自衛隊じえいたい弘前ひろさき駐屯ちゅうとん地ちの市中しちゅうパレードが行おこなわれ、市民しみん団体だんたいの皆みなさんと抗議こうぎのスタンディングを行おこないました。今回こんかい自衛隊じえいたい員いんの行進こうしんの前まえを驚おどろくことに米兵べいへいが10人ひとくらい行進こうしん。まさしく日米にちべい統合とうごう指令しれい体制たいせいをアピールしているのか！いずれにしても白昼はくちゅう堂々どうどう市民しみんに銃口じゅうこうをむけてのパレードには怒いかりを感かんじます。

https://x.com/harumi_ando_jcp/status/1839863179402166340

毎度まいど毎度まいど炎上えんじょう商法しょうほうで耳目じもくを集あつめようとする手法しゅほうはなんとかならないかね。

火炎瓶かえんびん投なげている頃ころから全まったく変かわっていない

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(2) | 23:49

■共産党きょうさんとうがまたデマを吐はいてしまう

https://x.com/harumi_ando_jcp/status/1839863179402166340

毎度まいど毎度まいど炎上えんじょう商法しょうほうで耳目じもくを集あつめようとする手法しゅほうはなんとかならないかね。

火炎瓶かえんびん投なげている頃ころから全まったく変かわっていない

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 23:49

■共産党きょうさんとうがまたデマを吐はいてしまう

https://x.com/harumi_ando_jcp/status/1839863179402166340

毎度まいど毎度まいど炎上えんじょう商法しょうほうで耳目じもくを集あつめようとする手法しゅほうはなんとかならないかね。

火炎瓶かえんびん投なげている頃ころから全まったく変かわっていない

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 23:49

2024-08-28

■anond:20240827175005

カルト教団きょうだん信者しんじゃだった死刑しけい囚しゅうの解放かいほうをもくろみ、アラブ系けいテロリストが空港くうこうビルを占拠せんきょ。政府せいふとの交渉こうしょうに失敗しっぱいし激怒げきどしたテロリストの一人ひとりがカラシニコフライフルの銃口じゅうこうを人質ひとじちの一人ひとりである一流いちりゅう商社しょうしゃの20代だい OLに向むけられる。

ビルの傍はたで寝ね食しょくし暮くらす元もと陸自りくじ特とく戦せん群ぐん所属しょぞくの五ご十じゅう前後ぜんごのホームレスの男おとこが平穏へいおんな日常にちじょうを取とり戻もどすべく立たち上あがる！

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(1) | 00:56

2024-08-12

■anond:20240812133008

人権じんけんなんて、所詮しょせん、互たがいに銃口じゅうこうをつきつけあった状況じょうきょうを上手うまく乗のり切きるためのもの。

「互たがいに銃口じゅうこうをつきつけあってるね」が確認かくにんできればそれで成功せいこうなんだ。

まあ、人権じんけんを正義まさよしとか楽園らくえんと思おもってるエセリベラルの思おもう社会しゃかいではないのはお前まえの言いうとおりだけど。でもそれは、エセリベラルがあほなだけなので。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 14:20

2024-08-02

■anond:20240731120632

＞自分じぶんたちが向むけてた銃口じゅうこう

たぶん間違まちがいだと思おもう。規制きせいを求もとめてたのはフェミ？とかお気持きもち規制きせい勢いきおいだった。

表現ひょうげんの自由じゆう戦士せんしはニーメラーの詩しを念ねんじながら、いつだって反撃はんげきの刃はを振ふるってきた。

「別べつに自由じゆうでいいだろ」と叫さけんできた。

おとといまでは。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 01:39

2024-07-31

■anond:20240731120122

むしろ今いままでのキャンセルの積つみ重かさねが今回こんかいのキャンセルやないんか？　エルフ失禁しっきんはともかく、しまむらのは一昔ひとむかし前まえなら通とおってたやろ。今いままで自分じぶんたちが向むけてた銃口じゅうこうが今度こんどは自分じぶんに向むく番ばんが来きたってだけ。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(1) | 12:06

2024-06-25

■anond:20240625162116

日本にっぽんとか戦後せんごの償つぐないっつって

中国ちゅうごくに去年きょねんまでODAで大枚たいまい払はらい続つづけてきたのに

中国ちゅうごくったらみんなそれ日本にっぽんに銃口じゅうこう突つきつけるための武器ぶきの技術ぎじゅつ開発かいはつに使つかっちゃったじゃない

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 16:24

2024-06-10

■みんな、救すくわれてほしい

　人ひとがある要素ようそを嫌きらいになるとき、大抵たいていは周まわりが言いっていたらから、位くらい、いわゆる偏見へんけんで、この場合ばあいは対話たいわをすれば実際じっさいはそうではないと納得なっとくできる場合ばあいも多おおい。

