっとよくわかってない。

・植芝うえしば理一りいち『ディスコミュニケーション』が魅力みりょくのある作品さくひんだとは個人こじん的てきにも思おもうが、周囲しゅういでこの作品さくひんの話はなしてた人ひとほぼいなかったんだよね。観測かんそく範囲はんいの問題もんだいかとは思おもう。

・『大だい合作がっさく』について複数ふくすうコメントあり、扱あつかいどうすればいいんですかね…

・『神戸こうべ在住ざいじゅう』もコメント多おおめで、ここらへんも確かくかに好すきな人ひと多おおいですよね。

・『地雷じらい震ふるえ』(髙橋ツトム)の適切てきせつな位置いち付つけはあまりよくわかってない。読よんではいた。

・『カラスヤサトシ』『ワッハマン』も同様どうよう。

・『菫すみれ画が報ほう』はふつうに好すきだけど、こういう選せんのなかに入はいるような層そうの厚あつい評価ひょうか文脈ぶんみゃくってあるの…？

・『ワンダンス』を次点じてんぐらいには入いれてほしいとのこと。ちなみに、個人こじん的てきに好すきというだけだけで言いうと、次点じてんにも入いれなかったけど、『リンガフランカ』（滝沢たきざわ 麻耶まや）は好すき。個人こじん的てきな気持きもちとしては清家きよいえ雪子ゆきことかも、もっと売うれてほしいなと思おもっている。

・五十嵐いがらし大介だいすけは、代表だいひょう作さくは『リトル・フォレスト』より、『海獣かいじゅうの子供こども』（IKKI）のほうなのかな？とぼんやり認識にんしきなので、入いれなかったけど、認識にんしきぼんやりしてる

・とよ田たみのるは、『『これ描えがいて死しね』』（ゲッサン）のほうが代表だいひょう作さくになるかなと思おもって、いれてない。

・冬ふゆ目め 景けいは四季しき賞しょうデビューでアフタヌーン作品さくひん複数ふくすうあるが、『羊ひつじのうた』（コミックバーガー、コミックバーズ）『『イエスタデイをうたって』』（ビジネスジャンプ、グランドジャンプ）いずれも他誌たし

・四季しき賞しょう受賞じゅしょうしたデビュー作さくの衝撃しょうげきがすごかったという人ひとが、けっこういるのは完全かんぜんに同意どうい。四季しき賞しょうは、他誌たしの新人しんじん作家さっか向むけの賞しょうとは明あかりらかに位置いち付づけけが異ことなる賞しょうだと思おもう。

・あらためて思おもったが、アフタヌーン作品さくひんの評価ひょうか文脈ぶんみゃくはいろいろあって複雑ふくざつだな、と感かんじる。ブコメでも書かいていただいたが、アフタヌーンは、他たの雑誌ざっしよりも１０選せんとかやったら、合意ごういとりづらいのはそうだと思おもう。「これがヒット作さくです」的てきな基準きじゅんの外側そとがわに「この文脈ぶんみゃくではすげー評価ひょうかされてるし…！」というような文脈ぶんみゃくが、いろんな形かたちで存在そんざいしているので、合意ごういとりづらいところが、アフタヌーンの良りょうさなんじゃないかとは思おもっている。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(44) | 23:51

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■村上むらかみ春樹はるき初期しょきの最高さいこう傑作けっさく

ノルウェイの森もりが大だいヒットして、そこから村上むらかみ春樹はるきが好すきな人ひと達いたるというイメージが定着ていちゃくしていった気きがする。

「なんか村上むらかみ春樹はるきとか好すきそうだよね」が一種いっしゅの悪口わるぐちっぽく機能きのうしてしまう時代じだいが確かくかにあった。

今いまもそうだかは知しらないけど、そういう時期じきがあったよなという空気くうき感かんは覚おぼえている。

（逆ぎゃくに今いまの時代じだいだと「村上むらかみ春樹はるきとか嫌きらいそうだよね」のほうが有効ゆうこうな場面ばめんが多おおいかもしれない）

俺おれ自身じしんはノルウェイの森もりは全然ぜんぜんピンと来こなかった。なんかぐだぐだとした恋愛れんあいものにしか読よめなかったのは俺おれ自身じしんの浅あささの問題もんだいだろうとは思おもうけど。

