大おおきくトクするポイントカード活用かつよう術じゅつはこれだ！コンビニで6％割引わりびき、極力きょくりょくクレカで支払しはらう…

　皆みなさんは、ポイントカード何なに枚まいお持もちですか？

　筆者ひっしゃは仕事しごと柄がら、共通きょうつうポイントカードはTカード（Tポイント）とPontaカード、それ以外いがいにドラッグストアやショッピングセンターなどのポイントカードをなんと18枚まいも所持しょじしていることが今回こんかい判明はんめいしました。2014年ねんのソフトブレーン・フィールドの調査ちょうさによると、日本人にっぽんじんが所有しょゆうしているポイントカード枚数まいすうは、男性だんせいは「4～5枚まい」、女性じょせいは「6～10枚まい」という回答かいとうが最もっとも多おおく、女性じょせいの4人にんに1人ひとりは11枚まい以上いじょう所有しょゆうしています。

　企業きぎょうが商品しょうひん・サービスを販売はんばいする場合ばあい、販売はんばい促進そくしんのためのコストを投下とうかし、売うり上あげアップを狙ねらいます。元来がんらい、ポイントプロモーションの起源きげんは航空こうくう会社かいしゃのマイレージプログラムからスタートしました。消費しょうひ者しゃはためたポイントで空席くうせきを利用りようすることができ、航空こうくう会社かいしゃ側がわもそれにより運航うんこうコストが上あがるわけではないので、双方そうほうにメリットがあるプロモーションです。

企業きぎょうがポイントサービスを導入どうにゅうする理由りゆう

　では、企業きぎょうはなぜ単純たんじゅんな値引ねびきではなく、ポイントサービスを採用さいようするのでしょうか。

　競争きょうそうが激はげしく商品しょうひん・サービスの差別さべつ化かが難むずかしい今いま、企業きぎょうはポイントサービスによる顧客こきゃくの固定こてい化かを狙ねらっています。また、常つねに値引ねびきをすることは、消費しょうひ者しゃの内的ないてき参照さんしょう価格かかく、つまり製品せいひんの価格かかくを目めにした時ときに「高たかい」「安やすい」などと無意識むいしきのうちに評価ひょうかする際さいの基準きじゅんを下さげてしまいます。

　つまり、ポイントという少額しょうがく割引わりびきサービスで、「どうせ買かうならこのお店みせで」という消費しょうひ者しゃ心理しんりを呼よび起おこそうとしているのです。また、日本人にっぽんじんは貯金ちょきん好すきな国民こくみん性せいなので、ポイントを蓄積ちくせきすることで満足まんぞくしてしまう心理しんりに付つけ込こんでいる面めんもあります。

　さらに企業きぎょう側がわとしては、消費しょうひ者しゃが購入こうにゅうを繰くり返かえし行おこなうことで購買こうばい商品しょうひんの履歴りれきを取得しゅとくすることができるため、プロモーションや品しな揃そろえに反映はんえいさせる取とり組くみ、つまりビッグデータ分析ぶんせきを行おこなうことも可能かのうになります。

　TポイントやPontaカードなどの共通きょうつうポイントは、100～200円えんの利用りようで1ポイント、ドラッグストアやスーパーのポイントカードでは100円えんで1ポイント、つまり約やく1％程度ていどの「おまけ」にすぎません。しかし、例たとえば会社かいしゃ員いんが月つきに自由じゆうに使つかえるお金かねが平均へいきん4万まん円えんとすると、ポイント関連かんれん消費しょうひが月つき1万まん円えん、年とし12万まん円えんで1200円えんのポイントがたまる計算けいさんになります。「どうせ買かい物ものをするなら、ポイントをためられるほうがよい」と考かんがえる人ひとがいて当然とうぜんでしょう。

　賢かしこい消費しょうひ者しゃは、ポイントサービスの恩恵おんけいを受うけることで、年間ねんかん数すう千せん円えん以上いじょうも還元かんげんされる可能かのう性せいが高たかいのです。使つかい方かた次第しだいでは、毎回まいかいの買かい物もので6％近ちかく割引わりびきの恩恵おんけいを受うけることも可能かのうです。自分じぶんの生活せいかつの中なかで何なににお金かねを費ついやしているか、今いま一いち度ど確認かくにんしてみましょう。