　でも、その先さき、その要素ようそを持もつ一部いちぶの人ひとに傷きずつけられた経験けいけん、つまり、トラウマになってしまうと、その要素ようそ持もちの人間にんげんは敵てきだと心しんが反応はんのうしてしまって、とても難むずかしい。理性りせいの話はなしじゃないからだ。

　でも、そんな傷きずつけられるような経験けいけんは、なかなか起おきないはずだった。私わたし達たちは人々ひとびとと良よくも悪わるくも話はなしさなかった/話はなし合あえなかったし、きっとそれはいい事ごとだった。「見知みしらぬ人ひと」には親切しんせつにして、「嫌きらいな同僚どうりょう」とはお互たがい距離きょりを保たもっていた。SNSが来くるまでは。

　インターネット、SNSという場ばは、大勢おおぜいの人間にんげんが集あつまる場所ばしょだ。

　大抵たいていはみんな同どうじような集団しゅうだんで暮くらしていて、それぞれの偏見へんけんを共有きょうゆうしている。ここまでは現実げんじつと同おなじだけれど、SNSの世界せかいでは、声こえはどこまでも遠とおく早はやく届とどく。適切てきせつな距離きょりがない。あなたと私わたしは他人たにんでは居いられない。嫌きらいな人ひとと距離きょりなんて取とれなくて、体からだはもはやなく「男おとこ」「女おんな」「貧乏びんぼう人ひと」「金持かねもち」というラベルのみが残のこっていてるのだから。

そして画面がめんに突然とつぜん現あらわれたそいつは大声おおごえであなたを論あげつらっている。例たとえば、「男おとこ/女おんなは最低さいていのゴミクズだ！！」と

　あなたは傷きずつき、い返いかえそうとするが理性りせいで止とめる。しかし、優やさしいあなたに反はんして、脳のうはこの出来事できごとから学まなびを得える「男おとこ/女おんなは最低さいていの奴やつだ！」と。

　なお悪わるい事ことに。トラウマによって傷きずついた人々ひとびとは集しゅうまり、お互たがいを慰なぐさめ合あう。そして……こう叫さけぶのだ「男おとこ/女おんなは最低さいていのゴミクズだ！」と。

　トラウマが、狂気きょうきが伝染でんせんしていく。誰だれしもが手てに持もった銃口じゅうこうを誰だれかに向むけている。同おなじ苦くるしみを持もった人間にんげん同士どうしで殺ころし合あい、同おなじ趣味しゅみを持もった人間にんげんが罵ののしり合あい憎にくみ合あう。理性りせいをもった優やさしい人々ひとびとが、終おわらない憎にくしみの連鎖れんさで狂くるっていく。

　恐おそろしい。何なにが恐おそろしいか。こう書かいている私わたしもこの連鎖れんさの中なかにいることだ。

　私わたしも、憎にくくて憎にくくてしょうがないものがある。理性りせいでいくら取とり繕つくろっても、傷きずついた心しんは治なおらず、それどころか今日きょうもインターネットを見みて悪化あっかしてしまった。

　些細ささいな、本当ほんとうに些細ささいな事ことでも怒いかりが湧わいてくる。その人ひとと私わたしは他人たにんなのに。わかりあえなくても、友達ともだちにだってなれるのに。誰だれかを傷きずつけたくない。侵犯しんぱんをしたくないんだ。

　愚痴ぐちを吐はいてしまいました。読よんでくれてありがとう。

　それと、もしも、あなたもトラウマに苦くるしんでいるのなら、どうか、癒いえますように。幸福こうふくでありますように。見知みしらぬ私わたしから、見知みしらぬあなたへ。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(2) | 00:39

2024-06-09

■anond:20240609150000

弾丸だんがん全部ぜんぶってそれこそ薬莢やっきょうも含ふくめて？それ前まえまでのお前まえの主張しゅちょうと自己じこ矛盾むじゅんじゃね？

少すくなくとも銃口じゅうこうを飛とび出でる直前ちょくぜんの状態じょうたいにおいては、薬莢やっきょうごとブレットが飛とんでるわけじゃないだろ。

銃口じゅうこう飛とび出でる瞬間しゅんかんからどこまで手前てまえの段階だんかいでもそうなってるかまでは詳くわしくないが、つまりそういう段階だんかいでの話はなしをしてるだけだよ。

てかなんでこんな俺おれとお前まえしか見みてなさそうなトラバにブクマが？セルクマ(非公開ひこうかいだし)？

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 16:30

2024-05-22

■

　　　　誰だれでも知しっている舟渡ふなとやおおぬきに出現しゅつげんする前田まえだ氏しは、　活躍かつやくしているガキにも平気へいきで銃口じゅうこうを向むけて撃うち殺ころす本物ほんものだから、現実げんじつが理解りかい出来できていてそれを破壊はかいしようと考かんがえている。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(1) | 15:35