その後ごの1Q84とか海辺うみべのカフカとかも好すきではあるけど初期しょき作品さくひんに比くらべるとやはりどこか混乱こんらんを感かんじる部分ぶぶんがある。

それは時代じだいとも合あってるとは思おもうし現役げんえき作家さっかとして真摯しんしではあると思おもうんだけど、やはり初期しょき作品さくひんの頃ころの春樹はるきはまだ平和へいわだったのだと思おもう。

そんな俺おれの中なかで初期しょき作品さくひんの中なかで一番いちばんの傑作けっさくだと思おもってるのが「世界せかいの終おわりとハードボイルド・ワンダーランド」だ。

最初さいしょの長編ちょうへん「羊ひつじを巡めぐる冒険ぼうけん」も面白おもしろかったが、その次つぎに出だした長編ちょうへんである「世界せかいの終おわり～」はエンタメ度どが異常いじょうに高たかい。

登場とうじょう人物じんぶつのキャラもいいし、アニメ化かとかしても絶対ぜったい面白おもしろいだろうなっていうスペクタクルな展開てんかいをするので単純たんじゅんに面白おもしろい。

いわゆる春樹はるきっぽさ、セックスについてとかそっち系けいの要素ようそも他たと比くらべると少すこし薄うすい。薄うすかった気きがする。

まあ俺おれも最後さいごに読よんだのはだいぶ前まえなので、今いま読よんだら主人公しゅじんこうのモラトリアムっぽさとか気きになってしまうかもしれないけど、学生がくせい時代じだいに読よめてほんとによかったなと思おもってる。

ジブリみたいなアニメーションの最高峰さいこうほうで映画えいが化かとかしてくれたら絶対ぜったい観みたいなーって思おもうけど、宮崎駿みやざきはやおとは確実かくじつに相性あいしょう悪わるいわなとも思おもう。

今いまとなっては初期しょき作品さくひんはだいぶ前まえになるので、海辺うみべのカフカ以降いこうで知しった、あるいは単純たんじゅんに「なんかキモいらしい」イメージ先行せんこうしてる人ひともいると思おもうが、

世界せかいの終おわりとハードボイルド・ワンダーランドは普通ふつうに面白おもしろいと思おもうので機会きかいがあれば是非ぜひ読よんでみてほしい。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 18:19

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■anond:20241014092036

わいは逆ぎゃくにハルキの人間にんげん性せいは好すきなのに

なんであんなキショい人間にんげんのことをくりかえし書かくのかがわからない。

露悪ろあく趣味しゅみに見みえる。

宮崎駿みやざきはやおがカオナシを書かいてるのを見みている気持きもち。

もっというと、ハルキはカオナシを主人公しゅじんこうに据すえてのこりの女性じょせいヒロインを全員ぜんいん犯おかさせて「あとで聞きくと自殺じさつしたらしい」で済すみます小説しょうせつにみえる。

キャッチャーインザライのような異い世界せかい人ひと（昭和しょうわの日ひ本人ほんにんからみてヤクに手てを出だすタイプのガイジンはヤクザか異い世界せかい人ひとだとおもうよ）が主人公しゅじんこうならまだファンタジーの一種いっしゅにみえただろうに、

日本にっぽんで冒険ぼうけんや逸脱いつだつを描えがくのに女性じょせいを犠牲ぎせいにしてしかかけないのつまらんやつ。

いや羊ひつじをめぐる冒険ぼうけん？は、ブックオフで１００円えんで買かえる本ほんの中なかではわりとキショくなかったけど。

騎士きし団だん長ちょうはまだ読よんでないな。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 16:33

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■

庵あん野の秀明ひであきは宮崎駿みやざきはやおの後継こうけい者しゃで次回じかい作さくはシンナウシカか?!

とか言いわれてたからヤマト三さん部ぶ作さくはだいぶズコーだよな

まじで三さん部ぶ作さくやったらもうとんでもないジジイになっちゃうし

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(3) | 12:24

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■判はん型がたの大おおきい「シュナの旅たび」が欲ほしい

宮崎駿みやざきはやおの作品さくひんって色々いろいろとあるけれど、一番いちばん好すきだったのは「シュナの旅たび」。

「だった」って書かいているのは大人おとなになった今いまとなっては子供こどもの頃ころみたいにピュアな気持きもちで宮崎みやざき作品さくひんを見みることは出来できなくなってしまったからだ。

でも、そういう今いまの自分じぶんの中なかにも、ほんのかすかにだけど息いきづいている子供こどもの頃ころの自分じぶん。

その自分じぶんへの贈おくり物ものとして宮崎駿みやざきはやおの原はら画集がしゅうは買かいうつもりでいる。