2024-05-04

■

「サリンジャー現象げんしょう？何なにそれ、辺あたり一いち面めんがライ麦らいむぎ畑はたけになるの？」

「デリンジャーな」

「もしくは世界せかい経済けいざいがボリンジャーバンドの中なかに収おさまるとか？」

「デリンジャーな」

「ふうん。で、そのゴレンジャー現象げんしょうがどうしたの？ヒーローが黒くろ十じゅう字じ軍ぐんと戦たたかうの？」

「デリンジャー、な？（眉間みけんに銃口じゅうこうを当あてる）」

「ごめんなさいもうふざけないからおねがいゆるして」

「わかればいいのだ」

「ちなみに『ピンク』レンジャーは子供こども向むけ番組ばんぐみには刺激しげきが強つよいからという理由りゆうでモモレンジャーになったらしいわよ」

「（しつこい女おんなだ…）」

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 05:25

2024-04-27

■JAXAがスペースデブリの話はなしをするたびに「プラネテスにわざわざ噛かみついたクソバカ」の話はなしになるの可哀想かわいそう過すぎる

バカを一人ひとり雇やとってしまっただけで、一生いっしょう負債ふさいがつきまとうなんて。

就活しゅうかつシーズンのたびにトンボ鉛筆とんぼえんぴつの話はなしが再燃さいねんするのとか見みててもふと思おもってしまう。

たった一人ひとりのバカを面接めんせつで弾ひけなかっただけのことなのに、どうして看板かんばんに一生いっしょう取とれないクソが塗ぬりたくられてしまうんだろう。

社内しゃない教育きょういくでなんとかすればいい？

そんなの妄想もうそうだよ。

バカにつける薬くすりはない。

面接めんせつの段階だんかいでバカを弾ひくしか道みちなんてないんだ。

バカの何なにが凄すごいって何なにをするのか誰だれにも見当けんとうがつかないことだ。

SNSでバズりたいからコンビニの冷凍れいとうボックスに入はいり、寿司すし屋やで醤油じょうゆをペロペロする。

なんでもやりかねないバカに対たいして教育きょういくをしようとしても解決かいけつ方法ほうほうなんてない。

「お前まえはバカだから SNSをやるな。せめて本名ほんみょうを隠かくせ」ぐらいはアリかも知しれない。

でもそれをバカに飲のみ込こませるのは簡単かんたんじゃない。

なぜならバカにはバカだって自覚じかくがないから「アレはバカ向むけの話はなしだろ？賢かしこい俺おれは大丈夫だいじょうぶ。むしろ一部いちぶのバカが下さげたイメージを俺おれが回復かいふくさせてやるから感謝かんしゃしなよ」とSNSでバカ発言はつげんを繰くり返かえすことだろう。

最初さいしょから関かかわらせないことしか道みちはない。

会社かいしゃも学校がっこうも根本こんぽん的てきに何なにも変かわらず、バカがそこの看板かんばんに関かかわってしまった時点じてんでもう取とり返かえしのつかないことが起おきるリスクがいつだってある。

偏差へんさ値ちが高たかいだけのバカがノリと勢いきおいでレイプやドラッグ売買ばいばいに手てを出だしたせいでイメージがゴミになった学校がっこうがどれほどあるか。

でも学校がっこうの場合ばあいはある程度ていどは周まわりも理解りかいしてくれるだろう、なぜならペーパーテストしかしてないから。

でも会社かいしゃは面接めんせつをやってしまっている。

面接めんせつで相手あいてのバカの頭あたまのおかしさを見抜みぬけなかったというミスだなんて世間せけんは思おもわない。

真ま逆ぎゃくで「面接めんせつで相手あいてしたバカの頭あたまのイカレ具合ぐあいを、会社かいしゃが求もとめる人物じんぶつ像ぞうにピッタリだと思おもって採用さいようしたんだろう」と決きめつけてくる。

差別さべつ的てきな人間にんげんを採用さいようしたら「会社かいしゃの中なかに差別さべつ的てきな価値かち観かんがあったから、差別さべつ的てきであることを評価ひょうかしたんだ」と世間せけんは決きめつけるんだ。

ありとあらゆるリスクを想定そうていして、少すこしでもバカじゃなさそうな奴やつを選えらぶしかない地獄じごくのジジ抜ぬきゲームなんだよ現代げんだいにおける採用さいよう活動かつどうは。

そして、そこにちょっと失敗しっぱいしただけなのに、何故なぜか「トンボ鉛筆とんぼえんぴつという会社かいしゃは驕おごり高だかぶっている」とか「JAXAという組織そしきはNASAと比くらべると精神せいしん年齢ねんれいが大幅おおはばに低ひくい」とか言いわれてしまう。

可哀想かわいそうだよ。

本当ほんとうに可愛かわいそうだ。

悪わるいのはたった一人ひとりや二人ふたりのバカだけなのに。

まあ、自衛隊じえいたいみたいに組織そしき全体ぜんたいが本当ほんとうにバカの集しゅうまりで、百ひゃく人にんや千せん人にんでは効きかず上うえから下したまで数すう十じゅう万まん単位たんいで脳のうみそヤンキー高校こうこうじみたクソバカの群むれになっている組織そしきもあるが、あそこはもう本当ほんとうに「そういう人達ひとたちを集あつめたい」って組織そしきなのでさもありなんだ。

戦場せんじょうで他人たにんのどたまをぶち抜ぬいたり、民間みんかん人じんの中なかに紛まぎれたスパイを見みつけるために一人ひとりずつ壁かべに手てをつかせて銃口じゅうこうちらつかせながら尋問じんもんできるような人間にんげんに、人権じんけん意識いしきなんてあったらすぐ壊こわれちゃうもんな。

世よの中なかにはそういう組織そしきがあるんだから、安心あんしんして面接めんせつではバカを落おとして、最終さいしゅう的てきにそういう組織そしきに流ながれてもらうのが適材適所てきざいてきしょなわけだよ。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(2) | 11:24

2024-03-20

■anond:20240320210910

そうだよ。

両方りょうほうに銃口じゅうこうを突つき付つけて戦争せんそうするなって言いってそれでも戦争せんそうを続つづけるなら両方りょうほうを撃うっていくのが戦争せんそう反対はんたいってことだよ。

全ぜん方向ほうこうに銃口じゅうこうを突つき付つけて実力じつりょくで黙だまらせる信頼しんらいできる上位じょうい者しゃが必要ひつようという考かんがえ方かたが生なままれたのが国連こくれんだ。

だけど国連こくれん自体じたいが戦力せんりょくを持もっているわけではないので直接的ちょくせつてきに戦争せんそうに介入かいにゅうできないんだよね。

各国かっこくは自分じぶんたちに直接ちょくせつに関係かんけいないところで起おこっている戦争せんそうのためにコストをかけたいとは思おもわないのが当あたり前まえ。

そんで常任じょうにん理事りじ国こくのロシアが当事とうじ者しゃになってる状況じょうきょうではグダグダやねん。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 23:47

2024-01-31

■anond:20240131133035

ええとフォロワー数かずは支持しじ者しゃ数すうでは無なく向むけられた銃口じゅうこうの数かずでうんぬんかんぬん

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 18:38

2023-12-05

■anond:20231205173804

そこを正ただしくやっちゃうと

銃じゅうで撃うつ→危あぶない！（主人公しゅじんこうを押おす）→主人公しゅじんこうの場所ばしょに移動いどうしたヒロインが撃うたれる

もNGになるので

なんか銃口じゅうこうが光ひかる→危あぶない！（主人公しゅじんこうを押おす）→主人公しゅじんこうの場所ばしょにヒロインが移動いどうする→銃じゅうで撃うつ→ヒロインに当あたる

になってしまう

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 17:46

2023-11-09

■anond:20231007100312

追記ついき

https://archive.md/i3Vw9

“マスメディアに中指なかゆびを立たてた自衛じえい官かんが話題わだいですが、沖縄おきなわでは米兵べいへいが記者きしゃに銃口じゅうこうを向むけます。”

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 07:40

2023-09-16

■anond:20230916071759

接触せっしょくしないように避さけたり逃にげたりするのが警戒けいかい。

銃口じゅうこう向むけたり刃物はものつきたけたりガン飛とばしたり攻撃こうげきするそぶりをしてみたり、直接ちょくせつ警戒けいかいしてるぞと相手あいてに伝つたえる行為こういは威嚇いかく。

警戒けいかいはすべき。でもやたらめったら威嚇いかくするもんじゃない。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 18:23

2023-08-29

■パウリナ・サラスはロベルト・ミランダを殺ころしたのか？(1)

　この度たび、岩波いわなみ文庫ぶんこからアリエル・ドルフマン(昔むかしは、英語えいご風ふうにドーフマン表記ひょうきだった)の戯曲ぎきょく作品さくひん『死しと乙女おとめ』が刊行かんこうされた。90年代ねんだいに一いち度ど、英語えいご版はんから日本語にほんごに翻訳ほんやくされたものが劇げき書房しょぼうから刊行かんこうされたが、その後ごは長ながく絶版ぜっぱん品しな切きり状態じょうたいだった作品さくひんである。

　「過去かこに読よんだが岩波いわなみ文庫ぶんこから復刊ふっかんしたことは知しらなかった」という人ひとは、書店しょてんに急いそいで欲ほしい。

　読よんだことの無ない人ひとも、やはり書店しょてんに急いそいで欲ほしい。

　もしかしたら、作品さくひんを読よんだことは無なくても、朴ほお璐美や真木まきよう子こなどが主演しゅえんした舞台ぶたいを、日本にっぽん国内こくないで観みたという人ひともいるかも知しれない。または、ポランスキーによる映画えいが作品さくひんを観みた人ひともいるかもしれない。

　ちなみに、これを書かいている増田ますだは、ど田舎いなか生活せいかつの低てい所得しょとく者しゃなので、演劇えんげき文化ぶんかとは縁えんが無ないことから、舞台ぶたいを観みたことはない。

　今回こんかいの岩波いわなみ文庫ぶんこ版はんは、著者ちょしゃの母語ぼごであるスペイン語ごで書かかれたバージョンからの翻訳ほんやくとなる。翻訳ほんやく者ものによる詳細しょうさいな解説かいせつがあるので、作品さくひん執筆しっぴつの背景はいけいとなった70〜90年代ねんだいのチリ内外ないがいの政治せいじ事情じじょうを知しることも出来できることから、一読いちどく者しゃとして有あり難がたい。

　これを目めにしている貴方あなたが、書店しょてんに赴おもむいて『死しと乙女おとめ』を入手にゅうしゅして読よんでくれるならば、もう以下いかの駄文だぶんを読よむ必要ひつようは無ない。

　この増田ますだが読よむことを勧すすめている『死しと乙女おとめ』とは、どのような作品さくひんなのか、読よんだことは無ないが少すこしだけ興味きょうみが有あるという人ひとに向むけて、以下いかを記しるす。

　ただし『死しと乙女おとめ』の結末けつまつに触ふれる部分ぶぶんがあるので、未読みどくで結末けつまつは自分じぶんで知しりたいという人ひとは、ここで一旦いったん、この駄文だぶんを読よむのをストップしてもらいたい。

　また、直接的ちょくせつてきではないものの、性せい暴力ぼうりょくに言及げんきゅうする箇所かしょもあるので、精神せいしん的てきな苦痛くつうを喚よび起おこされる虞おそれがある人ひとは、ここで読よむことを止とめてもらいたい。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　物語ものがたりの大雑把おおざっぱな時代じだい背景はいけいと、粗筋あらすじを述のべる。

　1970年ねん、南米なんべいチリで、サルバドール・アジェンデを大統領だいとうりょうとする政権せいけんが誕生たんじょうした。俗ぞくに、史上しじょう初はつの民主みんしゅ主義しゅぎ選挙せんきょにより誕生たんじょうした社会しゃかい主義しゅぎ政権せいけんとされる。

　しかし、アジェンデ政権せいけんを皮切かわきりに中南米ちゅうなんべい地域ちいきで社会しゃかい主義しゅぎ国くにがドミノ倒だおし的てきに増加ぞうかすることを怖こわれた米国べいこくニクソン政権せいけんは、チリへの介入かいにゅうを決定けっていする。かくして、米国べいこくの後うしろ楯だてを得えたピノチェトが起おこした軍事ぐんじクーデターによって、チリは独裁どくさい国家こっかとなる。

　この独裁どくさい政権せいけん時代じだいのチリでは、多おおくのチリ国民こくみんが政治せいじ犯はんとして弾圧だんあつされ、不当ふとうな身柄みがら拘束こうそく、拷問ごうもん、虐殺ぎゃくさつの対象たいしょうとなっている。

　チリ国外こくがいに亡命ぼうめいした人間にんげんもいる(亡命ぼうめいはしたもののチリ国外こくがいで暗殺あんさつされたという人間にんげんもいる)。映画えいが『イル・ポスティーノ』の主人公しゅじんこうの詩人しじんも、そのような逃亡とうぼう者しゃであったことを、記憶きおくしている人ひともいるかもしれない。或あるいはまた、ヨーロッパに亡命ぼうめいしていたチリの映画えいが監督かんとくミゲル・リティンが、ピノチェト支配しはい下かのチリへ潜入せんにゅうして取材しゅざいする姿すがたを、コロンビア出身しゅっしんノーベル文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう作家さっかガブリエル・ガルシア=マルケスがルポルタージュ『戒厳かいげん令れい下したチリ潜入せんにゅう記き』(邦訳ほうやくは岩波いわなみ新書しんしょ)として著あらわしたので、それを読よんだ人ひともいるかもしれない。　　　

　本ほん作さく『死しと乙女おとめ』の著者ちょしゃアリエル・ドルフマンも、チリ国外こくがいに亡命ぼうめいした人間にんげんの一人ひとりである。

　そして『死しと乙女おとめ』の主人公しゅじんこうパウリナ・サラスもまた、ピノチェト政権せいけん下したで筆舌ひつぜつに尽つくし難がたい苦痛くつうを味あじわい、生還せいかんしたチリ国民こくみんの一人ひとりである。

　本ほん戯曲ぎきょくの題名だいめいは、音楽家おんがくかシューベルトの曲きょくに来きする。

　パウリナの夫おっとヘラルド・エスコバルは、ピノチェト政権せいけん下したで、弾圧だんあつされている人々ひとびとをチリ国外こくがいに亡命ぼうめいさせる手助てだすけをしていた。そのためにヘラルドは、ピノチェト政権せいけん当局とうきょくから弾圧だんあつの対象たいしょうとされた。

　しかし、ヘラルドが当局とうきょくの手てを脱だっして逃亡とうぼうしたので、彼かれの居きょ場所ばしょを吐ぬかせるために秘密ひみつ警察けいさつは、彼かれの妻つまであるパウリナの身柄みがらを拘束こうそくし、彼女かのじょを拷問ごうもんした。その時とき、拷問ごうもん者ものは、目隠めかくしされたパウリナをレイプしながら、シューベルト作品さくひん『死しと乙女おとめ』をBGMに流ながしたのである。

　時じが流ながれて90年代ねんだいに入はいると、チリは民主みんしゅ主義しゅぎ国家こっかへと移行いこうする。ヘラルドが逃亡とうぼうする必要ひつようも、パウリナが夫おっとの隠かくれ場所ばしょを吐はかずに耐たえる必要ひつようも無なくなり、二人ふたりは夫婦ふうふとして、堂々どうどうと暮くらせるようになった。しかし、パウリナの心しんには、拷問ごうもんによる拭ぬぐいきれない大おおきな傷きずが残のこり、それが二に人にんの暮くらしに暗くらい影かげを落おとし続つづけていた。

　民主みんしゅ主義しゅぎ政権せいけんとなったチリ政府せいふは、ピノチェト独裁どくさい時代じだいに行おこなわれた弾圧だんあつについて、調査ちょうさ究明きゅうめいを行くだりなうと国民こくみんに約束やくそくし、そのための調査ちょうさ委員いいん会かいを任命にんめいする。今いまやパウリナの夫おっとヘラルドは、その調査ちょうさ委員いいん会かいのメンバーの一人ひとりである。これが、物語ものがたりの開始かいしの時点じてんで、主人公しゅじんこうの置おかれた状況じょうきょうである。

　物語ものがたりの冒頭ぼうとう、或あるる晩ばん、ヘラルドは、パウリナの待まつ自宅じたくへと自動車じどうしゃで帰かえる途中とちゅう、タイヤのパンクにより立往生たちおうじょうしていたところを、通とおりがかった医師いしロベルト・ミランダに助たすけられる。ロベルト・ミランダの車くるまで自宅じたくに送おくり届とどけられたヘラルドは、夜よるも遅おそいし助たすけてくれたお礼れいにと言いって、ロベルトに自宅じたくへ泊とまっていくことを勧すすめる。

　結局けっきょくロベルト・ミランダはヘラルドの申もうし出でに甘あまえることにし、ヘラルドが寝室しんしつに居いるパウリナに声こえを掛かけて、彼女かのじょにも客人きゃくじんを泊はくまらせることを了承りょうしょうさせる。

　翌朝よくあさ。

　ロベルト・ミランダは、椅子いすに縛しばられている。パウリナが、彼かれにリボルバー拳銃けんじゅうを突つき付つけている。

　それを見みて驚おどろく夫おっとヘラルドと、狼狽ろうばいする医師いしロベルト・ミランダに対たいして、主人公しゅじんこうパウリナは告つげる。

「昨夜さくや、この男おとこの声こえを聴きいて気きづいた。この男おとこ、ロベルト・ミランダこそが『死しと乙女おとめ』をBGMとして流ながしながら、あたしを拷問ごうもんし、レイプした人間にんげんだ」と。

　ロベルト・ミランダに拳銃けんじゅうを突つき付つけて「洗あらい浚ざらい罪つみを吐ぬかせる」と主張しゅちょうする主人公しゅじんこうパウリナに対たいして、夫おっとヘラルドは思おもい止とどまるように説得せっとくする。

　チリがピノチェト独裁どくさい体制たいせいを脱だっして民主みんしゅ主義しゅぎ国家こっかとなったとはいえ、いまだピノチェトを支持しじするチリ国民こくみんも決けっして少すくないとは言いえない(現実げんじつ世界せかいの2023年ねん現在げんざいでも、ピノチェト支持しじ者しゃが残のこっているのだから、民主みんしゅ政権せいけんに移行いこうしたばかりの90年代ねんだい前半ぜんはんを時代じだい設定せっていとしている物語ものがたりの中なかでは、尚更なおさらである)。独裁どくさい政権せいけん時代じだいの弾圧だんあつ活動かつどうに関与かんよした人間にんげんたちの全すべてを、罪つみに問とうて処罰しょばつしようとしたならば、親おやピノチェト派はの有権者ゆうけんしゃからの反発はんぱつを招まねき、まだ体制たいせいも盤石ばんじゃくとは言いい難がたい民主みんしゅ主義しゅぎ政権せいけんが倒たおれることになりかねない。最悪さいあくの場合ばあい、内戦ないせんが勃発ぼっぱつして、更さらに血ちで血ちを洗あらう国民こくみん同士どうしの殺ころし合あいともなりかねない。

　そのため、現実げんじつ世界せかいのチリで行おこなわれた調査ちょうさも、調査ちょうさ対象たいしょう事件じけんを「被害ひがい者しゃが殺害さつがいされたという重大じゅうだいなケース」に限定げんていし、尚なお且かつ、真実しんじつを綿密めんみつに明あかりらかにした調査ちょうさ報告ほうこく書しょを作成さくせいする代かわりに、弾圧だんあつ関与かんよ者しゃの氏名しめい公表こうひょうや厳きびしい処罰しょばつを免除めんじょするという、謂いわば折衷せっちゅう案あんの形かたちをとらざるを得えなかった。

　処罰しょばつを免除めんじょするという条件じょうけんを餌えさにした、一種いっしゅの司法しほう取引とりひきによって、ピノチェト独裁どくさい政権せいけん時代じだいの弾圧だんあつに関与かんよした人間にんげんに、己おのれの罪つみを自発じはつ的てきに告白こくはくするように促うながしたとも言いえる。

　しかし、もしも調査ちょうさ委員いいんの一人ひとりであるヘラルドの妻つまパウリナが、ロベルト・ミランダを殺害さつがいしてしまったとしたら、いや、殺害さつがいせずとも、拳銃けんじゅうを突つき付つけてロベルト・ミランダに自白じはくを強要きょうようしたことが世間せけんに知しられたならば。

　民主みんしゅ化かした政権せいけんも、真相しんそう究明きゅうめいも、全すべてが水泡すいほうに帰きすことになりかねない。

　パウリナは、ロベルト・ミランダの命いのちまでは取とらないことを条件じょうけんにして、今いまここにいるパウリナ、ヘラルド、ロベルト・ミランダの三さん人にんで"裁判さいばん"を行くだりなうことを強引ごういんに承諾しょうだくさせる。かくして、現実げんじつのチリで行おこなわれた真相しんそう究明きゅうめいの動うごきを追つい体験たいけんするような、緊迫きんぱくの一夜いちやが、舞台ぶたい上うえで演えんじられることとなる。

　以下いかでは、物語ものがたりの結末けつまつに触ふれているので、未読みどくの人ひとは一旦いったんここで増田ますだの駄文だぶんを読よむのを切きり上あげて、まず『死しと乙女おとめ』を読よんでもらいたい。

※

　ロベルト・ミランダに罪つみを告白こくはくさせること(供述きょうじゅつをテープレコーダーに録音ろくおんした上うえで、ロベルト自身じしんの手てで文字もじ起おこしの原稿げんこうを書かかせ、さらに「自発じはつ的てきに真実しんじつを語かたった」と宣誓せんせいする署名しょめいまでさせること)が出来できたミランダは、ロベルトを監禁かんきんする前まえに家いえから離はなれた場所ばしょへ移動いどうさせておいた彼かれの車くるまを、返かえすために取とりに行いくようにと夫おっとヘラルドに頼たのむ。

　そして夫おっとヘラルドが家いえを出でて二に人にんきりになると、パウリナはロベルト・ミランダに銃口じゅうこうを向むけ直なおす。

　「真実しんじつを告白こくはくすれば命いのちを助たすけると言いったのに、約束やくそくが違ちがう！」と抗議こうぎするロベルト・ミランダに、銃口じゅうこうを向むけるパウリナ。

　パウリナは、ロベルト・ミランダの語かたりを聞きいて、心しんの底そこからの反省はんせいや悔悛かいしゅんが彼かれには見みられないと判断はんだんしたのだ。

　ここで演出えんしゅつとして、舞台ぶたいには幕まくが降ふり始はじめ、パウリナとロベルト・ミランダの姿すがたを隠かくすとともに、その幕まくは鏡かがみとなっており、演劇えんげき『死しと乙女おとめ』を観みている観客かんきゃくたち自身じしんを映うつし出だす手筈てはずになっている。

　再ふたたび幕まくが上あがると、物語ものがたりのラスト場面ばめんであり、パウリナとヘラルドは、二人ふたりで連つれ立だって、音楽おんがく演奏えんそう会かいに出掛でかけている。演奏えんそうの休憩きゅうけい時間じかんでは、他たの観客かんきゃくと、調査ちょうさ委員いいん会かいによる調査ちょうさの成果せいかについて、夫おっとヘラルドは語かたり合あっている。

　休憩きゅうけいが終おわり、演奏えんそうが再開さいかいされる。

　すると、その演奏えんそう会かいの会場かいじょうにロベルト・ミランダが入はいって来きて、主人公しゅじんこう夫婦ふうふから離はなれた、ずっと後方こうほうの客席きゃくせきに彼かれは座すわる。

　夫おっとヘラルドは気きづいていないが、パウリナはロベルト・ミランダの存在そんざいに気きづいて、しばし後うしろを振ふり返かえり、ロベルト・ミランダを見みる。ロベルト・ミランダは、何なにも言葉ことばを発はっすること無なく、ただ、主人公しゅじんこうパウリナに視線しせんを向むけ続つづける。やがてパウリナも、ロベルト・ミランダからは視線しせんを外はずし、前方ぜんぽう(演奏えんそう会かいの舞台ぶたいがあると設定せっていされている方向ほうこう)を向むいて、物語ものがたりは終おわる。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　パウリナ・サラスは、ロベルト・ミランダを殺ころしたのだろうか？

　この増田ますだは、殺ころしたと考かんがえている。(続つづく)

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(1) | 07:57

2023-07-26

■日曜にちようの終おわりに

「山田やまだ君くん例れいのもの持もってきて！」

「かしこまりましたー」

　赤あかモジャと手下てしたの手てにより、メンバーに銃火じゅうか器きが無む造作ぞうさくに配くばられる。

　困惑こんわくするメンバーに白しろ眼鏡めがねが薄すすきら笑わらいを浮うかべて言いう。

「今いまから皆みなさんには武器ぶきをもって殺ころし合あいをしていただきます」

　瞬間しゅんかん、乾かわいた銃声じゅうせいが後楽園こうらくえんホールに響ひびいた。

　ピンクの頭あたまが石榴ざくろのように破裂はれつする。緑みどりの手てに握にぎられたAK47の銃口じゅうこうから白しろ煙けむりが立たち上のぼる。

　それが笑わらい点てんデスゲームの開幕かいまくの狼煙のろしとなった。

　驚おどろいた黄色おうしょくが椅子いすから泡あわを吹ふいて倒たおれた。すでに絶命ぜつめいしていた。

　隣となりのオレンジが「お爺じいちゃん、撃うたれる前まえから死しんだらだめでしょ」と黄色おうしょくを介抱かいほうするふりをして、黄色おうしょくに与あたえられた手しゅりゅう弾だんを密みつかに紋付もんつきの袖そでに忍しのばせる。

「野郎やろうッ！」

　紺こんが叫さけび座布団ざぶとんから飛とび上あがる。ついでに途中とちゅうの水色みずいろの頭あたまを足蹴あしげにして白しろ眼鏡めがねに殴なぐりかかろうとした。

　しかしメンバーと白しろの間あいだにいつの間あいだにか設置せっちされていた厚あつい防弾ぼうだんガラスに阻まれた。坊主ぼうず頭あたまをしたたかガラスにぶつける。もちろんびくともしない。

「山田やまだ君くん」

　白しろが冷徹れいてつに告つげる。

「紺こんから2枚まい持もって行いって！」

「ああッ！？　俺おれだけこんなものでどう戦たたかえってんだ！」

　防弾ぼうだんガラスを叩はたきながら紺こんが訊きいた。

　ガラスを叩たたく手てにはアンテナがついた無骨ぶこつなリモコンが握にぎられている。

　水色みずいろが踏まれた頭あたまを左手ひだりてで撫なでながら、右手みぎてを伸のばして紺こんの座布団ざぶとんの上うえにある足あしのはえた四角しかくい箱はこをくすねている。

「押おしてみたら？」

　白しろが告つげると、紺こんは握にぎられたリモコンのボタンを見みつめ、思おもい切きって押おしてみた。

　轟音ごうおんが後楽園こうらくえんホールをつんざき、舞台ぶたいを揺ゆらす。

　水色みずいろが肉片にくへんになり四方しほう八方はっぽうに飛とび散ちった。くすねたクレイモアが爆発ばくはつしたのだ。

　爆風ばくふうを浴あびて紺こんとオレンジも吹ふっ飛とんだ。座布団ざぶとんを運はこんでいた赤あかも巻まき込こめまれ緑みどりへ向むかって宙ちゅうを舞まう。

　オレンジの袖そでに入はいっていた手しゅりゅう弾だんに誘爆ゆうばくし、さらに爆ばく発音はつおんが響ひびく。

　防弾ぼうだんガラスに叩たたきつけられた紺こんの首くびがありえない方向ほうこうへ折おれていた。

　血ちしぶきと黒くろ煙けむりがもうもうと舞台ぶたいを包つつむ。その黒くろ煙けむりからオレンジのちぎれた腕うでが客席きゃくせきへ飛とんだ。

　最初さいしょから判断はんだんが早はやかった緑みどりは、己おのれの貯たまった座布団ざぶとんを盾たてにすると、爆風ばくふうと木この葉はのように飛とんできた赤あかを躱かわした。

　四散しさんした水色みずいろと反対はんたい側がわの端はしにいたことも幸ざいわいした。

　ラストワン。

　彼かれこそがこのデスゲームの勝者しょうしゃだった。ガッツポーズを決きめる。

　それを見届みとどけて白しろは宣言せんげんした。

「といったところで笑わらい点てんお開ひらき。また来週らいしゅうのお愉たのしみ。なお来週らいしゅうは地獄じごくから腹黒はらぐろ紫むらさきや骸骨がいこつ緑みどりを含ふくめた敗者はいしゃ復活ふっかつの公開こうかい大喜だいぎ利り生放送なまほうそうです」

　スネアドラムの連打れんだからおなじみのテーマが後楽園こうらくえんホールに鳴なり響ひびき、ショーの終おわりを告つげた。

　日曜にちようももうすぐ終おわる。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 11:51